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中谷美紀がもぎり?! 『繕い裁つ人』大ヒット舞台挨拶!

中谷美紀、感謝を込めた“人生初もぎり”に挑戦
「女優が嫌になったらもぎりで生計を立てる予定」

左より、中谷美紀、三島有紀子監督

左より、中谷美紀、三島有紀子監督

講談社ハツキスにて連載の人気コミック『繕い裁つ人』が、中谷美紀を主演に実写映画化。1月31日(土)より全国公開し、初日2日間では満席の回が続出するほどの大ヒットスタートとなりました。その後のレディースデイでも初日対比112%と爆進中で、女性を中心に多くの絶賛コメントが寄せられています。

そんな中、本作の大ヒットを記念し、2月18日、新宿ピカデリーで行われた舞台挨拶には主演の中谷美紀、三島有紀子監督が登壇。白のドレスに黒のパンツスーツの衣装で登壇した中谷は大ヒットを受け「映画ファンはもとより、普段映画をあまり見ない方がたくさんいらっしゃっているとお聞きして、大変嬉しいです」と挨拶。演じた役柄について、自分と重なる部分や撮影現場でのエピソード、プロモーションで5回以上訪れたという神戸・大阪での思い出を語りました。
さらに、頑固な洋裁店店主の役を演じるにあたり、撮影の一か月前から猛練習したというミシンを縫うシーンについて聞かれると、「ゴースト(影武者)ではありません!」と、自身の13年ぶりの主演となったフジテレビ系連続ドラマ『ゴーストライター』での役柄にかけてのジョークも飛び、観客やマスコミを含め場内は大きな笑いに包まれました。一方、構想8年の本作が念願の大ヒットとなった三島監督は「多くの戦友とともに、こうして公開を迎えられたことは奇跡だと思う」と感無量の様子で、主演の中谷ついても「最初の戦友になってくれた中谷美紀さんと出会ったことから本作はスタートしました」と感謝の想いを明かしました。

また、舞台挨拶後には、本作の次回上映に訪れた観客に対し、中谷自身が人生初の“チケットもぎり”をするサプライズを決行。驚きと喜びで次々に歓声が上がる中、中谷に対面した観客は、「鑑賞は2回目です!中谷さん演じる市江の生き方に本当に感動しました」「ゴーストライター見てます!中谷さん大好きです!」とそれぞれ興奮した様子で、中谷も一人ひとりに笑顔で声をかけつつ丁寧な手つきで対応していました。体験後の感想では「人前で演じることは結構プレッシャーもあって、時折辞めたくなる時もあるので、いずれ女優が嫌になったら、女優を辞めて映画館でもぎりのアルバイトをやって生計を立てたいと思います。少しでも映画に携われるならば嬉しいので。」と語りつつ、「ただ、時給は最低でも880円はいただきたいです」と明かし会場を沸かせました。

『繕い裁つ人』大ヒット舞台挨拶リリースオフィシャル②

【登壇者コメント】
■中谷美紀[南洋裁店2代目店主・南 市江役]
(大ヒットを受けて)
映画ファンはもとより、普段映画をあまり見ない方がたくさんいらっしゃっているとお聞きして、大変嬉しいです。ご覧頂いた方はきっと、ご自宅にある足踏みミシンの思い出や、祖母からもらった洋服との思い出など、それぞれご家族の歴史と照らし合わせて観ていただいたのではないかと思うと、とても感慨深い思いです。
(神戸・大阪のキャンペーンには5回以上行かれたとのことですが、関西ではどんな反応でしたか?)
意外と男性の方が多いので驚きました。男女関係なく、監督が描かれる、心が1ミリ動くような機微を描くような、日々の疲れがすっととれるような世界観が本当に素敵で、その魅力が皆さんにも伝わっていただけたのではないかと思います。

(ミシンの習得は本当に苦労されたと思いますが、手元のシーンもありましたが、全部ご本人なのですか?)
中谷:ゴーストではありません、私が自らミシンを踏みました。これまでミシンはほとんど使ってきていなかったので、必死に習得に励み、撮影中はハマりました。と、言いつつ残念ながらプライベートでは今後ミシンをやる予定はないのですが、続編があればもちろん挑戦します!関係者の皆様、どうぞよろしくお願いいたします(笑)

監督:手元も演技の一つであるので、中谷さんには1か月前から練習していただいて、完璧に演じていただいて本当にありがとうございました。続編、作れたら良いですね。関係者の皆さま、よろしくお願いいたします。今度は構想8年とは言わず、1年くらいでまとめますので…。(笑)

■三島有紀子監督
(大ヒットを受けて/構想8年の本作が沢山の方にご覧いただいて、今の心境はいかがですか?)
中谷美紀さんと出会ったことから本作はスタートしました。中谷さんはじめ、多くの戦友とともに、こうして公開を迎えられ、さらに新宿ピカデリーといった本当に大きい映画館が満席になったのは、本当に嬉しいです。この作品を観て大切に思っていただけた方が多くいられることは、奇跡だと思います。

(平井堅さんのエンディング曲について)
優しい男性の声で、口笛から始まるようなエンディング曲にしたかった。ぴったりの平井健さんの「切手のないおくりもの」と出会った時、絶対にこの曲を使いたい!と強く思いました。

(本作へのこだわりについて)
私地獄耳なんです、布を切る音、ミシンを踏む音、線を引く音、本のページをめくる音、吐息など、音が描く世界観はとても大事にしたいと考えていました。音によって記憶が呼び起されることもありますよね、そうした部分を丁寧に描きたかったんです。

☆中谷美紀 が“チケットもぎり”に人生初挑戦!
【感想コメント】
人前で演じることは結構プレッシャーもあって、時折辞めたくなる時もあるので、いずれ女優が嫌になったら、女優を辞めて映画館でもぎりのアルバイトをやって生計を立てたいと思います。少しでも映画に携われるならば嬉しいので。ただ、時給は最低でも880円はいただきたいです。

『繕い裁つ人』メイン

『繕い裁つ人』
監督:三島有紀子『しあわせのパン』『ぶどうのなみだ』
出演:中谷美紀 三浦貴大 片桐はいり 黒木華 杉咲花 中尾ミエ 伊武雅刀 余貴美子
原作:池辺葵「繕い裁つ人」(講談社 Kiss)
衣装:伊藤佐智子
脚本:林民夫
配給:ギャガ
©2015 池辺葵/講談社・「繕い裁つ人」製作委員会
公式サイト:http://tsukuroi.gaga.ne.jp/

全国大ヒット公開中!