映画『うちの執事が言うことには』の完成披露試写会が、4月18日、東京・EBiS303イベントホールにて行われ、主演の永瀬廉(King & Prince)をはじめ、共演の清原翔、神宮寺勇太(King & Prince)、 優希美青、神尾楓珠、矢柴俊博、村上淳、吹越満と、久万真路監督が登壇した。
累計発行部数110万部を超える高里椎奈の人気ミステリー小説「うちの執事が言うことには」を実写映画化した本作は、名門・烏丸家第27代当主の花穎と、執事・衣更月蒼馬が、烏丸家に降りかかる陰謀と難事件に立ち向かう姿を描き出す。烏丸花穎役を永瀬、衣更月蒼馬役を清原、ミステリアスな大学生の起業家・赤目刻弥役を神宮寺が演じる。
ファンに向けてようやく作品をお披露目できるということで、永瀬は「1年前に撮影してたんですが、やっとこの日が来たかと。嬉しくてニヤニヤが止まらないですね」と笑顔で喜びを語った。清原も「King & Princeがちょうどデビューする時期に撮影していたので、そういう記念すべき時に一緒に携われて嬉しいですね」とニッコリ。
今作で映画初出演を果たした神宮寺は「完成した作品を観て、1年前と何か違うなと・・・色気が違う(笑)」とお茶目に話す。「観ていて一緒になって“なぞかけ”を解いていた・・・」と続けると、すかさず神尾から「“なぞかけ”? コメディみたいになってるよ(笑)」とツッコミが入れられ、“謎解き”を言い間違えて会場の笑いを誘う場面も。
彼らの話を目を細めて聞いていた久万監督は「若手の皆さんがこの1年で成長しているので懐かしいですね。フレッシュで生き生きしたところが作品の中で生きています。去年撮れたのがすごくよかった。機を熟して観てもらえると思います」と満足げ。
King & Princeとして共に活動をしている永瀬と神宮寺に「共演して初めて見つけた一面はある?」と問いかけられると、神宮寺は「一緒に(台本の)読み合わせをしようというので、彼の家に行って本読みをしたんですよ」と明かす。しかし、「めちゃくちゃジェンガが強かったです」と読み合わせとは関係ない感想が。永瀬が「読み合わせしてたら、ジン(神宮寺)がジェンガしようぜって言い出して、目的が変わってもうて(笑)。そこから人生ゲームやら何やらして」と仲の良さを伺わせた。
撮影時の神宮寺を見た永瀬が「大事なクライマックスシーンでジンがめちゃめちゃ集中してたんです。目をつぶって“話しかけるな!”オーラが凄かった。いつもちゃらんぽらんなんで、見たことのないジンでした」と、神宮寺の新たな一面を明かし、その集中力を称えると、久万監督も「大切なシーンで10分くらい長回しで撮ったんですが、何回トライしても泣き言も言わず男らしかったです」と口を揃えた。
神尾は、「廉は、『演技の経験があまりない』と言っていたんですが、そんなこと全く感じないくらい、みんなの中心に立ってコミュニケーションを取っていました。僕は途中から撮影に参加したんですが、廉がうまく輪の中に入れてくれました」と、座長・永瀬に感謝の気持ちを伝える。永瀬は「いやいや、今の聞いて…本日2回目のニヤニヤが止まらないです(笑)」と照れ笑い。
最後に永瀬は、改めて映画初主演を務めたことに「もっと演技を勉強したい。皆さんが優しくて温かったかった。いい意味で、主演と気負わずに自分らしくできた現場でした。もっともっと勉強して、いろんな役をやって経験を積みたいなと、この映画のおかげで強く感じました。初主演がこの映画で良かったです」と真摯に語り、晴れ晴れとした笑顔を残し会場をあとにした。
【STORY】
日本が誇る名門・烏丸家の第27代当主となった花穎(永瀬 廉)は、18歳にして既に飛び級で大学を卒業する程の頭脳明晰、しかも色彩に関して特別な能力を備えている。突然の引退を宣言した先代当主の父・真一郎は行方がわからず、急ぎ留学先から戻ってきてみると、そこにいたのは幼少時代から全幅の信頼を寄せる老執事・鳳ではなく、新しい執事だという仏頂面の見知らぬ青年・衣更月蒼馬(清原 翔)だった。父・真一郎が遺した突然の発令により、不本意ながらも衣更月と主従関係を結ぶ羽目になった花穎。まだ自覚が足りない若き当主・花穎と、仏頂面で新米執事・衣更月との関係には、ビミョーな空気が流れる。そんな中花穎は、招待された芽雛川(めひながわ)家次男のバースデーパーティーで、ある事件に巻き込まれる。親しげに近づいてくる大学生にして起業家の赤目刻弥(神宮寺勇太)とは何者なのか?さらに、次々に起こる不可解な出来事・・・烏丸家に上流階級の陰謀が降りかかる。花穎と衣更月は、烏丸家を守り抜くことができるのかー。
永瀬 廉(King & Prince) 清原 翔 神宮寺勇太(King & Prince)
優希美青 神尾楓珠 前原 滉 田辺桃子 矢柴俊博 村上 淳
原 日出子 吹越 満 奥田瑛二
原 作:高里椎奈「うちの執事が言うことには」(角川文庫刊)
監督:久万真路
脚本:青島 武
主題歌:King & Prince 「君に ありがとう」 (Johnnys’ Universe)
配給:東映
©2019「うちの執事が言うことには」製作委員会
公式サイト:http://uchinoshitsuji.com
2019年5月17日(金)全国ロードショー