映画『帝一の國』が4月29日に公開され、TOHOシネマズ六本木にて初日舞台挨拶が行われ、主演の菅田将暉をはじめ、共演の野村周平、竹内涼真、間宮祥太朗、志尊淳、千葉雄大、永野芽郁、吉田鋼太郎と、永井聡監督が登壇した。
本作は、古屋兎丸の異色コミックを原作に映画化した学園コメディ。エリート学生800人が集結した全国屈指の超名門、海帝高校を舞台に、「総理大臣になって、自分の国を作る」という夢を実現させるため赤場帝一(菅田)が、命がけの生徒会選挙に挑む様を描く。
公開初日を迎え、菅田は「同世代のみんなと吉田鋼太郎さん、永野芽郁ちゃん、そしてスタッフさんと、決して楽とは言えない撮影で僕らが必死で作ったものが初日を迎えるというのは、寂しくもありうれしくもあります」と感慨深げに挨拶。
帝一のライバル・東郷菊馬役を演じた野村は「クセがある役は得意なので、楽しんでやろうと思いました」と振り返った。さらにデビュー当時からお互いをよく知り、7年前にドラマで初共演している菅田に対して「永遠のライバル!」とキッパリ。「久々に共演して、あらためて芝居のやりやすさを再発見することができました。僕らもこの先20年、30年も頑張って“あの人は今”にならないようにしないと」と、ジョークを交えながらも今後の活動に意欲を見せると、菅田も「信頼と安心の野村周平です」と、今回の共演を喜んでいた。
自ら「爽やか専門家です」と話す大鷹役の竹内に、「もう専売特許だね」と菅田。「カッコいいセリフが多かったので、嘘くさくならないように気をつけました」と爽やかな笑顔を見せる。
一言発するだけで、客席からも登壇者からも「かわいい~」と声がかかる、アイドル的存在・榊原役の志尊は「みなさんと共演できてよかった。男に生まれてきた良かった~!」と言い放ちつつ、「間宮くんの目が怖かった」と吐露。菅田が「野村と間宮が、だんだん【俺の女】みたいな雰囲気を出してきて(笑)」と明かすと、間宮は「(志尊が)なんで男に生まれてきたんだ・・・と思うと腹がたった」と笑った。
ハーフの氷室ローランド役を演じた間宮は、「お父さん役の人が完全に外国人で。通訳の方を介して会話をしていたんです(笑)」と苦笑い。吉田が「原作を読んだとき、僕が氷室ローランド役だと思ったのに、鋼太郎じゃなくて祥太朗でした」とコメントし、会場を沸かすと、他のキャスト陣に「高校生役をやるつもりだったんですか!?」とツッコまれていた。
このメンバーの中で最年長、28歳の千葉も“可愛さ”には負けてないとばかりに、「何歳まで高校生役を演じられるか」と問われると「40歳!」と堂々宣言。菅田も「ぜひ主演でやってほしいですね」と伝えると会場から大きな拍手が送られる場面も。
帝一のガールフレンド・白鳥美美子役を務めた永野には「実際に付き合うとしたらどのキャラがいい?」という質問が。永野が「菊馬くん・・・は無理なんです」と答え、肩を落とす野村。「やっぱり(大鷹)弾くんがいいです。男性からも女性からも好かれるキャラなので」と回答し、弾役の竹内は嬉しそうにガッツポーズを決めた。
菅田への質問コーナーでは、間宮が「オールアップの日、なぜか菅田くんが全員にキスをして回ったんです。その理由を聞きたい」と問いかけると、会場がざわめく。菅田が「マウス・トゥー・マウスでね」と告白すると会場からは悲鳴にも似た歓声が上がった。
菅田は「撮影から終わって戻ってきたら、すでに撮影が終わっているにも関わらずみんなが待っていてくれて。最初に目があったのが周平で、自然と・・・(笑)。その流れで間宮、次・・・となって。千葉くんはもう待っている雰囲気だった」と笑いを誘いながらも、「待っていてくれてありがとうという気持ちと、これまで撮影ありがとうという気持ちでした」と心境を明かす。菅田とのキスを受けた千葉は「凄く柔らかかった」と感想を述べ嬉しそうにえ微笑み、終始笑いの絶えない舞台挨拶となった。
映画『帝一の國』
出演:菅田将暉、野村周平、竹内涼真、間宮祥太朗、志尊淳、千葉雄大/永野芽郁、吉田鋼太郎
監督:永井聡
脚本:いずみ吉紘
企画・製作:フジテレビ
制作プロダクション:AOI Pro.
配給 :東宝
(c)2017フジテレビジョン 集英社 東宝 (c)古屋兎丸/集英社
公式サイト:http://www.teiichi.jp/e
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