NHK連続テレビ小説「べっぴんさん」で一躍国民的ヒロインとなった女優・芳根京子が主演を務める短編映画『わさび』が、今夏8月26日より劇場公開されることが決定し、メイン・ビジュアルと公式HPが発表されました。
本作では芳根京子が心の病を抱えた父を守るために実家の寿司屋を継ぐことを決めた女子高生・山野葵を瑞々しくも力強く演じています。また共演には富田靖子、下條アトム等ベテラン俳優陣を迎え、短編映画の枠を超える重厚な感動作に仕上がっています。
監督は海外でも受賞歴を持つ外山文治。本作では製作と脚本を兼任しています。
この度発表されたメイン・ビジュアルは、困難な環境に屈しそうになりながらも恐れることなく現実を見つめる主人公・葵の静かな覚悟が表現されており、物語の舞台となった岐阜県・飛騨高山の街並みの中で撮影当時18歳の芳根の眼差しの強さと儚さが印象深いものとなっています。
公開に先立ち、今月「高崎映画祭」にてジャパン・プレミア上映され、5月にはロサンゼルスでの上映も決定しています。
また『わさび』は、「映画監督外山文治短編集」と題し、女優・吉行和子短編映画初出演となる『春なれや』(外山文治監督作品)他と同時上映という形で劇場公開されます。
【STORY】
心の病を抱えた父を守るため実家の寿司屋「やま乃」を継ごうと決めた女子高生・山野葵(芳根京子)。今は離れて暮らす母・房子(富田靖子)や周囲の大人達は、その決断に戸惑い反対しながらも、彼女の人生を本気で背負おうとはしない。
そんな葵の前にかつて所属していた少年野球チーム「高山メッツ」の監督・梅田庄吉(下條アトム)が現れた。
粉雪が舞う静かな夜、葵は庄吉に野球の勝負を求める。葵は子供の頃から、庄吉が投げるボールの軌道を「魔法」だと信じていた。せめて今は魔法のような力を信じたい……。
葵が噛みしめるのは、人生の苦みと哀しみ、そして新しい希望。
芳根京子 プロフィール
1997年2月28日、東京生まれ。
2013年にフジテレビ系ドラマ『ラスト♡シンデレラ』で女優デビュー。
2014年、NHK連続テレビ小説『花子とアン』で花子の親友の蓮子(仲間由紀恵)の娘役を演じる。
2015年、キャストオーディションで1000人以上の参加者の中から選ばれ、TBS系ドラマ『表参道高校合唱部!』でドラマ初主演を務める。
平成28年度後期 NHK 連続テレビ小説『べっぴんさん』でヒロイン坂東すみれ役を務める。
製作・監督・脚本:外山文治(映画『燦燦–さんさん–』『わさび』ほか)
出演:芳根京子、富田靖子、下條アトムほか
2016年/日本/日本語/カラー/シネマスコ―プ/ステレオ/ 30分
劇場:渋谷ユーロスペース
公式HP: http://haru-wasabi.com
© 外山文治
2017年8月26日(土)公開!