TSUTAYA CREATORS’ PROGRAM FILM 2015準グランプリ受賞作品
ガールズ映画満足度、驚異の90%!!
― 映画『裏アカ』 ―
木村大作監督もメガホンを取った⁉
裏アカの裏側に迫る…舞台挨拶が開催!
4月3日、映画『裏アカ』の公開記念舞台挨拶が開催され、キャストの瀧内公美と加藤卓哉監督が登壇した。
木村大作、降旗康男、原田眞人、成島出ら日本を代表する数々の名監督の下で厚い信頼とともに助監督を務めてきた加藤卓哉がTSUTAYA CREATORS’ PROGRAM FILM 2015で準グランプリを受賞し長編監督デビュー作となった本作は、昨年コロナ禍で奇しくも延期になってしまったが3月17日(水)には秋葉原UDXシアターで有人のガールズ試写会を開催し、一足早く作品を観たガールズたちから共感と絶賛の声が届いた。そんな映画『裏アカ』は4月2日よりついに公開となり、性別の垣根を超え、キャパもググっと大きくなった有人イベントが開催された。
MCの呼び込みで深々と頭を下げ登場した瀧内公美と加藤監督。「2015年に撮った作品である本作ですが、デビュー作でもあるので昔の友達とか俳優さんとかが連絡をくれたり劇場にきてくださったりして、初めて今日は感謝する日なんだなと感じました。」と加藤監督は感無量な様子。
作品のオファーから出演を決めた理由について聞かれると、瀧内は「真知子のキャラクターは自分自身とかけ離れていたし、SNSを活用していない人間だったのですが、監督ご一緒してみたいと言ってくれたこと、オリジナル脚本であったことなどもあり挑戦させていただきました。」と原作ありの作品が多い邦画の中で、挑戦的な姿勢でもあったと話した。
撮影で印象に残っていることについて瀧内は「監督と沢山ディスカッションしたことですね。撮影時間は13日間だったのですが、準備期間の方が長かったので監督と過ごした時間がすべて濃厚でした。あと本作は監督が助監督時代の仲間と一緒に進んでいったみたいな感じでしたね。みんなが監督と真摯に向き合って、アイディアを出す人がいっぱいいましたね(笑)」と話すと、加藤監督は「ガラスに表の真知子が映るシーンの絵コンテを書いたら、みんなにつまらないと言われまして(笑)何度も書きなおしたなんてこともありましたけど、色んな意見の中から贅沢に選ばせていただけてありがたかったです。」と話し、会場には笑いが起こった。
また二人は居酒屋でのシーンが思い出深かったとのこと。瀧内は「先輩方が自由なお芝居をするシーンだったので、その場その場で反応しなくてはいけないので大変でしたね。あと、木村大作さんがカメラを撮ってくださったシーンでもありました。途中からいろんな激が飛んで、誰が監督がわからなくなるくらいでしたね(笑)」と話すと、監督も続けて「木村さんはいつもしゃべらない人なのですが、現場に入って調子も上がってきて、神尾くんにも「こっちを見て演技して!」とか言い始めて。神尾くんもびっくりしてましたね(笑)」と話し、会場は笑いの渦に。
さらに、本作にちなんだ質問で、作品のテーマでもある「裏アカウント」を持っていたとしたらどんなことを呟きたいか聞かれると、瀧内は「フレンチブルドックが大好きなので、それをずっと見ていたい(笑)。でも結局仕事の愚痴になっちゃうよね…」などと話した。
最後に瀧内は「2週間ぐらいの上映なので、何か感じていただけたらSNSなどで宣伝していただけると嬉しいです。」と話し、監督は「表裏を決めるのは自分自身。自分がどう感じてどう動くか、真知子の心情を通して考えるきっかけになってほしい。」と熱く話し、公開記念舞台挨拶は幕を閉じた。
映画『裏アカ』
《STORY》
青山のアパレルショップで店長を務める伊藤真知子は、どこか満たされない毎日を送っていた。自分の意見は採用されず、年下のカリスマ店員・新堂さやかに仕事を取られ、ストレスが溜まる日々。そんなある日、さやかの何気ない一言がきっかけで真知子はSNSの裏アカウントを作り、胸元の際どい写真を投稿する。表の世界では決して得られない反応に快感を覚えた真知子の投稿はどんどん過激になっていき、それに呼応するようにフォロワー数も増えていった。「リアルで会いたい」「もっと自分を解放して」 そんな言葉に誘われ、フォロワーの1人と会うことになった真知子。その相手は、”ゆーと”という年下の男だった。 真知子は自分と同じ心の乾きを持つ彼に惹かれていく。しかし、その関係は1度きり。それがゆーととの約束だった。ゆーとと会えないことから、真知子は他の男と関係を持つようになるが、その心は満たされない。裏の世界でフラストレーションがたまっていくのとは裏腹に、表の世界は、店の売り上げ不振回復への施策に自身のアイデアが採用され、大手百貨店とのコラボレーション企画が決まるなど充実していく真知子。やりがいのあるプロジェクトに意気込む真知子だったが、その百貨店担当者の原島努こそが、あのゆーとだった。表の世界で再会を果たした2人。平静を装う原島に対し、心乱れ動揺を隠せない真知子。原島ではなく、ゆーとに会いたいという思いが日増しに募っていく。表と裏、愛情と憎悪、真実と嘘、理性と欲望・・・相反する2つが激しく交錯する中、真知子に突然訪れる結末とは…。
出演:瀧内公美 神尾楓珠
市川知宏 SUMIRE 神戸浩 松浦祐也 仁科貴 ふせえり 田中要次
監督:加藤卓哉
脚本:高田亮 加藤卓哉
製作:映画『裏アカ』製作委員会
配給:アークエンタテインメント
製作幹事:カルチュア・エンタテインメント
公式サイト:http://www.uraaka.jp/
公式SNS:https://twitter.com/uraaka_movie
公式SNS(裏アカウント):※閲覧するには表アカウントをフォローする必要があります。
©2020映画『裏アカ』製作委員会
新宿武蔵野館、池袋HUMAXシネマズ、渋谷シネクイントほか全国公開中