映画『走れ!T校バスケット部』のプレミア上映会が10月11日、東京・丸の内TOEIにて行われ、主演の志尊淳をはじめ、共演の佐野勇斗、早見あかり、戸塚純貴、佐藤寛太(劇団EXILE)、鈴木勝大、西銘駿、阿見201、椎名桔平と、古澤健監督が舞台挨拶に登壇した。
実話に基づいた松崎洋の同名小説を実写映画化した本作は、弱小バスケットボールチームの成長を通して、高校生の悩みや葛藤、仲間との絆、家族の思いを描いた汗と涙の青春スポーツ映画。バスケの強豪高校でスタープレイヤーとして活躍するも、いじめをきっかけにバスケットボールを辞めていた田所陽一役を志尊、陽一が編入した多田野高校(通称T校)のバスケット部キャプテン・矢嶋俊介に佐野、同じくチームメイトに戸塚、佐藤、鈴木、西銘ら、今をときめく若手イケメン俳優陣がズラリと揃った。
大歓声で迎えられたキャスト陣。佐野が「今日は、イケメンがたくさん来ています! ぜひ目の保養をして癒されて帰ってください」と観客に呼びかけると、共演たちから「自分で言うか!」と総ツッコミを入れられ、スタートから会場は和やかムードに。
また、戸塚は舞台「カレフォン」に出演のため、舞台挨拶の途中で退場することとなのだが、「売れちゃってる? 売れちゃってる? 僕もびっくりしてます。みんなも一緒に来る?」と言いながら会場を沸かし退場。しっかり爪痕を残していった戸塚に、佐藤は「爪痕の残し具合がエグい・・・(笑)」と大笑い。
壇上でも活発なクロストークが展開され、仲の良さを見せたキャストたちだが、ほぼバスケットボールは初心者で、撮影前から約3か月におよぶバスケットボールの特訓を行い、CG・代役なしで演じきった。佐藤は「シュートまでの一連の動きは切り取れないから、シュートが入らなければ始めから撮り直さないとならなかったんです。でも、その度に結束力が強くなっていった気がする」と語る。古澤監督も「時間のないなか、『プレーヤーとして納得できない』と彼らから言って何度も撮り直ししました。みんながT校の部員として一生懸命プレーしてくれた。まさに役を生きていて嬉しくて感動しました」と絶賛。ところが、「ただ、佐野が・・・。いいシュートを入れると『監督!やりました!』って、僕に向かってニコッと笑顔を見せるんですよ・・・(笑)」と佐野のお茶目な一面を明かし、会場を沸かせる。
志尊はチームワークを高めるため、「人狼ゲーム」を合宿や現場に持ち込み、毎晩のようにやっていたという。「歳が離れている方もいらっしゃったので、みんなハマってくれて、いいコミュニケーションが取れました」と振り返った。すかさず鈴木や佐藤らが「志尊くんが、ダントツぶっちぎりで上手かった!」と褒め称えるも、阿見201は「途中で眠くなりながらやってると、志尊が『みんな、負けたら本当に狼に食べられるって緊張感もってやってる!?』っていうんですよ(笑)」と暴露。志尊は「回を重ねるうちに、『志尊うるさすぎない?』『とりあえず志尊を最初に潰そうか』って言い出して、最後は審判やってました」と苦笑い。
T校バスケット部マネージャー・佐藤浩子役を演じた早見は、「志尊くんは私にも食事に誘ってくれて仲間に入れてくれました。『カレー食べに行くけど行く?』って言われて、『カレーは食べたくない』って断っちゃったりしたけど(笑)」と笑顔で話した。
また、バスケ初心者という役どころを演じた西銘は「凄く練習してバスケ上手くなったのに、初心者の役だから下手くそなレイアップシュートをしなきゃいけなかったんです! だから2回苦労しましたよ」と本音をチラリ。
そんな西銘の姿に志尊は「駿がずっと汗水たらして頑張っていたのを見ていました。そこで『駿のシュートシーンを作ってあげよう』ってみんなで話して、生意気ながら監督に嘆願しました。そしたら監督が『早く撮影が終わったら空いた時間に撮る』と言ってくれて。僕らで頑張ったチームでした」とチーム一丸となって臨んだ撮影を振り返る。西銘は「なかったシーンを作ってくれて本当に感謝しています。志尊くん、愛しています!」と、満面の笑みを浮かべながら感謝の気持ちを口にしていた。
映画『走れ!T校バスケット部』
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11月3日(土)全国東映系にてロードショー!