映画『矢野くんの普通の日々』の完成披露試写会が、10月30日、東京・ユナイテッド・シネマ豊洲にて行われ、主演の八木勇征(FANTASTICS)をはじめ、共演の池端杏慈、中村海人(Travis Japan)、 白宮みずほ、新沼凛空、伊藤圭吾（龍宮城）、筒井あやめ（乃木坂46）と、新城毅彦監督が登壇した。
超不運体質な男子高生と心配性な女子高生をはじめとするクラスメイトたちの日常を描く田村結衣の人気ラブコメ漫画 「矢野くんの普通の日々」（「コミックDAYS」連載）を、実写映画化。本作の主人公で、なぜか毎日ケガまみれになってしまう超不運体質の高校生・矢野くんを八木勇征が務め、本作で映画単独初主演を飾る。共演には、ケガまみれの姿を見てから、矢野くんをほっとけなくなる超心配性なクラス委員長・吉田清子を本作が実写映画初出演となる池端杏慈が演じる。吉田さんに想いを寄せるスポーツ万能な学校一のモテ男子・羽柴雄大を、本作で映画デビューを果たす中村海人。さらに、白宮みずほ、伊藤圭吾、新沼凜空、筒井あやめ等のフレッシュな顔ぶれが揃った。監督は、映画「午前０時、キスしにきてよ」(‘19)、映画「なのに、千輝くんが甘すぎる。」(‘23)の新城毅彦監督が担当。主題歌はFANTASTICSが本作のために書き下ろした楽曲「Yellow Yellow」、 Travis Japanの新曲「Staying with you」が挿入歌となり、映画の世界観を彩っている。
八木は「僕の初めての単独主演ということで、凄く思い出になる作品になりました。主題歌もFANTASTICSが務めさせていただいたのですが、僕たちの曲で作品を彩ることができて、凄く幸せです」と晴れ晴れとした笑顔を見せ、「スタッフの皆さん、キャストの皆さんにも恵まれながら、毎日楽しい現場で撮影することができました」と振り返る。
矢野くんを演じたことに、八木は「矢野くんは、生まれ持った不運体質と向き合いながら、普通の日々を送りたいという強い願いがあって。それが吉田さんをはじめとするクラスのみんなとの出会いをきっかけに、どんどん矢野くんの願いが叶っていくのを撮影している段階でリアルタイムで感じていて、凄く幸せでした」としみじみ。続けて「本当にこの作品には嫌な人が1人も出てこなくて、ハッピーしかない作品。僕らは当たり前のように過ごしている日常生活も、意外と当たり前じゃなかったりすると思うし、普段から起こっている全てのことに感謝できるようになるんじゃないかなと。この映画を観て、少しでもそう思ってもらえたら嬉しいなと思いながら、日々撮影をしていました」と自身の思いを重ねて述懐した。
MCから「矢野くんと似ているところは？」と聞かれ、「センター分け(笑)」と答え、会場を沸かす八木。「あと、矢野くんは100％で気持ちを表現するという部分は僕も似ているかと。矢野くんは“好きです”と伝えるときも、真っすぐでピュアな男の子です。僕も大事なことを伝えるときはあまり濁したりせず、100%で言いたいことを全部言うので、似ていると思います」と分析した。
池端は「清子ちゃんは本当に素直でまっすぐな子」と言い、特に印象に残っているシーンを「告白のシーン」と述べる。「セリフがなくて、無言な時間のなかで表情と動きだけで演じるのは難しかったですが、リアルに映し出されていて映画ってすごいなと改めて感じました」と感慨していた。
一方で、学校１のモテ男子を演じた中村は「僕自身、中学や高校の時にモテた経験がなかったので、モテるということがよくわからなくて･･･」と話は始めると、八木が「ホントに？」と驚く。「だから、現場でドッチボールをするシーンで、みんなからキャーッ！と言ってもらえたときに、モテるってこういうことなんだなと思いました。普段ステージに立っているものとは違う感じで。こんなにも嬉しい気持ちになるのかと、汗が止まらなかったですね」と意外な一面を明かした。
白宮が「みんなポワポワしてました」と話すほど、穏やかな空気が流れていたという撮影現場。伊藤が「僕はラブじゃなくてコメのほうに尽力しようと思って。朝の撮影が多かったのですが、テンション高く、大きな声を出していました」と苦労もあったようだが、中村が「マジで田中だったよ」と伊藤を称えると、八木も「田中のユーモアあふれるキャラクターで現場も盛り上がって、助けられました」と感謝していた。
そんなキャスト陣を優しく見守る監督は、「この7人でやったら悪い人になんかならないですよね。ポワポワしてるしね(笑)。ピュアで優しくてほっこりする。優しい気持ちを持ち帰ってもらえたら」とニッコリ。
また、本作の内容にちなみ、「最近あった不運なことは？」と問われると、八木は「実は4日くらい前にもの凄く大切なものが入ったバッグを落としたんです。でも捜索願いじゃなくて、紛失届を出したら、戻ってきたんです！本当に良かったです」と、安堵の気持ちでこの日の舞台挨拶に登壇できたことを喜んでいた。
イベントの最後には、八木のかつてからの「舞台挨拶でバズーカを打ちたい」という夢を叶えることに。池端、中村と3人でバズーカ砲を打って映画のヒットを祈願した八木は、バズーカを手して、満面の笑みを浮かべていた。
【ストーリー】
心配性なクラス委員長・吉田さんは、毎日、なぜかケガまみれで登校してくる矢野くんのことが気になって仕方がない。吉田さんは、ある日、親友たちとその理由を調査してみると、なんと、彼が超がつく不運男子であることが判明！しかも、矢野くんは＜超不運体質＞のせいで“普通の高校生活”が送れずにいた。そのことを知った吉田さんは彼の全力サポートを決意する。矢野くんと過ごす日々の中で、ピュアでまっすぐな言葉にますます惹かれていく吉田さんだったが、なかなか距離が縮まらない。そんな中、吉田さんは学校一のモテ男子から告白され・・・。一方、矢野くんにも吉田さんの優しさに触れ、生まれてはじめて＜恋＞の感情が芽生えはじめる――。
『矢野くんの普通の日々』
主演：八木勇征
出演：池端杏慈 中村海人 白宮みずほ 伊藤圭吾 新沼凜空 筒井あやめ
原作：田村結衣「矢野くんの普通の日々」（講談社「コミックDAYS」連載）
監督：新城毅彦 脚本：杉原憲明 渡辺啓 伊吹一 音楽：信澤宣明
主題歌：Yellow Yellow／FANTASTICS from EXILE TRIBE （RhythmZONE）
挿入歌：Staying with you／Travis Japan （キャピトル・レコード／ユニバーサルミュージックジャパン）
企画製作：HI-AX 制作プロダクション：ダブ 配給：松竹
クレジット：©2024 映画「矢野くんの普通の日々」製作委員会 ©️田村結衣／講談社
公式X & Instagram & TikTok：＠yanohibi_movie
公式サイト：https://movies.shochiku.co.jp/yanohibi-movie/
１１月１５日（金）全国公開
