富司純子 × シム・ウンギョン W主演‼
写真界の巨匠 上田義彦 映画初監督作
『椿の庭』
写真・文章:上田義彦 × ブックデザイン:葛西薫
『椿の庭』写真集発売
©2020 “A Garden of Camellias” Film Partners
富司純子とシム・ウンギョンがW主演を務める、サントリー、資生堂、TOYOTAなど数多くの広告写真を手掛ける写真界の巨匠・上田義彦初監督作『椿の庭』(映画は近日公開予定)。本日、映画に先駆けて写真集が発売された。
本作は、椿が咲き誇る一軒の家に住む絹子(富司純子)と絹子の娘の忘れ形見である渚(シム・ウンギョン)、そしてそこを訪れる人々の一年間を描いた物語。庭に咲く色とりどりの草花に季節を感じながら日々を慈しみ生きる家族。それぞれに想いを秘め絹子の家を訪れる訪問者たち。登場人物たちの所作、佇まいなど、毎日を丁寧に生きる
人々の姿を通して、観る者の心を潤す。
★劇中のシーンを贅沢に切り出した写真集が本日発売!
この度、写真集や美術書を多数出版する赤々舎より刊行される写真集『椿の庭』は、同映画の監督、脚本、撮影を手がけた写真家 上田義彦自身の手により1点1点切り出されたフィルムの味わい深い劇中シーンとセリフで構成され、総ページ数は296ページにおよぶ。またブックデザインをアートディレクターの葛西薫と矢入幸一が手がけている。映画の公開が待ち遠しくなるような1冊となった。
写真集は、本日7月20日(月)よりamazonと赤々舎ホームページ(http://www.akaaka.com)で発売開始。7月下旬頃に全国書店でも購入可能となる。
海を望む家。花々が揺らぐ庭。
日々を慈しむ家族の記憶と生が響き合う、珠玉の写真集。
写真集『椿の庭』は、「上田義彦映画作品」から生まれた一冊です。写真家として重要な軌跡を辿ってきた上田義彦が、長年抱いてきたテーマをもとに初監督、脚本、撮影を務めました。そのフィルムから切り出され、少しの言葉とともに構成されたこの写真集は、ストーリーからふと浮遊しつつ、イメージが織りなす豊かな呼吸と時間を湛えている。
人がそれぞれに抱える喪失と記憶。その揺らぎを秘めつつ営まれる暮らしの所作。季節の巡りと響き合いながら生の、そして死への時間が進むなかに、静謐であり切実である美しさが立ち昇ってきます。写真と映像、本と映画のあいだに在ってこの一冊は、手に取るひとりひとりと交わり、さまざまな記憶と今を呼び覚ましてくれるだろう。
新型コロナウイルスの感染拡大防止などのため、映画『椿の庭』は公開延期を余儀なくされました。写真集を先んじて送り出すこと自体に、いま私たちが過ごしているこの時間が刻印され、また、ある閉ざされた状況下であればこそ、本書に息づく光は大切なものに思えます。しなやかな装丁を、映画の前に、そして後に開いていただけるよう願っております。
【写真集発売概要】
書籍名:写真集『椿の庭』
著者:上田義彦
発売日:2020年7月20日発売
ブックデザイン:葛西薫 矢入幸一
協力:2020 “A Garden of Camellias” Film Partners
サイズ:148×223ミリ ページ:296ページ ソフトカバー
ISBN978-4-86541-117-1 C0072
定価:2,800円+税
《ストーリー》
かつて夫と語り合い、子供たちを育てた家に、今は孫娘の渚と住む絹子。夫の四十九日を終えたばかりの春の朝、世話していた金魚が死に、椿の花でその体を包み込み土に還した。命あるものはやがて朽ちる。家や庭で起こる些細な出来事、過去の記憶に想いを馳せ慈しむ日々の中、ある日絹子へ一本の電話がかかってくる――。
出演:富司純子 シム・ウンギョン 田辺誠一 清水綋治 / チャン・チェン / 鈴木京香
監督・脚本・撮影:上田義彦
製作:映画「椿の庭」製作委員会
配給:ビターズ・エンド
©2020 “A Garden of Camellias” Film Partners
近日公開予定