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常盤貴子、「フランス映画はアート!異国情緒あふれる横浜で楽しんで!」フランス映画祭2018 ラインナップ発表記者会見

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「フランス映画祭 2018」のラインナップ発表記者会見が、東京・南麻布のフランス大使館にて行われ、本映画祭のフェスティバル・ミューズを務める女優の常盤貴子が出席。同会見には在日フランス大使のローラン・ビック氏、イザベル・ジョルダーノ氏、横浜市長・林文子氏、日産自動車(株)の川口均氏も登壇し、作品ラインナップ及びゲストを発表した。

1993年から日本で開催され、日本未公開のフランス映画を楽しめる、フランス映画ファン必見のフランス映画祭が、第25回目となる今年、13年ぶりに横浜の地で(6月21日~24日まで)開催される。日仏交流160周年でフランスとの親交が深い横浜での開催に、横浜出身の常盤貴子が本映画祭のミューズに決定し、ますます映画祭を盛り上げる。

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登場するやいなや、まずはフランス語で挨拶した常盤。NHK Eテレの「旅するフランス語」に出演し、「フランス語は2年間勉強しました。先月もフランスに行ってきたばかりなんです。自分が育った横浜も港町。コート・ダジュールも海沿いで環境が似ているせいか、とてもリラックスできました」と大のフランス好きをアピール。さらに「フランス映画も大好き」とニッコリ。特に好きなフランス映画はフランソワ・トリュフォー監督の「映画に愛をこめて アメリカの夜」だといい、「日本の方は映画を娯楽ととりがちですが、フランスの方は芸術ととらえている。難しいと思わずに何枚もの絵画を重ねて観るようにアートとして楽しんでもらうのもいいと思います」と独自の視点での鑑賞法を吐露し、フランス映画の魅力をPR。

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また、常盤は父親の転勤で兵庫県・西宮市で小学4年から高校1年まで過ごしているが、「今まで横浜出身と少し言いづらかった。(フェスティバル・ミューズの)既成事実ができて、堂々と横浜出身と言えるようになってうれしい!」と語り、会場の笑いを誘った。改めて、横浜開催について問われると「異国情緒溢れる横浜だからこその雰囲気で、唯一無二の映画祭になるのでは」と目を輝かせ、開催を喜んでいた。

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映画祭のオープニング作品には、「最強のふたり」のエリック・トレダノとオリビエ・ナカシュ監督の「セラヴィ!」が選ばれ、第90回アカデミー賞で名誉賞を受賞したアニエス・バルダと現代美術家JRによるドキュメンタリー「顔たち、ところどころ」、フランソワ・オゾンの「Double Lover(英題)」など、コメディからラブストーリー、ヒューマンドラマなど、バラエティ豊かな12作品を上映。また監督や俳優など多彩なゲストも来日し、トークイベントや写真展など関連企画も予定されている。

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【上映作品】
『セラヴィ!』
『顔たち、ところどころ』
『子どもが教えてくれたこと』
『Double Lover』
『See You Up There』
『Redoubtable』
『メモワール・オブ・ペイン』
『REVENGE リベンジ』
『Jusqu’a la garde』
『とてもいじわるなキツネと仲間たち』
『マーヴィン、あるいは素晴らしい教育』
『ブラッディ・ミルク』

フランス映画祭2018 Festival du film français au Japon 2018 開催概要
■期間:6月21日(木)〜~6⽉24日(⽇)
■会場:みなとみらい地区中心に開催(横浜みなとみらいホール、イオンシネマみなとみらいなど)
■主催:ユニフランス
公式サイト:http://unifrance.jp/festival/2018/

■フランス映画祭とは
1993年、当時のユニフランス会長で映画プロデューサーのダニエル・トスカン・デュ・プランティエにより横浜で誕生。2006年に会場を東京に移し、2011年より2016年まで、有楽町朝日ホール及びTOHOシネマズ日劇で開催。2012年からは、アンスティチュ・フランセ日本の協⼒により、地⽅での開催を実施。各地の映画ファンにも喜ばれるイベントとなった。フランス映画祭を通し、日本国内におけるフランス映画全体の活況を図ること、フランス映画を配給する各社の助けとなること、また、まだ買付のついてないフランス映画、新進の監督や俳優に日本で紹介される機会を作ることがその狙い。加えて、来⽇するゲストによるマスタークラスを実施し、日本の未来の映画の作り⼿との繋がりも重要視されている。
2017年に開催した「フランス映画祭2017」では、フランスを代表する⼥優のカトリーヌ・ドヌーヴが団長として来日。ルー・ドゥ・ラージュなどこれからの活躍が注目される若い俳優や、最新作『ELLE エル』が世界中の映画祭で話題となったポール・ヴァーホーヴェン監督、この作品でゴールデングローブ賞最優秀女優賞を受賞したイザベル・ユベール、日本でも⼈気の高いトラン・アン・ユン監督(『エタニティ永遠の花たちへ』)など総勢12名が映画祭を華やかに彩った。
さらには第25回という節目の年を記念し、フランスでも⼤変人気の高い北野武監督が親善大使を務めた。