Open Close

内野聖陽、吉本実憂に殺意!? 映画『罪の余白』完成披露試写会舞台挨拶

DSC_4417

映画『罪の余白』の完成披露試写会が、9月17日、東京・有楽町朝日ホールにて行われ、主演の内野聖陽をはじめ、吉本実憂、谷村美月、大塚祐吉監督が舞台挨拶に登壇した。

本作は、芦沢央の同名小説を映画化。転落死で娘を亡くし、その死の真相を追う行動心理学者・安藤(内野)と、娘のクラスメイトで人の心を操りスクールカーストの頂点に君臨する邪悪な女子高生・咲(吉本)との対決を描く究極の心理サスペンス。

DSC_4295

DSC_4327

第13回全日本国民的美少女コンテストでグランプリを受賞し、演技派女優と注目を集める吉本は、“モンスター女子高生”を演じ「最初脚本を読ませてもらったとき、こんな子いるのかなと思いました」と戸惑いがあったとしながらも、「監督から、『自分の手を汚さずに言葉だけで相手を精神的に追い込むところを楽しみなさい』と言われ、気が楽になりました」と語った。

DSC_4304

DSC_4323

その迫真の演技に圧倒されたという内野。「アドリブで、僕を傷つけることをたくさん言ってくる。目の前で監督とヒソヒソ話して・・・。途中からは本当に腹が立って、(監督と吉本に)殺意を感じましたよ」と明かし、会場を沸かせる場面も。
吉本も、「木場咲として、安藤聡をどう消そうかということしか考えていませんでした。最初は監督の指示でしたが、途中からどんどん役に入り込んで自然に言葉が出ていました」と振り返った。

DSC_4373

DSC_4347

吉本から、「女子高生に追い詰められてどんな気持ちでしたか?」と質問されると、「女子高生じゃなくて、あなたでしょ!(笑)」と内野。「不快でしたよ。40後半のおじさんが16歳の女子高生にもてあそばれるなんて。大人を舐めるなよって言いたいですね」と苦笑い。

対峙する役がらから、撮影現場でも距離をもって接していたという二人。内野は「(吉本とは)あまりしゃべらないようにしました。復讐する立場ですから、かわいい吉本実憂ちゃんを見たくなかった。私も“いい人の内野”を見せないようにしました(笑)」と照れながらコメント。

DSC_4334

DSC_4371

DSC_4322

大勢の女子高生に囲まれてフォトセッションに臨んだ内野は、最後に「この作品は悲しいところから始まり、恐ろしい女子高生が出てきます。もしかしたら、この年代のお子さんを持たれる親御さんとか、同年代の方には少しつらい話かもしれませんが、この女子高生に翻弄される父親が生々しく迫力をもって描かれていると思います。サスペンス好きな人にも楽しんでもらえて、いろんなことを感じることができる、単なるエンターテイメントではない作品になっています」と自信をもってPRし、舞台挨拶を終了した。

DSC_4422

『罪の余白』
娘を亡くし暴走していく父親VS美しすぎる邪悪な女子高生
娘の謎の死を巡って展開される、究極の心理サスペンス!!
高校のベランダから転落した一人娘・加奈の死を、父親の安藤(内野聖陽)は受け止められずにいた。娘はなぜ死んだのか―。事件か事故か?安藤は、行動心理学者でありながらも、娘の異変に気づかなかった自分を責めながらも真相を追いはじめる。そんな時、加奈のクラスメート・咲(吉本実憂)が現れる。娘の死に涙する美貌の少女・・。しかし彼女は、教師、生徒、警察の心を操り、スクールカースト頂点に君臨する狡猾で残忍な悪魔のような少女だったのだ―。

出演:内野聖陽 吉本実憂 谷村美月 葵わかな 宇野愛海 吉田美佳子 堀部圭亮 利重剛 加藤雅也
監督・脚本:大塚祐吉
原作:「罪の余白」芦沢央(角川文庫)
特別協賛:株式会社エスタックス
配給:ファントム・フィルム
(C)2015「罪の余白」フィルムパートナーズ
公式サイト:http://tsuminoyohaku.com/

10月3日(土)よりTOHOシネマズ新宿他全国ロードショー