大ヒットシリーズ「X-MEN」の最新作映画『X-MEN アポカリプス』の公開アフレコイベントが、7月13日、パドゥール東京にて行われ、“神”アポカリプスの日本語吹替え声優を務める、俳優の松平健が出席した。
特殊能力を持つミュータント集団X-MENの闘いを描いた「X-MEN」シリーズ。その最新作となる本作は、『X-MEN:ファースト・ジェネレーション』『X-MEN:フューチャー&パスト』のストーリーを締めくくる三部作の完結編。ミュータントの力を使い“神”として世界を支配してきた最古のミュータント・アポカリプスが、数千年の眠りから目を覚まし、新たな秩序をもたらそうと世界の破滅を目論む。
黒装束の男たちが担ぐ「神輿」にのって厳かに登場した松平。自身も真っ黒なローブに身を包み、大きなフードを目深に被っている。セットの中央に立ち、いよいよフードを脱ぐと、そこにはまさにアポカリプスが現れたかのような迫力の演出で、キャラクターの存在感を見せつけた。
神輿に乗った感想を「ちょっと不安定でした。やっぱり駕籠(かご)のほうが安心ですね(笑)」と、時代劇に数多く出演する俳優らしいコメントで、報道陣の笑いを誘った。
アポカリプスについて、「古代エジプトから現代に蘇り、様変わりした世の中を正しくするような“世直し”的なキャラクター」と説明。「悪しき世を成敗しようとする部分は、今まで演じた役にも通じる部分もあると思います。悪役ではないと思って演じていました」と、自身の代表作「暴れん坊将軍」を引き合いに出し、「過去のシリーズ作を超える迫力ある作品。非常にやりがいを感じました。何でもできる役で、やりがいがあって楽しかったですね」と笑った。
今回、初となる実写吹替えには「英語ですから言葉の数も違うので、口の動きに合わせるのが大変だったですね」と苦労もあったそうだが、「映像では、人物の芝居はもうできてるから、そこに自分の気持ちを乗せるのはやりやすかったですね」と述べた。また、「もし、ミュータントになるとしたら、どんな能力を持ちたい?」と聞かれると、「プロフェッサーXのテレパシー能力です」と答え、「人の心を読む能力です。相手が悪いことを考えていたら止めることができますからね。色々と事前に防ぐことができますものね」と優しく微笑んだ。
最後は、アフレコを実演。穏やかな顔から一転、声のトーンから雰囲気までアポカリプスに。その威圧感で圧倒された報道陣からは思わず拍手が湧いていた。
映画『X-MEN:アポカリプス』
監督:ブライアン・シンガー
出演:ジェームズ・マカヴォイ、マイケル・ファスベンダー、ジェニファー・ローレンス、オスカー・アイザック
配給:20世紀フォックス映画
(c) 2016 MARVEL (c) 2016 Twentieth Century Fox
公式サイト:http://www.foxmovies-jp.com/xmen/
facebook:XmenMovies.Japan
twitter:@xmenmoviejp
8月11日(木・祝) TOHOシネマズ スカラ座他
全国ロードショー