映画『ヲタクに恋は難しい』の初日舞台挨拶が、2月7日、東京・TOHOシネマズ日比谷にて行われ、キャストの高畑充希、山崎賢人、菜々緒、斎藤工と、福田雄一監督が登壇した。
2018年にアニメ化され、現在も大人気のWEB漫画「ヲタクに恋は難しい」を福田雄一監督の手で実写映画化された本作は、<隠れ腐女子×ゲームヲタク>の不器用な男女の微笑ましいピュアラブストーリー。廃人クラスのゲームヲタク・二藤宏嵩役を山崎、ヲタバレを恐れるBL好きの腐女子・桃瀬成海役を高畑が演じる。
公開を迎え、福田監督は「この作品は1年3か月前に出来上がっていたんです。諸事情があって、やっと公開となりひとしおです」と感慨深げ。さらに「一昨年撮っているので、“109”のマークが今のものと違うんですよ」と明かした。
「本作に出演した前と後で何か価値観が変わったか?」と問われると、山﨑は「かちかん・・・」と固まってしまう。それでも「ミュージカルが初挑戦でした。これまで音楽といえば歌うか聞くだけだったけど、踊るという選択肢が増えて価値観が変わりました」と答えた。
高畑は「BLオタク(の役)をやって、“攻め”と“受け”を深く考えるようになりました。18禁の作品を読むと価値観が変わります」と吐露。すると、菜々緒が「私、18禁の漫画って見たことない」と、興味津々。すかさず高畑は「見なくていいです!」と諭していた。
「作品の中でも、W賢人(山﨑と賀来)が攻めと受けをやったシーンが。でも、そこはカットになっちゃったんですけどね」と笑う。
菜々緒はすっかりコスプレにハマったようで、「私たちなんて、(役で)いつもコスプレをしているようなもの。でも、男装までするのは初めてでした。リクエストがあれば何でもやります!」とノリノリ。
続いて、斎藤に同じ質問が及ぶと「菜々緒さんと一語一句同じでした!」とおとぼけ。
ここで、「この中で一番オタクの素質がある人は誰か?」と指さしすることに。山﨑と高畑は斎藤を、斎藤と監督は菜々緒、菜々緒は監督を指さした。斎藤と指名した山﨑と高畑は「斎藤さんは監督と俳優もやって、映画オタク」としながらも、高畑は「家の中でヤバイ動物とか飼っていて、生きてる餌をあげていそう」と言って会場の笑いを誘う場面も。
さらに、“山﨑&高畑”と“斎藤&菜々緒”のヲタクカップルペアにわかれ、1分間でどちらが多く正解を出せるかのジェスチャーゲームに挑戦。最初に山﨑組が挑戦するも、「バーのマスター」というお題に山﨑は、なぜか劇中のムロツヨシのマネをして高畑は全然答えらえれず、結果、2対5で斎藤組が圧勝。大活躍の斎藤だったが、ここで斎藤の衣装の脇がすっぽりと空いているという秘密が暴露され、思わぬところで会場を沸かせていた。
映画『ヲタクの恋は難しい』
2020年2月7日(金)全国公開中