構想9年。『教誨師』の佐向大が、破格のヴィジョンで描く絶望と再生、その先の物語。
足立智充、玉置玲央 W主演!脇を固める松重豊、宇野祥平ら豪華俳優陣の怪演のアンサンブル!
予告編&場面写真 解禁!
窪塚洋介、古谷田奈月、樋口毅宏、木澤佐登志のコメント到着!
公開日決定▶5/13(金)〜テアトル新宿、5/27(金)〜ユーロスペースほか全国順次公開
足立智充・玉置玲央が W 主演した、佐向大監督の最新作『夜を走る』の公開日が、5/13(金)よりテアトル新宿にて先行公開、5/27(金)よりユーロスペースほか全国順次公開されることに決定!予告編と場面写真(18枚)が解禁された。
『教誨師』の佐向大監督が、9年前より構想をあたためてきた練りに練られたオリジナル脚本を完全映画化した『夜を走る』。舞台は郊外のスクラップ工場。そこで働く二人の男が主人公。ひとりは 40歳を過ぎて独身、不器用な性格が災いして、上司から目の敵にされ取引先にも軽侮されながら、実家で暮らす秋本(足立智充)。ひとりは、そんな日常に飽き飽きしながらも、要領よく世の中をわたってきた谷口(玉置玲央)。退屈で平穏だった二人の日常が、ある夜に起こった事件を境に、波乱に満ちた運命を辿るさまを、20 名を超える個性豊かな登場人物、予想を次々に裏切る怒涛のサスペンスで描いた破格のスケールの人間ドラマ。
このたび完成した予告編では、茫漠たる郊外の平野に位置する巨大なスクラップ工場で働く、秋本、谷口らの仕事や日常の様子が、二人のたわいもない会話とともに切り取られる叙情的な前半から一転、後半は、スリリリングかつ不穏なトーンで矢継ぎ早に展開され、予想だに出来ない出来事が次々に起こる劇的なドラマの一旦が垣間見える映像となっている。
場面写真は、主演を務める足立智充、玉置玲央に加え、廣木隆一監督『夕方のおともだち』(22)で SM女王に扮し話題を集めた菜葉菜、あらゆる役柄に憑依し名バイプレイヤーとして活躍する宇野祥平、さらには松重豊、高橋努、玉井らん、坂巻有紗らの写真を一挙に公開。
また、俳優・アーティストの窪塚洋介、『無限の玄』で三島由紀夫賞、『リリース』で織田作之助賞、『神前酔狂宴』で野間文芸新人賞、『風下の朱』で芥川賞候補…と現代文学シーンの最前線を走る小説家・古谷田奈月、『さらば雑司ヶ谷』『民宿雪国』などの作家・樋口毅宏、『ダークウェブ・アンダーグラウン ド』『闇の自己啓発』『失われた未来を求めて』などの注目の文筆家・木澤佐登志の4名からの絶賛コメントが到着した。
すでに 2022年日本映画ナンバーワンとの声も多数寄せられている『夜を走る』に注目が集まっている。
●『夜を走る』コメント一覧●
パッとしない何気ない日常。
こんなはずじゃなかったという底知れぬ劣等感。そこに差した魔。交錯する人々の”弱さ”が生む負の渦巻き。
その真ん中で狂ってゆく渦の目をドキドキしながら呆然と観ることしかできなかった。
窪塚洋介(俳優・アーティスト)
信じられない。
こんなに色々起きるのに、誰も成長しないなんて。
正気と狂気の境界線を踏み荒らしながら縦横無尽に突っ走り、観る側をパニックに陥らせておいて、実際には一ミリも前に進んでいないなんて。
それなのに、観終えたあと、これは自分の中にもある混沌だと認めざるを得ないなんて。
古谷田奈月(小説家)
「日本映画なんてつまらない」̶̶。
この、何年かに一本の大傑作を観た後でも、使い古された嘆きを繰り返せるだろうか。
登場人物は全員罪人で、何ひとつ問題は解決しないまま、ありていな幸せさえ手に入らず、主人公はありえたかもしれない自分を外側から見つめるだけ。
あらゆる予定調和を逸脱し、ありがちな「文芸映画」の枠を大きく超える。
生まれたての名作を観終わった後、あなたは別の人間になっているだろう。何ひとつ変わらないまま。
樋口毅宏(作家)
皮膜のように薄っぺらくて空虚な日常。そんな軽すぎる世界に、ハンマーの一撃を喰らわせてやるのだ。粉々に砕け散った世界の向こう側から、途方もない暗黒がこちらを窺っているとも知らずに。そう、現実という名の暗黒が̶̶。
木澤佐登志(文筆家)
◆予告編
<CREDIT>
⾜⽴智充 ⽟置玲央
菜 葉 菜 ⾼橋努 / ⽟井らん 坂巻有紗 ⼭本ロザ
信太昌之 杉⼭ひこひこ あらい汎 潟⼭セイキ 松永拓野 澤 純⼦ 磯村アメリ川瀬陽太 宇野祥平 / 松重 豊
製作:⼤杉弘美
プロデューサー:村⽥信男、⽚⼭武志
撮影:渡邉寿岳
製作:TOEKICK★12、クイーンズカンパニー、Takano プロモーション、プロジェクトドーン、マーメイドフィルム、パロマイン
脚本・監督:佐向 ⼤
2021年/日本/ カラー/シネスコ/5.1ch/125分
配給:マーメイドフィルム、コピアポア・フィルム
©2021『夜を走る』製作委員会
■公式サイト:http://mermaidfilms.co.jp/yoruwohashiru/
5/13(金)よりテアトル新宿、5/27(金)よりユーロスペースほか全国順次公開