宮藤官九郎監督最新作、長瀬智也・神木隆之介出演『TOO YOUNG TO DIE!若くして死ぬ』が、本日より全国公開。公開初日を記念して、主演の長瀬智也をはじめ、神木隆之介、尾野真千子、森川葵、桐谷健太、清野菜名、古舘寛治、皆川猿時、そして宮藤官九郎監督がTOHOシネマズ 六本木ヒルズでの初日舞台挨拶に登壇した。
上映後の熱気冷めやらぬ中、長瀬智也らが登場すると、場内のボルテージは一気に最高潮に!!満席となった観客に向けて「皆さんありがとうございます。昨日は地獄のライブ(※24日放送の「ミュージックステーション」(テレビ朝日)に地獄の専属ロックバンド・地獄図(ヘルズ)として神木隆之介、桐谷健太、清野菜名とともに出演)があって、疲れてます(笑)」とお礼を述べた長瀬は、初日を迎えたことに「ちょうど撮影は1年前だったのですが、ようやく公開を迎えられて良かったです。ここにいる素晴らしいキャストとスタッフでしか表現できない作品だったと思います。何回も観てもらえれば、その数だけ違った感動をしていただけると思います」とコメント。
続けて「無事この日を迎えられたのは、本当に皆さんのおかげです。ずっと今日を楽しみにしていたので、嬉しいです!」(神木/地獄に落ちた高校生・大助役)、「本当に公開できてよかったと、しみじみと喜んでいます」(尾野/キラーKの元カノ・なおみ役)、「やっと皆さんにこの映画をお届けすることが出来て、本当に嬉しいです!こんなに面白い映画は他にはない!って思えるくらい私も好きな映画なので、私たちと一緒に、皆さんも広めてもらえると嬉しいです!」(森川/大助が想いを寄せる同級生ひろ美役)、「こういう(鬼ではない)姿で皆さんにお会いできるのをとても嬉しく思います」(桐谷/地獄の緑鬼・COZY役)、「沢山の方が劇場に来てくださって嬉しいです!」(清野/地獄の鬼・邪子役)、「なんで僕の挨拶の時だけ笑いが起きるんですかね(笑)土曜の朝から映画館に来てくださる皆さまは最高のお客さま!僕がもっとも大事にしたい人種ですね。本当に公開できてよかった!」(古舘/大助の同級生・松浦役)、「映画を観た後の皆さんは、すごく良い顔してますね。女性の皆さんは、昨日よりもちょっと可愛くなってる。そんな効果のある映画です。あ、お母さん達は昨日と一緒ですよ。」(皆川/大助の同級生・じゅんこ役)とそれぞれ喜びを語りました。
また、宮藤監督も笑顔を見せ、「ようやく公開を迎えられたことを、本当に嬉しく思います」と、一層感慨深い様子を見せました。
本作で、地獄専属ロックバンド“地獄図(ヘルズ)”のボーカル&ギターで、地獄農業高校の軽音楽部顧問の赤鬼・キラーKを演じた長瀬。「元THE MAD CAPSULE MARKETSのKYONOさんや、向井秀徳さんが作曲してくださり、作詞が宮藤監督、そんなスペシャルな曲に自分が歌わせていただくことは本当に光栄でした。22日からサントラ(「TOO YOUNG TO DIE! 地獄の歌地獄」)も販売開始しているので、それを聞きこんでから映画を観るとまた面白いと思います。宣伝じゃないですよ!」と、オススメの鑑賞方法を提案する場面も。
また、MCから「一番鬼だと思う人は誰」との質問には、「桐谷くん。昨日の「ミュージックステーション」での、桑田佳祐さんへのいじり方は鬼でしたよね(笑)」(宮藤)、「健兄(桐谷)はアドリブがすごく多くて、鬼でした(笑)。全く聞いてないことを本番にするので、「え、聞いてないよ!」って驚くことも多かったです」(神木)、「プライベートでは桐谷さんですね。こういう場なので監督ということにしますけど」(古館)と、桐谷に集中する中、当の桐谷は「隆(神木)ですね。撮影の合間に、ケータリングでカレーをいただいたのですが、普通ルーとライスって半々がバランス良いじゃないですか。それを隆はルーをスプーン1杯くらいしかとっていなくて。「ああ、こいつ変態やな」って(笑)。変態だし、カレーを作った人にとっては鬼やなと。もう、“隆”じゃなくて、“ルー”だね。神木“ルー”之介だね。」と得意の”神木いじり”で笑いを誘い、続く長瀬も「隆だと思います。隆は地獄の拷問をうけるシーンが多くて1日吊るされていたりしていたんですが、スタッフの気遣いにも、爽やかに全然平気な顔を見せていて。最後の方は快感を覚えてきたんじゃないかなって(笑)健太の言う通り、変態かもしれませんね。あ、でも可愛い変態ですよ。大丈夫!そんな隆も大好きだから!!」と乗っかり、場内は爆笑に包まれました。
「清野さんはスマイルが鬼可愛い!映画だと終始真赤な鬼の顔なので、同じ人じゃないみたい!」と森川が清野をベタ褒めする中、照れ笑いを浮かべた清野は「私は、鬼と言えばやっぱり監督!ベースを人生でいちども触ったことがなかったのですが、スラップの技をやるってなったときは、鬼だと思いました。5か月くらい猛特訓したんです!」とコメント。
尾野も「監督です。少年のパンツを降ろさせるシーン、普通女性にやらせませんよね?あと、トイレにいるアシカと闘ってくださいって当日言われたり、、鬼でしたね。嘘です!楽しかったです(笑)」、古館も「まったく鍵盤を触ったことのない男に、ピアノ演奏をさせるっていうのが鬼でしたね。毎日必死に練習したのに、本番違うピアノが用意されていたり、もっと笑顔で!って言われたり…」と監督を指す中、最後に皆川が「痔の手術をしたんですが、手術前に僕のお尻を蹴ってきた!宮藤監督は本当の鬼です」と締めくくり、これには一同「やっぱり一番の鬼は宮藤監督だね」と笑顔で納得している様子でした。
さらに、輪廻転生を描いた本作にちなみ、「輪廻転生するなら何が良いか」と聞かれた長瀬は、「宮藤監督になってみたい。かれこれ15年くらい一緒に仕事しているので、宮藤監督は僕が知らない僕の一面を知っていそう。客観的に僕のことを知れる気がするので」とコメント。対する宮藤は、「俺になるときついよ、腰痛いし、辛いところいっぱいあるよ(笑)」と謙遜。
同じ質問に、神木は、「長瀬さんです!近くでギターを弾いているところを沢山観て、こんなに自由に弾けるなんて、気持ちのよさそうだなって」と答えると、長瀬は少し照れつつ、「隆がこれくらい(手を足元に持ってきて)小さかった時から知っているので、すごく大人になったなって感じますね。」と改めて神木とのこれまでを振り返りました。
トーク後は、キャスト・監督らが、赤鬼キラーKのお面をかぶった500人の鬼に囲まれ、地獄の撮影会を実施!劇中、キラーK率いる地獄専属ロックバンド・地獄図(ヘルズ)も得意とする “メロイックサイン”を全員で作り、場内は一体に!
最後に、代表して長瀬と宮藤監督が挨拶。「いままで観たことがないし、これから先もなかなか観られない映画だと思います。僕たちももちろんですが、皆さんにとって、この作品が大事なものになってもらえたら嬉しいです。」(長瀬)、「この映画は地獄を描いた、“仏教映画”です。1度より2度、2度より3度観ていただけると徳を積めるので、お布施だと思って何回も観に来てください(笑)」(宮藤)とそれぞれ締めくくり、最後まで拍手と歓声と爆笑に包まれながらイベントは終了いたしました。
【STORY】
フツーの高校生・大助は、同級生のひろ美ちゃんのことが大好き。修学旅行中のある日、大助は不慮の事故に遭ってしまう。目覚めるとそこは―深紅に染まった空と炎、髑髏(どくろ)が転がり人々が責め苦を受ける、ホンモノの【地獄】だった!!なんで俺だけ?! まだキスもしたことないのに、このまま死ぬには若すぎる!!慌てる大助を待ち受けていたのは、地獄農業高校の軽音楽部顧問で、地獄専属ロックバンド・地獄図(ヘルズ)を率いる<赤鬼>のキラーK。彼の“鬼特訓”のもと、生き返りを賭けた大助の地獄めぐりが幕を明ける―!!
監督・脚本:宮藤官九郎
出演:長瀬智也 神木隆之介 /尾野真千子 森川葵/桐谷健太 清野菜名 古舘寛治 皆川猿時 シシド・カフカ 清/古田新太/宮沢りえ
製作:アスミック・エース 東宝 ジェイ・ストーム パルコ アミューズ 大人計画 KDDI GYAO
制作プロダクション:アスミック・エース
配給:東宝=アスミック・エース
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