映画『翔んで埼玉 ～琵琶湖より愛をこめて〜』の初日舞台挨拶が、11月23日、東京・丸の内TOEIにて行われ、GACKT、二階堂ふみ、加藤諒、益若つばさ、堀田真由、くっきー！（野性爆弾）、高橋メアリージュン、川崎麻世、藤原紀香と、武内英樹監督が登壇した。
魔夜峰央の原作『このマンガがすごい! comics 翔んで埼玉』を2019年に実写化した映画『翔んで埼玉』。その続編となる『翔んで埼 玉 ~琵琶湖より愛をこめて~』は、オリジナルストーリーながら魔夜峰央原作のデコラティブな世界観全開で、まさかの埼玉を飛び出し日本全土を巻き込む天下分け目の東西ディスり対決を描く。
監督は前作に続き武内英樹が務め、GACKT演じる麻実麗、二階堂ふみ演じる壇ノ浦百美をはじめ、滋賀解放戦線のリーダー“滋賀のオスカ ル”こと桔梗魁を杏、冷酷無慈悲な大阪府知事“関西のラスボス”こと嘉祥寺晃を片岡愛之助、ほか埼玉解放 戦線員の加藤諒、益若つばさ、滋賀解放戦線員の堀田真由、くっきー!(野性爆弾)、高橋メアリージュン、 そして現代パートを彩る和久井映見、アキラ 100%、朝日奈央、さらには西のクセツヨ軍団として天童よしみ、山村紅葉、モモコ(ハイヒール)、川﨑麻世、藤原紀香など超豪華キャスト陣が顔を揃えた。
無事公開を迎え、GACKTは「埼玉は今おかしいことになっているんだと監督が話されていて、『映画感１つで何回回ししていると思う？』と聞かれたんですが、僕の予想をはるかに超える20回回しだと」と１日に20回上演しているという驚きの告白。監督が「4つのスクリーンで15分に1回始まっているんです」と説明し、会場から驚きの声が上がる。さらに、「滋賀はもっとおかしなことになっていて、23回回しだと！」と続けると「滋賀のほうが勝ってる！よっしゃー！」とくっきー！。会場からおおきな拍手が起こっていた。
この日は航空会社ジェットスターのツアー企画でこの日の舞台挨拶に参加した関西の方々も会場に訪れていた。
二階堂は「2作目ができると来た時は大丈夫なのかな？と。（1作目めは）たまたま当たったラッキーな映画だったと思っていましたが、予想を上回って多くの方に届いているんだなと実感しました。そして滋賀、岡山、奈良の方々にはお詫びと感謝の気持ちでいっぱいです」と、深々と頭を下げる。
ツアーの参加者は皆、劇中に登場している姿と同様にスタ袋を着用して着席。空港まで出迎えに行ったという川崎は「滑走路まで出迎えに行ったんですが、この方々はこの姿（ズタ袋の格好）でタラップを降りてこられたんですよ！」と明かし、その徹底ぶりに笑いが起こる。
また、お気に入りのセリフやシーンを尋ねられると、藤原は「私の中で滋賀と言えば“弁財天さん”。なので、“弁財天さんと仲良くならなぁあかんもんね”というセリフが思い出深いですね」と話し、「シーンとしては、やはり川崎さんとのラブシーンです。台本を読んで、（その場に）嘉祥寺晃さんもいるねんな･･･と、ひっくり返りましたが、振り切ってやらせていただきました(笑)」と藤原の夫・片岡愛之助が同席するなかのラブシーンについて回顧し会場を沸かす。
そして、「皆さんへ、大阪府知事の嘉祥寺晃さんからメッセージがありまして、『本日出席したかったのですが、（現在上演中の）博多座の千秋楽を迎えておりまして、どうしてもお伺いすることができませんでした』」と伝えていた。
一方の川崎も「本物の旦那さんがいらっしゃる前でのラブシーンでしたらからね･･･」とやり難さもあったようだが、「ここは役者として遠慮なくやらせていただきましたので、自分でも気に入っているシーンです」と胸を張る。「そのあと、3人で街中華に行って餃子をたべました。あと、愛之助さんと2人で3件飲みに行きましたよ」とわだかまりなく済んだことを報告。藤原も「お互いをリスペクトしているので大丈夫です」とにっこり。
滋賀出身のくっきー！、堀田、高橋も笑顔で登場。「劇中で登場する“とびだしとび太”は当たり前だと思っていました」とくっきー！「滋賀県人は自分たちはいじられていないと思っていたので、やっぱりいじられていたんだなと思いました」と苦笑い。
堀田が「くっきー！さんを『お兄様』と呼ぶことがどうしても自分の中で落とし込めなかったんです･･･」告白すると、くっきー！は「え！？ 僕はちゃんと妹だと思っていたのに」とショックを受ける一幕も。
高橋が「うちの村には信号がないから、“とびだしとび太”で飛び出さないようにしようと、安全が守られていたんです」と言うと、くっきー！が「滋賀に信号がないわけじゃないから。いっぱいある」と慌てて説明し、ここでも笑いが起こる。
前作から引き続き出演した益岡と加藤。益岡は「GACKTさんは関西弁を喋るシーンのとき、ちょうど顔の調子が悪かったらしく･･･『アゴを出したほうがいいかな』とおっしゃってセリフを話していました。そこにも注目していただければ(笑)」と述懐。当のGACKTは「覚えてないですねぇ」ととぼけていた。
加藤が「とにかく、監督が説明セリフとは僕らが話すスピードを速く！と言うんです。ふつうに喋ったら（映画の尺が）3時間超えになるからって」と、ぼやくと、監督は「（この映画は）大した話じゃないから、ゆっくり話していたらアラが見えちゃうんで、早口のほうがいいかなと思って(笑)」と言い放っていた。
フォトセッション時には琵琶湖の最大水深104メートルにちなみ、“とびだしとび太”に扮した子供104人が舞台上にサプライズ登場し登壇者と観客を驚かせる。二階堂らが「可愛い～！」と声を上げるなか、GACKTだけは「誰も僕と目を合わそうとしない･･･」とちょっぴり寂しそうにしていた。
『翔んで埼玉 ~琵琶湖より愛をこめて~』
《プロローグ》
その昔、東京都民からひどい迫害を受けていた埼玉県人は自由を求め立ち上がった。
麻実麗・壇ノ浦百美をはじめとする埼玉解放戦線の活躍により通行手形制度が撤廃され埼玉は平穏な日常を手に入れた。
しかし、それは単なる序章に過ぎなかった…。
さらなる自由と平和を求め、埼玉の心をふたたびひとつにするため、埼玉解放戦線は次なる野望へと突き進む。
〜日本埼玉化計画・第II章 東西対決〜
遥か西の地・関西へと飛び火したこの事態は東西の天下を分かち全国をも巻き込む大事件へと発展していく。
史上類を見ない壮絶なディスバトルの火蓋が今、切られようとしていた——。
キャスト： ＧＡＣＫＴ 二階堂ふみ 杏 堀田真由 くっきー！(野性爆弾) 高橋メアリージュン 天童よしみ ／ 片岡愛之助 ほか
原作：『このマンガがすごい！comics 翔んで埼玉』 魔夜峰央（宝島社）
監督：武内英樹（「のだめカンタービレ」シリーズ、「テルマエ・ロマエ」シリーズ、「ルパンの娘」シリーズほか）
脚本：徳永友一（「探偵の探偵」「僕たちがやりました」『かぐや様は告らせたい』シリーズ、『ライアー×ライアー』ほか）
映画コピーライト：?2023 映画「翔んで埼玉」製作委員会
公式Xアカウント：＠m_tondesaitama
公式TikTokアカウント：＠m_tondesaitama
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