TOKIO長瀬智也×神木隆之介15年ぶりに共演！ 映画『TOO YOUNG TO DIE！若くして死ぬ』クランクアップ報告記者会見！ 「地獄は最高！」？

関大助役：神木隆之介

宮藤官九郎監督最新作の映画『TOO YOUNG TO DIE！若くして死ぬ』が、2016年2月に全国公開されることが決定。これを記念し、7月8日、東映東京撮影所のスタジオにてクランクアップ報告記者会見が行われ、主演の長瀬智也と神木隆之介のほか、共演の森川葵、清野菜名、宮藤官九郎監督が登壇し、作品を熱くアピールした。

本作は、地獄の鬼と不慮の事故で地獄に堕ちた高校生が繰り広げる、誰も観たことのない世界初の爆笑地獄コメディ！地獄農業高校の軽音楽部顧問でロックバンド・地獄図（ヘルズ）を率いる“赤鬼”キラーKを長瀬、キラーKから地獄のしくみを教わり、鬼特訓を受けながら現世への転生を目指す高校生・大助を神木が演じる。

11年ぶりに宮藤と映画でタッグを組む長瀬は、「いつか音楽を題材にした映画を一緒にできたらいいねと話していたところ、今回キラーKの話をいただき、ぜひ！とお願いしました。お芝居だけでなく、音楽やコメディなどいろんな要素が含まれています。教科書がなく、楽しくおもいっきりやった答えが作品になっている。宮藤監督でなければできない映画です」と熱弁。最初の挨拶にもかかわらず話が止まらない。「地獄ってこんなところなんだなと思うようなもの凄いセット。毎日90分くらいかけて鬼のメイクをしました。もう自分の顔も忘れるくらい(笑)。クオリティーが高く、心に残る作品になりました」と、作品に対する情熱はハンパじゃない。

一方の神木は、自身が演じる大助を「『これだからこいつは地獄に堕ちたんだな』と思うようなキャラクター」と分析。「いかにイライラさせるかを考えていました。監督にイライラしてもらうのが目標でした」と笑った。神木をキャスティングした宮藤監督は、「神木君を見ていると、サディスティックになってしまう。神木君をいじめたら楽しいだろうなと思って(笑)。彼、いい顔するんですよ」と満足げ。神木と15年ぶりの共演となった長瀬も、「俺もムカついた。でも、こんなにたくましくなっちゃって･･･」と感慨深げだ。

宮藤官九郎監督

長瀬と同じく、自身もバンドを組んでいる宮藤監督。「長瀬君とジャック・ブラックみたいな映画をやりたいと思っていました。海外では、地獄を肯定している曲が多い。悪い事すると地獄に堕ちるという風に教わってきましたが、カッコいい人たちがみんな地獄に堕ちるって思ったら死ぬのが怖くなくなるんじゃないかと。長瀬君が鬼で、地獄でロックやっていたらいいなって思ったんです」とコメント。ミュージシャンとしての顔も垣間見せた。

それを受け、長瀬も「鬼役は、俺しかいないっすよね。違う人がやったら嫉妬しちゃいますよ」とキラーKにぞっこん。「“地獄”とか“デビル”が好き。怖いと思う反面カッコいいと魅力を感じています。36年生きてきて残念ながらお別れした人たちが、地獄でこんなことを楽しくやっていたのなら、それもいいじゃないかなと思いました」と吐露。

鬼イメージ画

また、長瀬演じるキラーKのビジュアルがパネルで紹介され、ギターはTHE ALFEEの高見沢俊彦の所有するエンジェルギターを作った職人が製作。「10kg弱あるギターをかかえて、角や牙とか、子どもの頃に憧れたものがこのキラーKには全部ある。右手がジミヘン、左がカート・コバーン、胸元が忌野清志郎になっていて、足元がマイケル・ジャクソン。凄いです」とニコニコの長瀬だ。

地獄全景

撮影期間の40日間のうち30日を地獄セットのスタジオで過ごしていたという宮藤は、「朝9時から夜11時くらいまで“地獄”で過ごしました。その後、天国の場面をこのスタジオで撮影したら、どうやら“地獄”に慣れてしまったようで僕もスタッフも体調を悪くしてしまって･･･」とエピソードを披露。富士山の土や砂を持ち込んでのセット作りにもこだわりをこめた。

手塚ひろ美役：森川葵

邪子役：清野菜名

地獄図（ヘルズ）の紅一点、ベース担当の清野は、「人生で初めてベースをやらせていただきました。毎日充実していました」と感想を述べ、大助が思いを寄せる同級生を演じる森川は「私は現世しか出番がなかったので、視聴者として楽しみです」と公開を楽しみにしている様子。

最後に「伝説になる作品。お子様からご年配の方まで楽しんでもらえると思います。早く観ていただいて、観客のみなさんのリアクションを見てみたいです」と長瀬が挨拶。2016年2月の公開が待ち遠しい。

さらに会見では、尾野真千子、桐谷健太、古舘寛治、皆川猿時、古田新太らの出演も発表された。

『TOO YOUNG TO DIE！ 若くして死ぬ』
監督・脚本：宮藤官九郎
出演：長瀬智也　神木隆之介／尾野真千子　森川葵／桐谷健太　清野菜名　古舘寛治　皆川猿時／古田新太
製作：アスミック・エース 東宝 ジェイ・ストーム パルコ アミューズ 大人計画 KDDI GYAO
制作プロダクション：アスミック・エース
配給：東宝＝アスミック・エース
コピーライト：(C)2016 Asmik Ace, Inc. / TOHO CO., LTD. / J Storm Inc. / PARCO CO., LTD. / AMUSE INC. / Otonakeikaku Inc. /　KDDI CORPORATION / GYAO Corporation
公式サイト：http://tooyoungtodie.jp/

2016年2月 国ロードショー！