劇場版『TOKYO MER～走る緊急救命室～』の完成披露試写会が4月11日、東京国際フォーラムにて行われ、主演の鈴木亮平をはじめ、共演の賀来賢人、中条あやみ、要潤、佐野勇斗、ジェシー（SixTONES）、フォンチー、菜々緒、仲里依紗、石田ゆり子の豪華キャスト陣と松木彩監督が登壇した。
2021年 7月期に、TBS日曜劇場枠で放送されたドラマ「TOKYO MER～走る緊急救命室～」。オペ室を搭載した大型車両（ERカー）で事故や災害の現場に駆け付け、“1人も死者を出さない”という使命のもと、自らの危険を顧みず患者のために戦う医療チーム【TOKYO MER】。「新たな救命医療ドラマ」として多くの感動を生み、熱いチームワークや衝撃的なストーリーをさらにパワーアップして映画化。待っているだけじゃ、救えない命がある―。 命の危機に挑む医療従事者たちの、勇気と絆の物語をかつてない大規模で撮影し、劇場版として届ける。
今回の舞台は、横浜・みなとみらい。横浜のシンボル・ランドマークタワーや赤レンガ倉庫など日本有数の観光名所で、【TOKYO MER】メンバーや、新たなライバル組織【YOKOHAMA MER】の縦横無尽な大活躍を描き出す。【TOKYO MER】には、チーフドクター・喜多見幸太を演じる鈴木亮平をはじめ、ドラマのキャストが続投するほか、研修医・潮見知広役のジェシー（SixTONES）や【YOKOHAMA MER】のチーフドクター・鴨居友役の杏ほかも参加し、豪華キャストが顔を揃えた。
会場の客席扉から入場し、颯爽と花道を通って登場したキャストたち。会場は驚きとともに大きな拍手で包まれた。
過酷な撮影を経て、自分自身にとってどんな作品になったか？と聞かれた鈴木は「自分の中で特別な作品であることは間違いない。特別になった瞬間を自分でもはっきりと覚えています」と語り、「新型コロナのパンデミックが起こった時に、元々その危険に自ら取り組んでいって人を助けるという医療従事者の方々を称えるために作ったと思ったドラマでした。でも、毎回死者0で終わるという希望的な物語が（コロナ禍で）感染者が爆発していた時に日本中の皆さんに受け入れられるんだろうかと不安でした 」とドラマの撮影当時を振り返りつつ、「今でも覚えているのが、ちょうど第3話を撮っている時、豊橋のホテルで第1話の放送を観たんです。そのあとに、たくさんのメッセージをいただいて。『素晴らしかった』『いま、こういう話を観たかった』とか。監修してくださったお医者さんからも『良かった』と言っていただき、『病院で一緒に働いている人たちも喜んでくれている』という話を聞き、凄くホッとした。医療従事者の方だけでなく、消防の方々とか毎日誰かのために頑張っている人たちに届いてほしいという思いで作っていったドラマがリアルタイムで届いている。それを肌で感じられたことは初めてで。その瞬間に僕の中で特別な作品になりました」としみじみと語った。
賀来は「コロナ禍でもあり、オリンピックもあって、ロケ地がなかなかなくて色んなところに（撮影ロケに）行きましたね」と撮影自体にも苦労があったと言い、「この作品は意外にも子供が家族と一緒に観てくれていて。（医療ものなので）怖いんじゃないかと思ったら、“ヒーローもの”として観てくれていたんです。幅広い層に受け入れられて嬉しかったですね」と話す。
中条は、自身が演じた弦巻比奈と自分を重ね合わせ、「比奈先生がセカンドドクターとして成長し、私自身も成長することができました」と満足気。
菜々緒は「私たちの仕事は誰かの人生に影響を与える仕事なんだなというのを実感できて凄く嬉しかったです」と充実感を滲ませながらも、「正直、続編はやりたくないなと思った。その気持ちは私だけじゃないはず」と本音もチラリ。その過酷さは鈴木も「気持ちは分かる･･･」と言わせるほど。しかし、「このメンバーならできる！と信じて頑張りました」と笑顔を見せた菜々緒。続けて「鈴木亮平という男が走りだしたら、もう止まらないですよ」と言い、「普通、オペシーンの手元は他の専門の人がやるのに、私たちがやってるんですよ。それも鈴木さんが『自分でやる』って言い出したから！」と愚痴るも、リアルな映像が届けられることに胸を張っていた。
佐野は「第8話で雨降らしのシーンで、亮平さんが唇が青くなるくらい体が危ぶまれていたのに、次の日にライブを控えていた僕に「遅くまでお疲れ様。明日のライブ頑張ってね」って言ってくれたんです。もう、かなわねーな！と。鈴木さんについて行こうと思いましたね」と鈴木に惚れこむ。
フォンチーは「この作品にでて精神的に強くなりました」と言い、仲は「やっと息子に魅せられる映画に出ることができました」と喜びながら、「台本がくるとすぐにセリフ量をチェックしてました。でも、本当に皆さんはロボットなのかなと思いましたね。皆さん素晴らし過ぎて、ドラえもんの“暗記パン”でも食べてるじゃないかと」と驚いていた。
劇場版から参加となったジェシーは、最初の挨拶で「ジェシーを演じました、潮見知広です。逆だねッ！」と言って笑いを誘うも、「最初は僕でいいのかなと不安もありましたが、皆さん優しいですし、とても勉強になりました。潮見のストーリーと、普段の僕ではないところも見せられたかなと思っています。本当に感動する作品ですし、何度観ても明日の活力というか、頑張って生きていこうという気持ちに絶対になると思います。そして、この作品を観て、困った人がいたら助けに行くという気持ちになっていただけたら嬉しいです」と、真摯に語っていた。
そんなジェシーを鈴木は「ジェシーくんが加わったことで、平均身長もまた上がりましたし･･･(笑)」と言いながらも、「ジェシーくんが我々の出来上がっているところに飛び込んできてくれて、一気に溶け込んで入ってくれたので、僕らも凄く助かりました。ジェシーくんの頑張りもあって最高の作品になったと思います。本当にありがとう」と感謝の気持ちを伝えていた。
最後に、鈴木が「この作品は初っ端からフルスロットルでいきます。ドラマの放送は2年前ですが、始まったら10秒であの頃のMERに引き込まれると思います。存分に楽しんでください」と声をかけ、舞台挨拶を終了した。
劇場版概要
タイトル：劇場版『TOKYO MER～走る緊急救命室～』
キャスト：
鈴木亮平 賀来賢人 中条あやみ 要潤 小手伸也 佐野勇斗 ジェシー（SixTONES） フォンチー／菜々緒
杏／徳重聡 古川雄大 渡辺真起子 橋本さとし 鶴見辰吾 仲里依紗 石田ゆり子
監督：松木 彩（『半沢直樹』『テセウスの船』ほか）
脚本：黒岩 勉（ドラマ『グランメゾン東京』『マイファミリー』『ラストマン』、
映画『キングダム』シリーズ、『ONE PIECE FILM RED』）
配給： 東宝
映画のマルシー： ©2023劇場版『TOKYO MER』製作委員会
公式HP： https://tokyomer-movie.jp/
公式Twitter：tokyo_mer_tbs
公式インスタグラム：tokyo_mer_tbs
公式TikTok： @tokyomer
SPドラマ概要
タイトル：『ＴＯＫＹＯ ＭＥＲ～隅田川ミッション～』
放送日時：４月１６日（日）よる９：００～１０：１９
スタッフ：
■製作著作 TBS
■脚本 黒岩 勉（『グランメゾン東京』『マイファミリー』映画「キングダム」シリーズ 「ONE PIECE FILM RED」）
■企画プロデュース 高橋正尚
■プロデューサー 八木亜未（『テセウスの船』）
■監督 松木 彩（『半沢直樹』『テセウスの船』）
出演者：
喜多見 幸太 … 鈴木亮平
音羽 尚 … 賀来賢人
弦巻 比奈 … 中条あやみ
千住 幹生 … 要 潤
冬木 治朗 … 小手伸也
徳丸 元一 … 佐野勇斗
ホアン・ラン・ミン … フォンチー
○
蔵前 夏梅 … 菜々緒
青戸 達也 … 伊藤淳史
○
久我山 秋晴 … 鶴見辰吾
駒場 卓 … 橋本さとし
高輪 千晶 … 仲 里依紗
赤塚 梓 … 石田ゆり子
ドラマ公式サイト：https://www.tbs.co.jp/TokyoMER_tbs/
公式 Twitter:@tokyo_mer_tbs
公式 Instagram:tokyo_mer_tbs
４月２８日（金）TOKYO MER緊急出動！
