「北の国から」「やすらぎの郷」倉本聰“最後の映画”
余命僅かな天才画家が、生涯想い続けていた一人の女性。
幻の絵画「海の沈黙」に秘められた愛が、30年の時を経て動き出す。
この冬最も泣けるラブストーリー。
『海の沈黙』
32年ぶりの共演 かつての恋人同士を演じる
本木雅弘&小泉今日子が
東京タワーの点灯式でロマンチックに大ヒット祈願!
「多くの出会いや別れを経験してきた大人の愛の物語」
倉本聰原作・脚本、若松節朗監督、本木雅弘主演の新作映画『海の沈黙』が11月22日(金)より全国公開する。
「前略おふくろ様」「北の国から」「やすらぎの郷」など数々の名作を手がけてきた巨匠・倉本聰が長年にわたって構想し、「どうしても書いておきたかった」と語る渾身のドラマを、『沈まぬ太陽』や『Fukushima 50』などの若松節朗がメガホンをとり映画化。人々の前から姿を消した天才画家が秘めてきた想い、美と芸術への怨念、そして忘れられない過去が明らかになる時、至高の美と愛の全貌がキャンバスに描きだされる。孤高の画家・津山竜次を本木雅弘が演じ、小泉今日子、中井貴一、石坂浩二、二、仲村トオル、清水美砂、菅野恵、萩原聖人、村田雄浩、佐野史郎、田中健、三船美佳、津嘉山正種が共演。日本映画界の豪華キャストが集結した作品。
11/18(月)に、主演の本木雅弘と共演の小泉今日子が登壇する公開直前イベントを実施した。
2人の合図で東京タワーと、ステージ後ろに設置されたミニ東京タワー、周囲のイルミネーションがライトアップする点灯式で、本作の大ヒットを祈願した。
点灯式のために東京タワーの広場に作られたステージの後方には、高さ10メートルの「リトル東京タワー」が出現。この日行われた東京タワーの「点灯式」には本木と小泉が参加し、幻想的な明かりでロマンチックに大ヒットを祈願する機会となった。
登壇した本木は「皆さま、冷え込んだ中、お集まりいただいてありがとうございます。公開を直前に、このようなすてきなイベントに参加できることを大変うれしく思っております。まさに映画というのは、光と影で出来上がっている芸術世界ですから。この映画にピッタリだなと思って、喜んでおります。今回こうして小泉さんとプロモーションで稼働することが多いんですが、撮影で一緒に過ごした時間よりもプロモーションでご一緒できる時間の方が増えちゃったくらいなんですが、いい思い出になりそうです」とあいさつ。続く小泉も「わたしも東京タワーが大好きで。時々来ているんですけど、今日はこうして東京タワーの真下でふたりで並んで、点灯式のボタンを押せるということにワクワクしています」と笑顔を見せた。
そしてあらためて点灯式に挑むにあたり、「この映画も、いわゆる惚れた腫れたのストーリーとはちょっと違う、大人の恋愛世界ですけれども、やはり誰かを愛おしく思うということで心に明かりがともる。そういったことを味わえる作品ですので、今日はいろんな願いを込めて明かりを眺めることができるのかなと思います」と語った本木。小泉も「わたしもワクワクします。映画の中では若い頃に恋愛をしていたふたりだったので、その気持ちに戻って、今日は一緒に押しましょうね」と本木に呼びかけると、「がんばります!」と笑って返した本木。さらに本木が「何よりすばらしいのは、東京タワーの明かりというのが100%太陽光発電で運用されているということで。すばらしいなと思います」と付け加えた。
そしてその後はいよいよ点灯式を実施。司会者の「5秒前」からのカウントダウンとともに発せられた「点灯!」という合図で、ステージに用意された点灯ボタンを押したふたり。すると東京タワー本体が今日だけのクリスマスカラーに点灯し、ミニ東京タワー、広場のイルミネーションも次々と点灯。その幻想的な会場の様子にふたりも思わず笑顔に。そしてあらためて東京タワーのライトアップを見渡した本木は「やはりうれしいものですね。明かりの種類もいろいろとあってカラフルなんですね」と感心した様子だった。
小泉も「これからクリスマスに向かってお出かけする人が多いと思いますが、観に来てほしいですね。ロマンチックな気分になります」と語ると、本木も「なごむし、本当にジワジワ、愛にあふれています」と笑顔を見せた。
さらに本木が「66年の歴史を持つ東京タワーには、実はわたしたちも非常にゆかりがあるんです」と明かした通り、かつて若い頃のふたりが共演していた番組が、東京タワーの傍にあった収録スタジオで収録されていたという。「いろんな番組で歌ったり、コントをやったりとか。いろいろそういった思い出が残っている場所であります」と懐かしそうに語った。
そして最後に本木が「映画の公開もいよいよカウントダウンに入ったということで、この先は観客の皆さんにすべてを委ねるしかないということで。不安半分、期待半分という感じなんですが。わたしと小泉さんにとっては記念碑的、思い出の作品であるとともに、映画を観ると分かると思いますが、決して濃厚なラブシーンがあるとか、そういう表現があるようなラブストーリーではないけれど、多くの出会いや別れを経験してきた、大人の人が味わい、かみ締めることができる、そういうタイプの愛の物語が観られると思いますので、幅広い年齢の方に、さまざまな形で感じ入っていただきたいと思っております」とメッセージ。
続く小泉も「わたしも本木さんも10代の頃に出会って。アイドルとして出会い、そしてそれぞれの道を選んでいったのですが、でもひとりで走っている時も、横を見ると本木さんもその辺を走っているから、自分もきっと間違っていないんだなと思わせてくださるような、そんな気持ちにさせてくれる存在なんです。映画では竜次と安奈は長らく会っていなかったけど、でもずっと心の中に大事に思っている。彼がいれば頑張れるという。映画の中でもそういう存在でしたが、そういったことを倉本さんが脚本にし、若松監督が映画にしてくださったと思います。特に大人の方にはお分かりいただける、響くところがあるのではないかなと思うので、ぜひ映画を観ていただければ」と会場に呼びかけた。
[STORY]
余命僅かな天才画家が、生涯想い続けていた一人の女性。
幻の絵画「海の沈黙」に秘められた愛が30年の時を経て動き出す。
世界的な画家、田村修三の展覧会で大事件が起きた。展示作品のひとつが贋作だとわかったのだ。連日、報道が加熱する中、北海道で全身に刺青の入った女の死体が発見される。このふたつの事件の間に浮かび上がった男。それは、かつて新進気鋭の天才画家と呼ばれるも、ある事件を機に人々の前から姿を消した津山竜次だった。かつての竜次の恋人で、現在は田村の妻・安奈は北海道へ向かう。もう会うことはないと思っていた竜次と安奈は小樽で再会を果たす。しかし、病は竜次の身体を蝕んでいた。残り少ない時間の中で彼は何を描くのか?何を思うのか?彼が秘めていた想いとは?
本木雅弘
小泉今日子 清水美砂 仲村トオル 菅野恵 / 石坂浩二
萩原聖人 村田雄浩 佐野史郎 田中健 三船美佳 津嘉山正種
中井貴一
原作・脚本:倉本聰
監督:若松節朗
製作:曵地克之
プロデューサー:佐藤龍春
アソシエイトプロデューサー:谷山一也 増子美和 中村和夫 牛田直美
音楽:住友紀人 絵画協力:高田啓介 企画協力:フラノ・クリエイティブ・シンジケート
製作会社:インナップ
配給・宣伝:ハピネットファントム・スタジオ
©2024 映画『海の沈黙』INUP CO.,LTD
公式HP:https://happinet-phantom.com/uminochinmoku/
公式X:https://x.com/uminochinmoku
11月22日(金)TOHOシネマズ 日比谷 ほか全国公開