鈴木拡樹「弓で射抜かれたドローンのように映画も大ヒットして欲しい！」 刀剣男士がタキシード姿で勢揃い！ 『映画刀剣乱舞』完成披露上映会

名だたる名剣名刀が「刀剣男士」として顕現し、歴史を改変することを目論む歴史修正主義者と戦う社会現象を起こした刀剣育成ゲーム「刀剣乱舞-ONLINE-」がアニメ、ミュージカル、舞台など数多くのメディアミックスを経て初の実写映画化！その完成披露上映会が12月27日 、東京・TOHOシネマズ六本木にて行われ、鈴木拡樹(三日月宗近役)、荒牧慶彦(山姥切国広役)、北村諒(薬研藤四郎役)、和田雅成(へし切長谷部役)、岩永洋昭(日本号役)、定本楓馬(骨喰藤四郎役)、椎名鯛造(不動行光役)、廣瀬智紀(鶯丸役)、耶雲哉治監督が登壇した。刀剣男士キャストはそれぞれが演じるキャラクターをモチーフにしたタキシード姿で登場。会場に敷かれたレッドカーペットを笑顔で歩き、会場を大いに湧かせた。

鈴木は「ドキドキしてこの日を迎えましたが、皆さんの熱量を受けて楽しんでいただけたのかな、と感じました」と挨拶。荒牧が「僕自身この日を待ち遠しく思っていました。楽しんでいきましょう」と笑顔を見せると、北村も「皆さんに見ていただき、暖かい拍手で迎えていただけて本当に幸せです」と。
廣瀬は「お父さん、お母さん見ている！？レッドカーペット歩いたよ！今両親は旅行中でございます(笑)LINELIVEをご覧の皆さんもぜひ楽しんでください」と早くも会場を盛り上げる。

荒牧演じる山姥切国広は霊剣「山姥切」を模して造られたとされる打刀で写し(オリジナルでないこと)であることがコンプレックス。綺麗と言われることが嫌いでわざと少し汚れた白い布を被っているが、そのため鈴木が「楽屋でこのタキシードに汚し入れた方ががいいんじゃない？と話していたんですよ」と言うと、荒牧は「僕もちょっと思ったんですけど、こんな真っ白なタキシード汚すなんて、もってのほかじゃないですか！」と意見し、笑いを誘う場面も。

映画の撮影現場について話が及ぶと、鈴木が「舞台版をやらせていただいたので、そのキャストが映画に出られることに本当にびっくりしましたし、舞台でやってきたことを映画の中で反映して、活かしていけたらなと考えました」と言及。さらに「舞台では背景などを想像して演じていますが、映像では360度の世界。いろんなことが初めてで･･･、砂利道が戦いにくいとか、太刀が長さがあるので室内では戦いにくいことや、他の刀剣とのコンビネーションや息の合わせ方が舞台上でやるものとは違うものがありますね」と続け、舞台と映像の違いを実感。

今作が「刀剣乱舞」初参加となる日本号役の岩永は長い槍を扱うのが難しかったことや付け慣れない鬘に苦戦したとのこと。「最初は馴染めなかったけれど、ムードメーカーの和田くんのおかげでみんなとも仲良くなれたね」と軽口を叩き、仲の良さが垣間見えた。

他にも、衣装で短パンを着用する椎名と北村が撮影中にブヨに刺されたことを挙げ、「夜に森の中で行う撮影が寒かったです」と苦笑い。それでも衣装スタッフにレッグウォーマーを用意してもらったことに感激し、北村が「スタッフさんの愛に溢れた現場です」と微笑んだ。

今回初めて殺陣に挑戦した定本は「殺陣が上手い人のなかで1人初心者で入るのはすごく緊張しました。撮影前からアクションチームの方に稽古を付けてもらって、アクションシーンの練習をし、撮影が始まっても先輩方や、兄弟役だった北村さんに教えてもらいました」と振り返った。そんな定本を鈴木は「初めてと聞いていましたが殺陣稽古が始まる頃にはもう(殺陣が)できていて、飲み込みが早い。彼が一番練習していたと思います」と評し、実物の日本号と同じ長さの槍を振るった岩永についても「結構な重さと長さがある槍を使っての殺陣はすごい！」と賞賛を述べた。

撮影にはドローンを使うなど大掛かりな撮影が多い中で、耶雲監督は「殺陣やアクションは心配なかったが舞台をいかに超えるかがプレッシャーでした。だからこそイマジネーションが湧いてくる現場でした」と感慨深げ。

また、今作の為に書き下ろされた「UNBROKEN（feat.布袋寅泰）」の主題歌にも注目が集まっている。鈴木は「布袋さんと西川（貴教）さんが歌ってくださると聞いて本当に驚きました」と喜び、耶雲監督が 「西川さんが次回作があれば刀剣男士として出演したいと言ってくれてました」と明かすと、会場から拍手喝采が起こった。

最後に鈴木が「この作品をたくさんの方に観ていただきたいです。『刀剣乱舞』という世界観を知らない方にも観ていただければ」とアピール。そして「実は、ドローンを使った撮影の中で、弓でドローンを射抜いてしまいドローンを1台失ってしまいました」と驚きのエピソードを披露。「大ヒット！したということで(笑)」と映画の大ヒットにかけて祈願すると共に「失ったドローンを取り返すために頑張りたいと思います」と語り目を輝かせていた。

『映画刀剣乱舞』
■原案：「刀剣乱舞-ONLINE-」より（DMM GAMES/Nitroplus）
■監督：耶雲哉治
■脚本：小林靖子
■配給：東宝映像事業部
■コピーライト：©2019「映画刀剣乱舞」製作委員会　©2015-2019 DMM GAMES/Nitroplus
■公式サイト：http://touken-movie2019.jp
■Twitter：@toukenmovie2019

２０１９年１月１８日（金）全国ロードショー