直木賞作家 島本理生が”遅い初恋”を描いた傑作恋愛小説を映画化!
映画『よだかの片想い』
松井玲奈 × 中島歩
アイコの表情が物語る初めての片想い
場面写真12枚一斉解禁!
2018年に『ファーストラヴ』で第159回直木三十五賞を受賞し、これまでにも『ナラタージュ』『Red』などの著作が映画化されてきた作家、島本理生の傑作恋愛小説『よだかの片想い』(集英社文庫刊)の映画化が決定し2022年9月16日(金)に新宿武蔵野館ほか全国公開する。
映画の物語の主人公は、理系女子大生の前田アイコ(松井玲奈)。彼女の顔の左側にはアザがある。幼い頃、そのアザをからかわれたことがあり、恋や遊びには消極的になっていた。しかし、「顔にアザや怪我を負った人」のルポルタージュ本の取材を受けて話題となってから、状況は一変。本の映画化の話が進み、友人の編集者・まりえの紹介で、監督の飛坂逢太と出会う。初めは映画化を断っていたアイコだったが、話をするうちに彼の人柄に惹かれていく。飛坂への片想いを自覚し、不器用に距離を縮めていくアイコ。しかし、飛坂の元恋人の存在、そして飛坂は映画化の実現のために自分に近づいたという疑心暗鬼が、アイコの「恋」と「人生」を大きく変えていくことになる・・・。
タイトルにある「よだか」とは、宮沢賢治の童話「よだかの星」にも登場する“夜(よ)鷹(たか)”のこと。
主演を務めるのは、松井玲奈。初主演映画『笑う招き猫』やNHK朝の連続テレビ小説『まんぷく』への出演を経て、その唯一無二の輝きにさらに磨きがかかっている。本作は、そんな松井本人が原作に惚れ込み、長年熱望していた映像化がついに実現した意欲作。飛坂を演じた中島歩は、『いとみち』、『偶然と想像』、『愛なのに』にといった話題作に出演を重ねてきた。一見、身勝手に見えてしまいそうなキャラクターを、自然体で愛嬌があり、何故か好感を持ってしまう好青年として演じる中島の演技力は、若手俳優陣の中でも際立った存在感を放っている。他にも、出版社に勤務するアイコの友人役に織田梨沙、研究室の仲間役に藤井美菜、青木柚など、急速に注目度を高めている若手俳優が集まった。
監督を務めるのは、安川有果。これまで、長編映画『Dressing Up』などの作品を手掛けてきた。
長編劇映画としては本作が2作品目となる。
近年も、短編オムニバス映画『21世紀の女の子』や、4人の若手監督による連作長編『蒲田前奏曲』にも参加するなど、活動の幅を広げている。脚本は、100本を超える劇場公開映画、映像作品を監督してきた城定秀夫。監督と共に脚本を手掛けることも多く、脚本家としても高い評価を受けている。二人のタッグが、原作本来の魅力を、映画作品としてさらに引き立てる。
この度、本作の場面写真12枚が解禁された。
今回解禁となったのは合わせて12枚の場面写真。
アイコ(松井玲奈)が「顔にアザや怪我を負った人」のルポルタージュ本の取材を受けて話題となってから、本の映画化の話が進み、映画監督である飛坂(中島歩)との距離が縮まっていく二人。その中でも特に印象的な、飛坂の家で寄り添う場面、飛坂がアイコの手をとり走り出す場面、琵琶湖でボートに乗る場面、とロマンティックでありながらも初めての恋に苦悩するアイコや、どこか清々しく空に手を伸ばす場面など、一つの映画でさまざまな表情を見せてくれる主人公アイコを含めた場面写真が解禁。
アイコの恋模様を描くだけではなく、アザを通して人を見てきたアイコの周りには彼女の背中を押してくれる存在がたくさんいる。
アイコの幼馴染で、アイコが登場する本の出版社の編集者である、まりえ(織田梨沙)。この本のインタビューをきっかけに、アイコの物語が動き出す。アイコの本が映画化されるあたり、その作品の主演を務めることになる女優・城崎美和(手島実優)。しかし美和と飛坂にはある関係があり…。
アイコの大学院の先輩で、いつも明るくアイコと自然に接し、さりげなく気にかけて恋愛相談にも乗ってくれるお姉さん的存在のミュウ先輩(藤井美菜)やアイコの事を慕う後輩・原田(青木柚)、そして、アイコを優しく見守る大学院の研究室の教授・安達役(三宅弘城)など主要人物の場面写真を一斉に解禁。
本作は、アイコの姿は、誰もが抱える弱さと響き合い、その弱さを新しい視点で見直し、アイコと共に一歩前へ踏み出す力を与えてくれるはずだ。ルッキズムへの批判や多様性の尊重が広まり、見た目や個性への関心がかつてない程高まっている今という時代に、世代や性別を超えて幅広く、静かに、でも確かに、心に響く傑作が誕生した。
映画『よだかの片想い』
原作:島本理生『よだかの片想い』(集英社文庫刊)
監督:安川有果
脚本:城定秀夫
主題歌:角銅真実「夜だか」(ユニバーサル ミュージック)
音楽:AMIKO
出演:松井玲奈、中島歩
藤井美菜、織田梨沙、青木柚、手島実優、池田良、中澤梓佐
三宅弘城
企画協力:グリック、SPOTTED PRODUCTIONS
制作プロダクション:ダブ / 配給:ラビットハウス
公式HP:https://notheroinemovies.com/
公式Twitter:https://twitter.com/NotHeroineM
公式Instagram:https://www.instagram.com/notheroinem/
©島本理生/集英社 ©2021映画「よだかの片想い」製作委員会
【(not) HEROINE moviesとは】
『勝手にふるえてろ』『寝ても覚めても』『愛がなんだ』『本気のしるし』を手掛けたメ〜テレと、制作会社ダブがタッグを組み、“へたくそだけど私らしく生きる”、等身大の女性のリアルをつむぐ映画シリーズであり、次世代を担う映画監督と俳優たちを組み合わせ、それぞれの感覚と才能を思う存分発揮できる場を生み出し、輩出するプロジェクトです。
何ドンもされない。
胸キュンもしない。
恋とか愛とか生きるとか自意識とか、考えすぎてこんがらがって。
それでももがいて生きている“ヒロイン”になりきれない“ヒロイン”たちの物語です。
現在、その第一弾作品『わたし達はおとな』が公開中。『よだかの片想い』は第2弾作品となる。
2022年9月16日(金)より、新宿武蔵野館 ほか全国公開