世界が注目する映画作家、
内山拓也監督 商業長編デビュー作‼
『若き見知らぬ者たち』
日本・フランス・韓国・香港の合作映画に豪華出演者が集結!
磯村勇斗、公開を迎えて感無量 互いに拍手をおくり称えあう!
「この映画はお客様に観ていただいてはじめて完成します、
多くの方に広がることを願っています。」
磯村勇斗×岸井ゆきの
福山翔大×染谷将太×内山拓也
2020年に『佐々木、イン、マイマイン』で、若者から圧倒的な支持を得て、各界の著名人からも大絶賛され、新人賞を総なめした内山拓也監督の商業長編デビュー作となる『若き見知らぬ者たち』が、全国公開中!
2020年代の幕開けを予感させた『佐々木、イン、マイマイン』に刻み込まれた、将来に希望も持てない閉塞感の中で煮詰まった自意識が爆発するパッションやマインドは本作『若き見知らぬ者たち』にも受け継がれ、一人の青年が、自分の中にある“最後の砦”と向き合う生き様がこれでもかと苛烈に描かれる。そして、大切な人を失った遺された者たちも、信じるべきものを信じるために闘っている。あらゆる理不尽にまみれても、自分の正義を守り懸命に生きようとする、“名もなき者たちの魂の叫び”―。内山拓也監督が身近な見聞にインスパイアされた自身のオリジナル脚本による、今を生きるすべての人たちに送る物語だ。また本作は、フランス・韓国・香港・日本の共同制作作品でもあり、 企画の段階で海外3つの国と地域での配給が決定。そして、この度、公開記念舞台挨拶挨拶を実施した。
磯村勇斗、岸井ゆきの、福山翔大、染谷将太が登壇し、内山拓也監督を交えて公開記念トークを繰り広げた。
フランス・韓国・香港・日本の共同制作映画『若き見知らぬ者たち』がついに公開!初日翌日の10月12日には公開記念舞台挨拶が実施され、主演の磯村勇斗、共演の岸井ゆきの、福山翔大、染谷将太、そして内山拓也監督が登壇した。
亡くなった父の借金を返済しながら母の介護と仕事に追われる主人公・風間彩人を演じた磯村。「彩人が姿を消した後、その家族や友人たちはどう生きるのか?その物語と内山監督の作家性に惹かれました。自分も同じような理不尽さを経験したことがあります。自分の過去の経験が本作と共鳴した感覚があり、自分の中に溜まっている沸々としたものをどのように表現しようか、そう考えさせられるいい脚本でした。」とオファー快諾の理由を述べる。
主人公が途中から不在という空洞化になるという本作のつくりについて、内山監督は「この世の中には見過ごされている人、社会の片隅に残されている人が必ずいます。途中からいなくなる主人公が背負ってきたものを全員で交代していく物語を作ることで、今の時代をえぐることが出来るのではないかと思いました」と言及。
彩人と風間家を支えようとする恋人・日向を演じた岸井は「撮影中はいっぱいいっぱいでした」と熱演を自覚しながら「感情を我慢するのは大変な事でしたが、撮影中はその状態でいる事を大切にしました、くじけそうになるたびに皆さんに助けていただきました。」と回想。彩人とともに借金返済と介護をしながら、父の影響で始めた総合格闘技の練習に明け暮れる弟・壮平は「本作の役作りのためにトレーニングを開始して約1年間、総合格闘家としてのスキルを磨きました。それと同時に亡き兄・彩人や亡き父、そして母や日向の事を思いながら、拳や蹴りの一発一発にその思いを宿していかなければとも思っていました。トレーニング期間は長いようで短かったです」と壮絶な役作りを述懐する。
福山の格闘技の試合の撮影には、すでにクランクアップしていた磯村がお忍びで見学をしに来ていたといい、磯村は「すでにクランクアップしている自分が『やあ!』と気軽に会いに行ったら本番前の彼が崩れてしまうと思ったので、すべての撮影が終わってから会いに行ってハグをしました」と気を配っていたそうで、現場に磯村がいたことをまったく知らなかった福山も「もう嬉しくて…。磯村さんは兄・彩人として最後の最後までいてくれました」と感激。磯村も「俺も嬉しかったよ、試合場面を見られて。感動したもん」と激闘を労っていた。
岸井もまさかクランクアップ済の磯村が現場にいるとは思っておらず「(磯村さんが)いらっしゃってビックリしました。役柄とは全然違うツルっとした磯村勇斗さんとしていたので」と磯村の顔を見上げる。撮影中の磯村は髭が生えていたそうで、クランクアップ後のさっぱりとした磯村との対面を岸井は「ああ、剥き卵だったんだと思った」と独特に表現し、会場から笑い!磯村から「剥き卵って…。俺はいつから卵キャラになったの!?」と照れた表情を浮かべながら困惑の声をあげていた。
彩人の高校からの親友・大和役の染谷は初共演の磯村について「お芝居が始まった時に、前から知っている旧友感のような気がしたんです、何もしなくても親友という空気が流れていて鳥肌が立ちました」と感謝すると、磯村も「本当に大和役が染谷君で良かったと思っています。引っ張っていただきました」とリスペクトを口にする。
本作のタイトルにちなんで「名もなき見知らぬ若者」だった頃に夢見ていたことをそれぞれが発表。磯村は「ずっと役者をやりたいと言ってきたので、夢は役者しかなかった」と初心貫徹で今に至っていることを明かすと、岸井は「3階建ての家に住みたいと思って、小さい頃は絵で夢のマイホームを描いていました。団地生まれ団地育ちなので家の中に階段があることに憧れがあるんです」と照れ笑い。ちなみにその夢は「まだ叶っていません!」とのこと。
「格闘家になる事がひとつの夢だった」という福山は「巡り巡ってまさか俳優として格闘家を演じて後楽園ホールに立てるとは…。監督、ありがとうございます!」と本作で願いが叶ったことにしみじみ。子役出身の染谷は「ジャッキー・チェンになりたかった。ある時になれないことに気づきましたが、いまだにジャッキー・チェンとは共演したいという思いがあります」と大スターにラブコールを送っていた。
最後に内山監督は、観客に向けて「『若き見知らぬ者たち』に出演してくれた皆さんに拍手を送ってもらえないでしょうか。」というと会場から割れんばかりの拍手が起こる、続けてヤングケアラーだった自身の過去を明かしながら「そのような経験を通して今の世の中を見つめようと思ってこの映画を作りました。見過ごされている人々は必ず存在していて、僕のヤングケアラーだった時の気持ちや思いを結びつけながら、今もそのような状態にある人に向けて作品を作りました。本作を通して同じような思いを抱いている人もいるんだということを知り少しでも知っていただけたら嬉しいです。」と力を込めた。
主演の磯村は内山監督の粋な計らいに答えるように「内山監督にも拍手をお願いします」と続き、「この映画はまだ完成していません、映画は観てくれたお客様がどう咀嚼して、どう伝えていくのか、その過程を通してようやく完成を迎えます。皆さんの一人一人の言葉や思いがこの映画を育んでくれます、多くの方に広がることを願っています」と観客に呼び掛けていた。
(オフィシャルレポートより)
『若き見知らぬ者たち』
■あらすじ
風間彩人(磯村勇斗)は、亡くなった父の借金を返済し、難病を患う母、麻美(霧島れいか)の介護をしながら、昼は工事現場、夜は両親が開いたカラオケバーで働いている。彩人の弟・壮平(福山翔大)も同居し、同じく、借金返済と介護を担いながら、父の背を追って始めた総合格闘技の選手として日々練習に明け暮れている。息の詰まるような生活に蝕まれながらも、彩人は恋人の日向(岸井ゆきの)との小さな幸せを掴みたいと考えている。しかし、彩人の親友の大和(染谷将太)の結婚を祝う、つつましくも幸せな宴会の夜、彼らのささやかな日常は、思いもよらない暴力によって奪われてしまう――
磯村勇斗 岸井ゆきの
福山翔大 染谷将太
伊島空 長井短 東龍之介 松田航輝 尾上寛之 カトウシンスケ ファビオ・ハラダ 大鷹明良
滝藤賢一 / 豊原功補 霧島れいか
原案・脚本・監督:内山拓也
配給・宣伝:クロックワークス 製作:The Young Strangers Film Partners
©2024 The Young Strangers Film Partners
公式HP: youngstrangers.jp
公式SNS: @youngstrangers
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