史上最悪の原発テロに立ち向かう男たちを描いた、
クライシス・サスペンス超大作。
1995年の原作発表から20年――
映像化不可能と言われた東野圭吾のロングセラー小説、
遂に完全映画化!
原作:東野圭吾×監督:堤幸彦
映画『天空の蜂』
現在、稀代のヒットメーカーとして作品を送り続けている東野圭吾が1995年に発表した「天空の蜂」。
最新鋭にして日本最大の超巨大ヘリコプターを乗っ取り、原子力発電所の真上に静止させるという史上最悪の原発テロと、この究極の危機に立ち向かう人々の8時間のドラマを描いた本作は、原発を題材にしたテーマ性やその物語のスケールの大きさから、長年映像化不可能とされ続けていました。20年前に書かれた小説でありながら、東日本大震災後の現在の日本を予見しているかのような内容が描かれ、「まさか1995年に書かれたとは思えない」という驚嘆の声が多数、現在も大きな話題を呼んでいます。メガホンをとるのは、日本有数のヒットメーカー、堤幸彦監督。「20世紀少年」シリーズなど様々な作品を手がけてきた堤監督が、東野圭吾最大の勝負作の映画化に挑みます。
この度、本作の公開日が9月12日(土)に決定されると共に、物語の核を担う“二人の設計士”、江口洋介さんと本木雅弘さんのイメージカットが新たに到着。
江口洋介が演じるのは、長年、家族との時間を犠牲にしながらも、自衛隊用の超巨大ヘリ≪ビッグB≫の開発に取り組んできたヘリコプター設計士・湯原。一方、本木雅弘が演じるのは、湯原と同期入社で、日本の発展に寄与するエネルギーと信じ、原子力発電所の設計に携わってきた原発設計士・三島。
今回到着したビジュアルでは、立場は違いながらも、同じ技術者であり、普通の父親でもある二人が“原発テロ”に立ち向かおうとする、その強い使命感が、鋭い視線の中に表れています。同時に、緊張感漂う青いトーンからは、「日本の未来の為にと作り上げてきたヘリと原発がテロに使われ、人類が危険にさらされることになってしまった」ことへの、生みの親としての憂いや葛藤が浮かび上がり、現在の日本が抱える様々な問題について、直視することを避けてきた我々に問いをなげかけているようにも見えます。しかし、二人の上にある眩しいほどの光は未来へのかすかな希望も感じさせ、“原発テロ”という前例のない題材が描かれる本作がどのような結末を迎えることになるのか、期待させるビジュアルとなっています。
【ストーリー】
爆薬を積んだ超巨大ヘリが原発に墜落するまで、タイムリミットは8時間。
大切なものを守り抜くために――命を懸けたカウントダウンが、始まる。
1995年8月8日。最新鋭の超巨大ヘリ《ビッグB》が、突然動き出し、子供を一人乗せたまま、福井県にある原子力発電所「新陽」の真上に静止した!遠隔操縦によるハイジャックという驚愕の手口を使った犯人は〈天空の蜂〉と名乗り、“全国すべての原発の破棄”を要求。従わなければ、大量の爆発物を搭載したヘリを原子炉に墜落させると宣言する。 機内の子供の父親であり《ビッグB》を開発したヘリ設計士・湯原(江口洋介)と、原子力発電所の設計士・三島(本木雅弘)は、上空に取り残された子供の救出と、日本消滅の危機を止めるべく奔走するが、政府は原発破棄を回避しようとする。燃料が尽きてヘリが墜落するまで、残された時間はたった8時間――姿の見えない敵との緊迫の攻防戦が始まった。
その頃愛知県では、《ビッグB》と原発を開発した錦重工業本社に、家宅捜索が入っていた。総務課に勤める三島の恋人・赤嶺(仲間由紀恵)は、周囲に捜査員たちが押し寄せる中、密かに恋人の無事を祈る。一方、事件現場付近で捜査にあたる刑事たちは、《ビッグB》を奪った謎の男(綾野剛)の行方を追跡。聞き込みを続けるうちに、ある意外な真相へと辿り着いていく――。
出演:江口洋介、本木雅弘、仲間由紀恵、綾野剛 ほか
監督:堤幸彦 原作:東野圭吾「天空の蜂」(講談社文庫)
脚本:楠野一郎 音楽:リチャード・プリン 配給:松竹
コピーライト:(c)2015「天空の蜂」製作委員会
公式サイト:www.tenkunohachi.jp
9月12日(土) 全国ロードショー