Kōki,「やっとこの日が来たんだな」公開を迎え、安堵と感謝！映画『牛首村』初日舞台挨拶

in CINEMA, Report(CINEMA) · 2022/02/18

Tags: Kōki, 大谷凛香, 松尾諭, 清水崇監督, 牛首村, 田中直樹, 芋生悠, 萩原利久, 高橋文哉

映画『牛首村』の初日舞台挨拶が、東京・丸の内TOEIにて行われ、主演のKōki,をはじめ、共演の萩原利久、高橋文哉、芋生悠、大谷凛香、松尾諭、田中直樹と、清水崇監督が登壇した。

ホラー界の巨匠・清水崇監督が恐怖描写を徹底的に突き詰めて作り上げる「恐怖の村」シリーズ。2020年2月に公開し大ヒットを果たした『犬鳴村』、第2弾として2021年2月に公開された『樹海村』。そして、待望の第3弾『牛首村』がついに完成。本作は、富山県魚津市に実在する北陸最恐心霊スポット・坪野鉱泉を舞台に、都内在住の女子高生・奏音と、富山在住の女子高生・詩音の二人の姉妹が“牛首村”と呼ばれる場所の秘密と風習から不可解な出来事に巻き込まれていく様を描く。本作で映画初主演＆女優デビューを果たしたKoki,が奏音と詩音の二役に挑戦している。

この日は、Kōki,演じる姉妹の父親役の田中がMCを務め、舞台挨拶を進行し、キャストたちが順番に登壇。最初に真赤なロングドレス姿で華やかに登場したKōki,は、公開を迎え「ついに、やっとこの日が来たんだなと。本当にスタッフの皆さんはじめ、チームの皆さんと力を合わせた作品なので、やっと（観客の）皆さんに届けることができて嬉しいです」と晴れやかな笑顔を見せた。

初めての演技のファーストカットが田中とのシーンだったそうで、Kōki,は「心臓の音が聞こえるくらい緊張していたのですが、田中さんがとてもフランクにお話してくださったので、だんだん緊張も和らいでいきました」と感謝の気持ちを伝え、「田中さんは温かく包んでくれる、奏音と詩音を大切に思ってくれる、優しいお父さんでした」と田中を称えた。

続けて、「ホラー要素はもちろんのこと、色々な人間関係だったり、その愛情や友情の部分にもぜひ注目していただけたら」と注目ポイントを明かした。

芋生は、重要な役どころでありながら、ネタバレにならないように気をつけつつ「見せ場は全部です。その中でも、エンドロールの最後の最後までちゃんと見ていただければ」とニッコリ。

大谷は「実際に心霊スポットで撮影しているのですが、スタッフの方もいなくて、私と莉子ちゃんとKōki,ちゃんの3人だけで撮影もしました。リアルな緊張感がスクリーンを通して感じていただけると思います」とアピール。

完成披露時は体調を崩し、急きょ欠席した萩原だったが、この日は元気に出席。「間に合って良かったです」と言いながら、映画公開を喜ぶ。髙橋は「（公開を迎えるまで）あっという間だったなと･･･」とこの日を迎えるまでを振り返り、「今日からもっとたくさんの方に（この映画が）届くと思うとワクワクします」と目を輝かせた。

「役と似ていると思うところは？」と問われると、萩原は「あまり似ていないと思うけど･･･。ポジティブな部分は似ているかも。でも、僕はもう少し（周りに）気を使えると思いますよ(笑)」とニヤリ。髙橋も「僕も似ているところはないと思いますね」としつつ、「将太の詩音を守ろうとする熱意は演じながら尊敬していました」と語った。

同じ質問にKōki,は、「私は二人に共通点を見出しました。例えば一見クールに見えて、物事をはっきり言っていても、実は中身はとても情熱的で感情的なものがある奏音。詩音はとても姉に頼っていて、守られたい、愛されたいと感じられるところ。そういうところに重なる部分があったのではないかと」と自己分析した。

さらに、Kōki,、萩原、髙橋の3人のシーンで印象に残っているところを聞かれ、髙橋が「電車のホームのシーンが好きです」と挙げると、Kōki,も同調し「色々な奇跡が重なった瞬間だと思います」と続けた。萩原は「海のシーンです」と一言。「見ていただければわかると思います」と期待を持たせる。

萩原は「ホラー以外にも人と人とのストーリーも楽しんでいただける作品になっています。ホラー好きな方も、ちょっと苦手な方も観ていただけると嬉しいです」と伝え、高橋は「この映画は、人と人との絆を理解することで、より恐怖に深見が増してくるような作品だと思います。気になった方は勇気をもって観にきていただいて全力で楽ししんでいいただけたら嬉しいです」とPR。

最後にKōki,が「この映画のおかげでたくさんの素敵な出会い、素晴らしい経験をさせていただきました。チームの皆さま、スタッフの皆さま、ずっと温かく見守ってくださりありがとうございます。たくさんの勇気をいただきました。そして、監督･･･私を信じてくださりありがとうございました。素晴らしい経験と演じることの素晴らしさを教えていただきありがとうございます」と、一緒に作品を作り上げた仲間への思いをあふれさせ、思わず涙をこぼした。そして、「ぜひ、一人でも多くの方に観ていただけたら嬉しいです」とメッセージを送り、舞台挨拶を締めくくった。