千両集めてビンボー脱出!知恵と勇気と我慢の銭戦が今、はじまる―
じつは“実話”な 痛快歴史エンターテインメント超大作!!
“氷上の殿様” 織田信成、後輩・羽生結弦の演技を大絶賛!!
自身も「続編で、ぜひ殿様役に立候補したい」と意欲語る
阿部サダヲ主演、更には、瑛太、妻夫木聡、竹内結子、松田龍平ら、超豪華キャストが出演に加えて、フィギュアスケーターの羽生結弦が映画初出演で殿役を演じることでも大きな話題を呼んでいる「殿、利息でござる!」。
先日公開された、羽生選手の初々しい撮影現場の様子を捉えたメイキング映像にて、今まで見ることが出来なかった羽生選手の新たな一面が披露され、大反響を呼び起こしている中、5月4日、都内にて氷上の“殿様”ことプロフィギュアスケーターの織田信成がサプライズで登壇。「殿、利息でござる!」の殿役に物申す!トークイベントを行った。
厳しい倍率の中、見事当選を勝ち取った約100名に向け、特別試写会と合わせて行われた本イベント。上映後の熱気冷めやらぬ中、凛とした紋付袴の着物姿で登場した、氷上の“殿様”ことプロフィギュアスケーターの織田信成は、登場するや否や「映画にちなんで、着物で参ったでござる!」と挨拶。織田のサプライズ登場に場内が沸く中、「大きな拍手で迎えていただきありがとうございます!歓声なのか笑い声なのか分からないですが(笑)着物は着慣れていないけれど、凛とした気持ちになって、良いですね」と続けた。
さっそく映画の感想を聞かれた織田は、「皆が同じ目標に向かって頑張れば、夢は必ず叶うんだと改めて気づかされましたね。どちらかというとフィギュアは個人競技ですが、その裏には、多くの人に支えられている事実がある。自分も現役時代に沢山の人に支えられてきたので、そういった経験も思い出しながら観ました。」「フィギュア選手時代のコーチは母だったので、かなりお金を両親に工面してもらっていたところもあったのですが、どうしても衣装代など色々とお金がかかるため、飲み物やお弁当は持参したりと、自分自身でも小さなことですが節約してましたね。“つつしみの精神”で特に母親には告げずにやっていたので、気が付いていないと思いますけど。劇中でも、寄付した自分の名前を出さないという「つつしみの精神」の美しさに感動しました」と、選手時代の経験を踏まえて本作を絶賛!
また、阿部サダヲ演じる、主人公の穀田屋十三郎(こくだや・じゅうざぶろう)をはじめ、私財を投げ打って節約を重ね、千両(現在の約3億円)もの大金を集めた登場人物に対し、「自分がもし3億円を貯めなければならない状況になったら、今住んでいる町のためならやりたい!って思いますね。自分の愛した町を守るためならやれる気もします!でも十三郎のように率先してできるかって言ったらちょっと難しい気もしますね。十三郎は本当にカッコいいと思う」と、コメント。その一方で「節約のためといえど大好きなスイーツの我慢は無理かも…」と葛藤した様子を見せつつ、「でも、大好きなスイーツも町があってのものですしね。…頑張って我慢します!」と語り、会場の笑いを誘った。
さらに、2人の息子の父親でもある織田は、「僕にも息子がいるので、劇中の親子関係のシーンにはぐっときました。十三郎の父親が何も子供に語らずにやり通していたところに、父親としてのカッコよさをすごく感じました。自分もこんな父親になりたい。普段は、「お父さんこんなに頑張って切り詰めているんだから、あなたも頑張りなさい!スイーツもこんなに我慢してるんだから、お菓子ばっかり食べないの!」ってめちゃくちゃ自分のことつつしまずに言っちゃってますからね(笑)」と、劇中で十三郎と息子の音右衛門(重岡大毅 ジャニーズWEST)や十三郎の父・先代、浅野屋甚内(あさのや・じんない / 山﨑努)といった、“父と息子”の関係が深く描かれていることにも触れつつ、司会から「映画の音右衛門のように、息子が父のためにしたのと同じようなことをされたら」と聞かれると、「もう想像しただけで泣いちゃいます!なんて良い子に育ってくれたんだ!って」と目を潤ませながら答えた。
一方、フィギュアスケートの仲間でもある、羽生結弦選手が殿様役で映画初出演を果たしたことについて、「羽生くんが殿役で出演決定というニュースを見た時、本当に衝撃が走りました。どうしても今日は羽生くんに一言モノ申したい」と明かした織田は、「フィギュアスケート界のお殿様といえば僕じゃないのかと!なぜ、僕にオファーがこなかったのか不思議です。ブログのタイトルも「氷上のお殿様」なのに!「殿」の愛称で10年近く愛されてきた自負もあるんですけどね(笑)」とコメント。
さらにヒートアップする織田は、「発表前に一言でいいから、僕に「先輩の作ってきたキャラクターをちょっとやらせていただきます」って羽生君に言ってほしかった(笑)羽生君はどちらかというと、 “王子様、プリンス”でしょ!“殿様”は僕から取っちゃダメだよ!」と続けた。
実際に映画を観た直後に、羽生選手と連絡を取ったという織田は、「演技も上手くて、本当に素敵だったと羽生君に伝えたら、「先輩の“殿姿”も笑顔が最高ですよ」って、めちゃくちゃ気を遣ってもらいました。羽生君後輩なのに…(笑)」と語りつつ、「続編があれば、ぜひ僕も別の殿様役に立候補したい!いつか銀幕デビューしたいです」と熱く語った。
終始笑いに包まれたムードで行われたトークイベント後のフォトセッションでは、織田は柔和な表情から一変、のぼり旗を掲げ、まるで本物の“殿様”さながらの堂々とした表情を見せ、集まった多くの報道陣に対し、本作をアピール!「本当に人間ドラマが沢山つまった映画で、感動できます。羽生さんの演技は本当に素晴らしいので、ぜひ注目してください。」と締めくくりイベントは終了した。
■ストーリー
今から250年前の江戸時代、藩の重い年貢により夜逃げが相次ぐ宿場町・吉岡宿に住む十三郎(じゅうざぶろう)は、知恵者の篤平治(とくへいじ)から町を救う計画を聞く。それは藩に大金を貸付け、利息を巻き上げる逆転の発想だった!3億円の大金を水面下で集める前代未聞の頭脳戦勃発!ビンボー庶民が、殿を相手に一世一代の大勝負に挑む!阿部サダヲ、瑛太、妻夫木聡、竹内結子ら超豪華キャスト集結!破産寸前、絶体絶命の大ピンチを救えるのか!?じつは“ 実話”な痛快歴史エンターテインメント超大作がついに誕生!
■作品概要
原作:磯田道史『無私の日本人』所収「穀田屋十三郎」(文春文庫刊)
出演:阿部サダヲ 瑛太 妻夫木聡 竹内結子 松田龍平 他
監督:中村義洋
製作:「殿、利息でござる!」製作委員会
配給:松竹
クレジット:(C)2016「殿、利息でござる!」製作委員会
公式HP:www.tono-gozaru.jp
5月7日(土)宮城県先行/5月14日(土)全国公開、でござる!