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深川麻衣、若葉竜也の撮影時の心霊体験告白に驚愕! 深川「ジワジワ迫りくる不穏な空気を楽しんで」 映画『嗤う蟲』完成披露イベント

気付けばあなたも抜け出せない ヴィレッジ《狂宴》スリラー

タイトル

深川麻衣「ジワジワ迫りくる不穏な空気を楽しんで」
作品の魅力と現場の怪奇談に場内騒然!

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鬼才・城定秀夫監督最新作。主演に深川麻衣、共演に若葉竜也を迎えた
日本発・ヴィレッジ《狂宴》スリラー『嗤う蟲』が1月24日(金)より、新宿バルト9ほか全国公開する。

スローライフで、笑顔溢れる理想の田舎移住。
しかしその楽園には決して抗えない禍禍しい“ムラの掟”があったー
気付けばあなたも抜け出せない、ヴィレッジ《狂宴》スリラー

空前の田舎暮らしブーム。コロナ禍によって急速に普及したテレワークを追い風に、過疎化が急速に進む地方自治体も、あの手この手と趣向を凝らして移住者を誘致している。しかし、憧れの田舎暮らしが、恐怖のどん底に堕ちてしまうことも。移住先で“村の掟”に縛られ、背いたものには常軌を逸した制裁が待つ「村八分」の恐怖。日本各地で起きた村八分事件をもとに、実際に存在する“村の掟”の数々をリアルに描き、現代日本の闇に隠されている”村社会”の実態を暴くヴィレッジ《狂宴》スリラーが誕生した!

主演には「まんぷく」「青天を衝け」「特捜9」など数々のドラマや映画に出演している深川麻衣。共演に「アンメット ある脳外科医の日記」や『街の上で』『市子』などの話題作への出演が相次ぐ若葉竜也、そして田口トモロヲ、杉田かおる、松浦祐也、片岡礼子、中山功太など豪華キャストが脇を固める。脚本は、実際に起きた事件を描いた初長編『先生を流産させる会』が話題を呼び『許された子どもたち』『ミスミソウ』でも高評価を受けた、社会派作品に定評のある内藤瑛亮。監督は、『性の劇薬』『女子高生に殺されたい』などを手掛け、『アルプススタンドのはしの方』で第42回ヨコハマ映画祭監督賞、第30回日本映画プロフェッショナル大賞監督賞を受賞するなど業界内外での評価が高い鬼才・城定秀夫。

日本発ヴィレッジ《狂宴》スリラー『嗤う蟲』(1月24日公開)。その完成披露上映会が1月16日に都内映画館で実施され、主演の深川麻衣、共演の若葉竜也、田口トモロヲ、杉田かおる、そして城定秀夫監督が登壇した。

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満員御礼で迎えたこの日、スローライフに憧れて田舎移住をする主人公・杏奈を演じた深川は「ホラーのように驚かすような怖さではなく、ジワジワした怖さをエンタメとして楽しめる作品になっています」と完成に胸を張り「田舎は大好きですが…同じ状況に置かれたら恐怖です!」と体をブルっと震わせていた。

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一方、田舎移住をした杏奈の夫・輝道役の若葉は劇中の不穏な雰囲気をこう表した。「同調圧力というのか、言葉にははっきり言わないけれどニヤニヤと圧をかけてくるような気味悪さがある。この感じ何かに似ているなと思ったら、自分のいるこの業界の気味悪さと同じだと思った」とニヤリ。田口の怪演については「あまりにも衝撃的で、自分が今何を見ているのか忘れる瞬間があった。大好きな田口トモロヲという俳優を目の前で見せていただきました」と最敬礼だった。

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その田口は、麻宮村の自治会長・田久保を怪演。「脚本を読んだ時に、久しぶりにギアマックスでエンジンをふかしながら踏み込める作品でありキャラクターだと思った」と水を得た魚状態で「かなりスレスレのところで面白い奇抜な芝居をして、深川さんら若い夫婦を苦しめることが出来たと思います。その部分を楽しみながら見て欲しい」と手応え十分だった。とあるシーンでは深川から「本当に怖いです…」とリアルに怯えられたそうで「僕としては複雑でしたが、役としては“してやったり!”と思いました」と喜んでいた。

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田久保の妻・よしこ役の杉田は「撮影中は日に日に(深川と若葉の)お二人が私達を嫌がっている感じがリアルだったので本当に嫌がられているのではと思いました。でも完成した映画を観て、お二人の演技が上手かったんだと思った。それくらいリアルで素晴らしいお二人でした」と若手を絶賛した。

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メガフォンを取った城定監督は本作を「ジャンルレス」と表して「家族や村のコミュニティー、夫婦の在り方を表現した結果、なんと言ったらいいのかわからないような面白い作品になった。そう言った意味でのジャンルレスです」と解説していた。

また山奥での撮影の裏話になると、若葉がまさかの心霊体験を告白。「宿泊先のホテルに幽霊がいて耐えられなくて、後半は自腹で違うホテルを取って過ごしました」と明かし「柄シャツのおじさんが化粧台に鏡を見ながら座っていました」と幽霊の情報を詳細に解説した。すると同じホテルに宿泊した杉田も「ホテルの部屋のテレビがいきなり付いたりした。撮影現場よりもホテルの方が怖かった」と怪現象に襲われていたそうで、若葉は「このホテル絶対におかしい!と思ってネットで調べたら、一発目に“心霊”と出てきた。あ、由緒正しいそういうホテルなのね…と思った」と妙に納得していた。

杏奈たちを襲う麻宮村の見えない“掟”にちなんで、2025年に自分に課したい“掟”を発表。深川は「フードデリバリーはほどほどにしたい」といい「自炊するけれど、便利なので一度頼むとクセになる。今年は宅配の頻度を減らしたい」と照れ笑い。若葉は「日課にしてるトイレ掃除を今年も続ける」そうで「毎日トイレ掃除から始めて現場に行きます。トイレはその人の人間性が出ると聞いたことがあるので、見えない場所こそ綺麗にしようと続けています」とルーティンを明かした。

田口は「仕事のないオフの日は午前中に起きるようにしたい」といい「学生気分が抜けなくて、翌日がオフの時は朝3時くらいまで起きて昼くらいまでゴロゴロしちゃう」と反省。これに深川が「体力があるということ!」と前向きに捉えるも、田口は「僕らみたいに死滅する年代は死に近いから棺桶代わりに昼過ぎまで寝てしまうのかな?」と自虐を放っていた。一方、杉田は若葉に感化されて「トイレ掃除、毎日します!」と今年の目標にしていた。

最後に主演の深川は「撮影に入る前に監督から夫婦二人を100%善人には見せたくないと言われて、それがとても印象的でした。劇中では夫婦VS村人という構図になるけれど、白黒ではなくてグレーの部分を描いていて、視点によってはどちらにも同情できる余地があるのがこの映画の好きなところです。ジワジワと迫りくる不穏な空気を楽しんでいただけたら幸いです」と呼び掛けていた。
(オフィシャルレポートより)

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映画『嗤う蟲』
【ストーリー】
田舎暮らしに憧れるイラストレーターの杏奈(深川麻衣)は、脱サラした夫・輝道(若葉竜也)と共に都会を離れ、麻宮村に移住する。麻宮村の村民たちは、自治会長の田久保(田口トモロヲ)のことを過剰なまでに信奉していた。 二人は、村民たちの度を越えたおせっかいに辟易しながらも新天地でのスローライフを満喫する。そんな生活のなかで杏奈は、麻宮村の村民のなかには田久保を畏怖する者たちがいる、と不信感を抱くようになっていく。 一方、輝道は田久保の仕事を手伝うことになり、麻宮村の隠された<掟>を知ってしまう。それでも村八分にされないように、家族のため<掟>に身を捧げることに……。

深川麻衣 若葉竜也 松浦祐也 片岡礼子 中山功太 / 杉田かおる 田口トモロヲ
監督:城定秀夫
脚本:内藤瑛亮 城定秀夫
音楽:ゲイリー芦屋
2024年/日本/カラー/シネスコ/DCP5.1ch/99分/PG-12
waraumushi.jp

1月24日(金)新宿バルト9 ほか全国ロードショー