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小栗旬、おじさん役も子役の女の子にイケメンぶりを見抜かれる!?星野源「僕になついていた子の目がハートになった」映画『罪の声』完成報告会

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映画『罪の声』の完成報告会が、9月29日、東京・国際フォーラムにて行われ、キャストの小栗旬と星野源、土井裕泰監督、原作者の塩田武士が登壇した。

塩田武士の人気小説「罪の声」を実写映画化。本作はフィクションでありながら、日本中を巻き込み震撼させ、未解決のまま時効となった大事件をモチーフに、綿密な取材と着想が織り混ぜられ、事件の真相と犯人像に迫るリアリティに溢れたストーリー。

未解決事件の真相と謎の犯人グループを追う主人公の新聞記者・阿久津英士を小栗旬。そして、幼少時の自分の“声”が事件に使われていたことを知ってしまう、もう一人の主人公・曽根俊也には、星野源。映画初共演となる2人が、事件に翻弄されながらも、その奥に眠る真実に向かって力強く進む男たちを演じる。監督は『いま、会いにゆきます』『麒麟の翼』『ビリギャル』などを手掛けた土井裕泰、脚本は「逃げるは恥だが役に立つ」「重版出来!」などで土井監督とタッグを組み、「アンナチュラル」や「MIU404」も手掛けた野木亜紀子が担当する。

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この日の報告会は、客席をバックにした形でステージ上で行われた。無観客の客席を見渡しながら、小栗は「やっぱり、早く満席の客席をみたいですよね」としみじみ。星野も「劇場でいい景色を早く見たい気持ち」としながらも「こういうふうに(取材陣が)集まれたということでも嬉しいです」と映画の完成し報告できたことを喜んだ。

原作を読んだ段階で心を鷲づかみにされたと話す小栗は「とても有意義な時間を過ごすことができた映画」と充実感を滲ませる。星野も「2時間以上ある映画ですが、あっという間に観終わったという感じ。原作がとても情報量が多いので、どうやって映画にするんだろうと思いました。映画でしかできないメッセージがある」と話し、「これを映画化した監督、凄いです」と賛美を送る。小栗も「本当に、監督凄いです」と同調しニッコリ。

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原作者の塩田も「この作品を映画化するのは無理ちゃうかと思っていたけど、小栗さんと星野さんの2人ならいけるかもしれないと思いました」としみじみ。土井監督も「二人のシーンを凄く撮りたいと思いました」と。

また、本作で映画初共演となる小栗と星野。お互いの印象について、小栗は「曽根俊也の役は星野さんにピッタリだと思いました」とし、「普通にファンとして星野さんの曲を聞かせていただいていて、ただ会えるだけで喜んでいたけれど、今回いろんな時間を一緒に過ごさせていただいて、星野さんのことをよく知ることができました。今では時々食事をする仲にもなって」と出会いを喜ぶ。

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一方の星野は、「まず、お話をいただいたときにあらすじを聞いて、そのストーリーに鳥肌がたちました」と感想を伝えたうえで、「小栗くんが阿久津役をやるときいて、すごく面白いなと思いました。フレッシュだなと。だって・・・(阿久津は)普通のおじさんなんですよ(笑)。そんな小栗くんを早く見たいと思いましたね」と明かす。さらに、「小栗さんとは共通の知人がいるんですが、しらふじゃない・・・というか、ワイワイ状態の小栗くんしか知らなかったので、現場ではそっと佇んでいる人で驚きました」と吐露。「ずっと二人でボソボソ話していたよね」と顔を見合わせ、星野が「とても小栗くんを好きになりました」と言うと、すかさず小栗も「僕も好きになりました」と返し、相思相愛の様子。「大人な穏やかな現場でしたね」と振り返っていた。

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そんなおじさん然とした小栗だったが、星野の子供役にはそのイケメンぶりは隠せなかったようで、星野は「僕に凄くなついている子だったんですが、小栗くんが現場に現れたとたん、目がハートになって。女の子になってました(笑)」と告白し、「確かにそうでしたね(笑)」と苦笑いする小栗だった。

撮影は順調に進み、特に苦労は感じなかったと語る二人だったが、今作では物語の内容により共演キャストの数が多い。好きなシーンを聞かれると、小栗は「高田聖子さんが演じる、被害者の子の同級生が大人になって源くんに話すシーンは本当に好きです」と語り、星野は「この映画は悲しくて切ない部分もあるけれど、笑えるところもあって。橋本じゅんさんの役が・・・、監督に『もう少し抑えてください』と言われるほどのテンションで。キーマンとなる役どころなんですが、めちゃくちゃおっちょこちょいでうかつなので、注目してほしいですね(笑)」とすると、小栗が「二人とも『劇団☆新感線』ですね(笑)」。星野も「劇団☆新感線、凄いですね」と笑っていた。

映画『罪の声』
出演:小栗旬 星野源 ほか
原作:塩田武士『罪の声』(講談社文庫)
監督:土井裕康
脚本:野木亜紀子
配給:東宝
© 映画「罪の声」製作委員会
公式サイト:https://tsuminokoe.jp/

10月30日(金)全国公開