中井貴一「次回作は海外撮影にチャレンジしたい！」 安田章大は自身当て書きのシナリオに「名誉です」と感激！ 映画『嘘八百　なにわ夢の陣』公開記念舞台挨拶

映画『嘘八百　なにわ夢の陣』の公開記念舞台挨拶が、1月6日、東京・TOHOシネマズ六本木ヒルズにて行われ、主演の中井貴一とをはじめ、共演の安田章大（関ジャニ∞）、中村ゆり、友近と武正晴監督が舞台挨拶に登壇した。佐々木蔵之介

本作は、中井貴一演じる大物狙いで空振りばかりの目利き古美術商・小池則夫と佐々木蔵之介演じる腕は立つのにくすぶり続けている陶芸家・野田佐輔の＜骨董コンビ＞が贈るお宝コメディ『嘘八百』シリーズの第３弾。これまでの利休（堺）、織部（京都）に続き、今作ではなにわ・大阪を舞台に、豊臣秀吉の幻のお宝をめぐって大騒動を繰り広げる。また、この2人を翻弄するカリスマ波動アーティスト・TAIKOHを安田章大（関ジャニ∞）が演じることでも注目を集めている。

舞台挨拶の冒頭では、この日仕事の都合で残念ながら出席できなかった佐々木蔵之介より届いたメッセージがスクリーンに映し出され、「この映画は開運映画です！ たくさんの方に観ていただきたい！」と送られた。しかしながら、ちょっぴりろれつが回っていないようにも見え、すかさず中井が「彼の実家は京都で有名な酒蔵。彼は“お酒”って言わなんです。“お米のジュース”っていうんです」と冗談を飛ばすと、安田たちも「仕事じゃなくて、お酒を飲んでいて来られない？」と言い出し、中井は「酔っていなくてもあんな感じ！」とツッコミを入れる。友近も「（佐々木は）天然なところありますから(笑)」と言って、スタートから会場は和やかなムードに。

本作では、滅多にない大阪城の中での撮影も遂行。中井は「1作目は16日間で撮ったんですが、今回は1か月かけて撮ったんです。余裕があったので堺の街を歩きまわる機会もできました。堺の街はいいですよ。ぜひ行ってほしい。そして、大阪城の中にあんなに財宝が飾ってあるとは思わなかった。ぜひ、皆さんも行ってほしいですね」とアピールした。

一方、安田演じるTAIKOHの絵を描くシーンにも注目が集まっており、「全部の（絵を描く）シーンは2日くらいかけました」と語ると、監督は「最初、TAIKOHにはよくわかってない部分が多かったので、安田さんのキャラクターをいただいた部分がある。それでシナリオを書き進めていった。絵を描くときのタイミングや描けない時の悩みなど、最初はスーパーマンみたいなところがあったけれど、だんだん現実的な人に近づけていった」と、安田を当書きしたことを吐露。

監督の言葉に「役者にとって名誉です。幸せですよ。自分じゃないキャラクターに、少し（自分を）当てていただいて、それを観ていただいた方の心に響く瞬間があったら、自分の人生はラッキーだなと感じます」と喜び、感謝する安田。

また、中村が「中井さんはずっと笹野さんを見ているんですよ(笑)」と秀吉研究の第一人者・小出を演じた笹野高史の話を始めると、現場のムードメーカーでもあった笹野について、中井は「（シリーズの）１、２、３と作っているのは、蔵之介くんでもなく、僕でもなく、お爺さんたちなんです。好き放題におやられるので、全てにツッコミを入れるというのを自分に課しました」と笑う。

笹野をはじめ、共演者たちの仲の良さは、移動中のロケバスの中でも続いていたそうで、安田は「車の中は小学生が修学旅行に行くみたいで、みんなずっと喋っているんです(笑)」と言い出し、監督は「笹野さん（の行動や演技を）たまに見逃しちゃうと、タレコミが入るんです。『笹野さんあんなことしてましたけど、大丈夫ですか？』って(笑)」と楽しそうに話していた。中井も「つい、『うるせぇ、ジジイ！』って言っちゃうんですよね(笑)」と仲の良さをうかがわせた。

そして、新春に合わせて「今年チャレンジしたいことは？」と問われると、友近は「今年最強の人は、獅子座のB型らしいんです。思い立ったことは全部やりたい」と、自身が強運であることを明かし、別名義で扮している“水谷千重子”と“西尾一男”を引き合いに出し、「ハワイ公演をやりたいですね」とニッコリ。

安田は「僕は乙女座のA型で41位だったので、一男さんと千恵子さんとご一緒したいです」と友近の運に乗っかる。中村は「私は48位だったので、チャレンジはせず人に親切にして穏やかに過ごしたい」と。監督は「1年に1本映画を作っていく。第4弾はお客さん次第です。オールスターで出演させたい」と希望した。

そんな中、中井は「海外で撮影する！」と答え、「これを叶えるためには本当に本作にお客様に入っていただかないと･･･。映画は1回だけでなく、2回3回と観てもいいんですよ(笑)」と観客に声をかけ、大ヒットを祈っていた。

＜ストーリー＞
これまで千利休、古田織部の茶器をめぐって大騒動。目利き古美術商と腕の立つ陶芸家のはずが、相も変わらずくすぶり続ける〈骨董コンビ〉の目の前に一攫千金のお宝が現れた。日本一の出世頭・太閤秀吉の縁起モノ「秀吉七品」の中でも、唯一所在不明の光輝く茶碗〈鳳凰〉だ。幻のお宝を狙って、開催間近の大阪秀吉博をはじめ“TAIKOH”と名のるカリスマ波動アーティストやその財団を仕切る謎の美女が絡み、歴史・骨董・アートのロマンと強欲が激突。大阪城を背景に繰り広げられる天下の（騙し合い）に〈骨董コンビ〉分裂の危機まで勃発！？お宝バトルを制するのは誰なのか？

出演：
中井貴一　佐々木蔵之介
安田章大　中村ゆり　友近　森川葵
前野朋哉　宇野祥平　塚地武雅　吹越満　松尾諭
酒井敏也　桂雀々　山田雅人 土平ドンペイ　Blake Crawford　高田聖子
麿赤兒　芦屋小雁　／ 升毅　／ 笹野高史
監督：武正晴
脚本：今井雅子　足立紳
音楽：富貴晴美
製作幹事：東映ビデオ
制作プロダクション：アークエンタテインメント
配給：ギャガ
©2023「嘘八百　なにわ夢の陣」製作委員会
公式サイト：gaga.ne.jp/uso800-3/
【Twitter】https://twitter.com/uso800movie

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