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【第28回東京国際映画祭レポート】オスカー女優ヘレン・ミレン2年ぶり来日!レッドカーペットで神対応!! 『黄金のアデーレ 名画の帰還』

第28回東京国際映画祭の特別招待作品に選出された映画『黄金のアデーレ 名画の帰還』。10月24日₍土₎の上映に合わせ、主演のヘレン・ミレンが『REDリターンズ』以来、約2年ぶりに来日。今回が初来日となるサイモン・カーティス監督とともに、映画祭のオープニングレッドカーペットに登場しました。

ヘレン・ミレン1s

先日イギリスのミラー紙で“最も影響力のある女性NO.1”に選ばれ、抜群のファッションセンスでも話題を集めるヘレン・ミレンは、Badgley Mischkaの胸元が大胆に開いたドレスに、きらびやかなブシュロンのイヤリングをあしらった姿で、沢山のファンで埋め尽くされたカーペットを悠々闊歩。70歳となっても全く衰えぬその美貌に歓声が上がる中、日本でのプレミアをとても楽しみにしていたという彼女は、集まった多くのファンに対し、終始チャーミングな笑顔で神対応。サインや写真まで一緒にとる丁寧なファンサービスを披露。英国デイムのカーペット上でのさすがの別格の気品は、ひと際目立っていました。

また、「映画祭を通して、これだけ皆さんが映画を愛していることが感じられて嬉しい。日本に来ることができてとても光栄」と喜びをあらわにしたサイモン・カーティス監督(『マリリン 7日間の恋』)についても大変信頼をしている様子で、「映画のテーマとなった、名画「黄金のアデーレ」(「アデーレ・ブロッホ=バウアーの肖像Ⅰ」)は、学生時代部屋にポスターとして飾っていたくらい好きでした。本作は、その名画にまつわる、過去の悲しいテーマを描いてはいるけれど、(サイモン)監督が受け入れやすく、とても軽いタッチも描いてくれているので、そうしたコメディの要素も楽しんでもらいたい」と映画の見どころを語りました。最後には流暢な口調で「アリガトウ」と日本語でファンに挨拶。大女優でありながら、最後まで上品かつ丁寧な姿勢を見せるヘレンに対し、会場から温かい拍手が鳴りやまない中、二人は大満足した様子でカーペットを後にしました。

ヘレン・ミレン2s

 

『黄金のアデーレ 名画の帰還』

クリムトが描いた一枚の肖像画。幸せな記憶を封印したウィーンで、私は家族を取り戻す。
ナチスに奪われたクリムトが描いた伯母の肖像画返還を求め国を訴えた女性の奇跡の実話。
一人の女性が、喪失から立ち上がり、奇跡を起こすー最後に明かされる真実が、前へと進む力をくれる希望と感動の実話。

【STORY】
アメリカで暮らす82歳のマリア・アルトマンが駆け出し弁護士ランディと共に起こした裁判に、世界が仰天した。
訴えた相手は、オーストリア政府。“オーストリアのモナリザ”と呼ばれる、クリムトが描いたマリアの伯母の肖像画「黄金のアデーレ」の返還を求めてのものだった。その名画には、ナチスに運命を翻弄されたマリアと彼女を取り巻く人々の美しい思い出と涙の記憶が詰まっていた――。

◆監督:サイモン・カーティス 『マリリン 7日間の恋』
◆脚本:アレクシ・ケイ・キャンベル
◆出演:
ヘレン・ミレン『クイーン』(アカデミー賞主演女優賞受賞)
ライアン・レイノルズ『あなたは私の婿になる』 ほか
配給:ギャガ(C)THE WEINSTEIN COMPANY / BRITISH BROADCASTING CORPORATION / ORIGIN PICTURES (WOMAN IN GOLD) LIMITED 2015

11月27日(金)、TOHOシネマズ シャンテ他全国ロードショー