恋人未満の2人の恋模様をリアルに描き、台湾をはじめアジア中で大ヒットしたTVドラマ「我可能不會愛你 イタズラな恋愛白書」を日本版として「イタズラなKiss」シリーズ、「きみはペット」の製作チームがリメイク。ドラマ「僕はまだ君を愛さないことができる」の配信、放送がスタートした。
29歳の恋人以上の親友同士の男女を描いた、共感度満点のラブストーリーの本作。ダブル主演を務めるのは、仕事に恋に何事にも一生懸命なヒロインの御手洗陽(みたらい・よう)役の足立梨花と、陽に想いを寄せながらも“親友”として優しく見守る気遣い上手な石田蓮(いしだ・れん)役を白洲迅。役がら同様仲良しのお二人に撮影時のエピソードやご自身の恋愛感を語ってもらった。
― 台湾で大ブレイクし、日本でも人気があった作品のリメイクということで、期待も大きいかと思いますが、プレッシャーはなかったでしょうか?最初に出演オファーがあったときのお気持ちはいかがでしたか?
白洲迅(以下、白洲):台湾で大ヒットした作品に出演させていただくことができて、とても光栄だと思いました。放送されていた当時には観ていませんでしたが、自分が演じる前に台湾版を観させていだだき、凄く純粋でストレートなラブストーリーだと感じました。僕は元々少女マンガや、ラブストーリーが好きなので、自分が演じることが決まったときは、恥ずかしさ半分、楽しみ半分でした。
足立梨花(以下、足立):恥ずかしさ、あったんだ(笑)。慣れていそうな感じがするけど。
白洲:俺、あんまりそういう役ないから(笑)。
足立:あ、そうだね。スーツ着た刑事とか。
白洲:この作品は大人のラブストーリーではあるけど、凄く純粋なので。
足立:私も出演のお話をいただいてから、台湾版ドラマを観させていただいたんですが、途中から自分が演じることを忘れて集中して観ちゃいました。面白くて最後まであっという間でした。観終わったときに、「あ、そうだ、これ自分が演るんだ!」と思って、ちょっと不安になって・・・。年齢設定が自分より少し上だったので、自分にできるのかなということと、台湾のお二人の組み合わせがとても良かったので、一瞬、これに勝てないでしょ!と思ってしまって。でも、勝ち負けではなくて、新しい日本バージョンの“僕まだ”として何かいいものが届けられたら、それが色々な人に面白いと思ってもらえたらいいなと、気持ちを切り替えました。
― 演じた役のそれぞれの魅力をどう捉えましたか?
足立:陽ちゃんは純粋に色んなことに一生懸命。恋にも、仕事にも妥協したくなくて、ちゃんと芯がある女性なんだけど、実は自分に自信がなくてちょっと迷っちゃうところがあるんです。私もそういうところがあるので、共感するところがたくさんありました。似すぎていて、最初は陽ちゃんのことがわからなくなるところもあって、リハーサルの時から迷走していました。最初はどうしてわからないんだろうと思っていたんですが、それは、自分に近すぎたからなんだなと。でも、見ていて応援したくなるような女性なので、皆さんにも共感してもらえたら嬉しいです。
白洲:蓮は、完璧な男。料理もできる、周りに気配りができて、女子の気持ちもよく理解できる・・・という、とにかく自己犠牲精神の塊。でも、この作品のいいところは、少女漫画的な完璧な男性ではなく、自分が一歩引きながらも苦悩している弱さも描かれているので、僕も一人の男として理解できるし、共感して苦悩していたので、とてもやりやすい役でした。
― ご自身と似てるのでしょうか?
白洲:どうだろう・・・。あそこまで料理は出来ないですけど(笑)。
足立:でも、こだわるでしょ、料理。
白洲:作るとなったらね。やればできるんですけどね(笑)。
― 蓮は自分の気持ちを抑えていると思いますが、白洲さんご自身は恋愛に対して、蓮のように気持ちを抑えてしまうタイプですか?
白洲:そこはちょっと違いますね。僕だったら玉砕はしたくないですから、外堀を埋めて・・・もういけるだろ!と思ってからいきます。
足立:やりそう(笑)。気持ちが分かってからじゃないといかないタイプよね?
白洲:この2人に関しては、もう完全にいけるでしょ!っていうところがいっぱいある。そこはある意味ファンタジックかなとは思います。出会ったのは高校生で、その時に「絶対好きにならない」と言ってしまったとはいえ、ここまで長く想い続けることができるのは凄い精神状態だと思います。
足立:2人はずっと近くにいるしね。
白洲:うん。そこは監督と話し合って整理付けて臨んだところでもあります。
― 足立さんはどうですか? 自分から告白しちゃうタイプ?
足立:希望は言いたい! でも、自分は醸し出しているつもりなんだけど、相手には気づかれないという(笑)。 周りの人にも「それじゃあ、わからないよ。伝わらないよ」って言われるんです。(白洲に向かって)私って伝わらない? 私って分かりやすくない??
白洲:俺はわかったけど。けっこう近いところにいかないと分からないんじゃないかな?・・・という局面が撮影中にもありましたね。
足立:あはは、そうなんだ(笑)。
白洲:梨花ちゃんは意外と強そうに見えて、(自分から意見を)言わないんです。一歩引いてしまったり、肝心なところで言葉にしなかったり。
足立:相手の様子を見て、それで嫌われたらどうしようと考えちゃうんです。本当は恋愛でも相手に「好き」と言えたら楽だと思うんだけど、でもそれを言ったことによって今までの関係性が壊れたら嫌だなと考えちゃう。まさに、この(陽と蓮)2人のように。チクチク言うんだけど、気づかれるまで待つタイプです。でも、これからは変えていこうと思っているんですよ(笑)。
― なるほど。ドラマを観ながら、足立さんと白洲さんの素を垣間見ることができそうですね(笑)。
足立:私はけっこう自分の素に近いかもしれません。
白洲:そうですね。撮影現場でも自分の素を求められることが多かった気がします。
― 学生役もやりました。
足立:私はウイッグをつけたので、変化がわかると思うけど(笑)
白洲:俺も、サラッとやりましたよ(笑)。高校生にしては体が大きかったかもだけど。
足立:うん、出来上がってたよね(笑)。
― あと、周りのキャストの皆さんも魅力的な方が揃いました。特に水沢竜星役の浅野航大さんの存在感は大きいかと。
足立:竜星のインパクト、強すぎます(笑)。
白洲:完成作品を観ても、航大くんが出てくると笑っちゃうんですよ。
足立:私もそう(笑)。
白洲:竜星として面白い!
足立:私の注目は第10話! 10話の竜星が本当に面白い! 彼自身が竜星に似てるよね?
白洲:似てる、似てる!(笑)。
足立:本当に楽しかった(笑)。
― 和気あいあいとした撮影現場だったんですね。では、最後にこのドラマの見どころと、これからご覧になる皆さんへメッセージをお願いします。
白洲:1話から16話まで、蓮はずっと変わらず陽のことを想い続けています。とてもリアルに蓮を体感して、蓮を生きることができたと思える作品です。その蓮の想いと、足立梨花さん演じる陽ちゃんとの掛け合いを凄くナチュラルに撮ってもらったので、ぜひ注目して楽しんでいただきたいです。
足立:仕事や恋、人生を楽しく前向きに生きようとする陽ちゃんを見て、皆さんも「またこの1週間を頑張ろう!」と思ってもらえたら嬉しいです。この作品を観て、恋をしたくなってほしいです。恋をして皆さんがハッピーになってもらえたらいいな。あと、蓮なのか、竜星なのか迷ってしまうところもありますが、皆さんの推しを見つけて楽しんでください。
【足立梨花(あだちりか)プロフィール】
1992年10月16日生まれ。長崎県出身、三重県育ち。第32回ホリプロタレントスカウトキャラバンでグランプリを受賞。近年はドラマや映画の主演作も多く重ね、女優としても存在感を増している。現在、レギュラー出演中のNHK「土曜スタジオパーク」ほか、テレビ・映画・ラジオなど幅広く活躍。
【白洲迅(しらすじん)プロフィール】
1992年11月1日生まれ、東京都出身。2011年ミュージカル「テニスの王子様」で俳優デビュー。主な出演作品にドラマ「BACK STREET GIRLS —ゴクドルズ—」主演(TBS系)、「刑事7人」(テレビ朝日系)、「愛してたって、秘密はある。」(日本テレビ)、舞台「シラノ・ド・ベルジュラック」(17)、映画「リバーズ・エッジ」(18)など。
9/20に映画「葬式の名人」が公開され、10/4公開映画「HiGH&LOW THE WORST」でも重要な役柄を演じている。
足立梨花
ヘアメイク:杉村理恵子
スタイリスト:山本真里江
<衣装>
スカーフ付きカットソー、パンツ:noela/ヒロタ株式会社広尾本社 0364503044
バングル:グロッセ/グロッセ•ジャパン0354136039
サンダル:ダイアナ/ダイアナ 銀座本店0335734005
白洲迅
ヘアメイク:プアナプー 細野裕之
スタイリスト:持田洋輔
<衣装>
パンツ:LAD MUSICIAN ¥27,000
シューズ:LAD MUSICIAN ¥19,000
その他スタイリスト私物
(ショップリスト)
LAD MUSICIAN原宿/東京都渋谷区神宮前4-26-35/03-3470-6760
『僕はまだ君を愛さないことができる』
【STORY】
御手洗陽(足立梨花)は靴メーカー勤務のキャリアウーマン。仕事ではやりがいも感じ順調にキャリアを積んできているが、恋愛面は失恋ばかりで最近はあまりうまくいっていない。陽の高校・大学時代の同級生で、都市の再開発などを手掛けるデベロッパー勤務の石田蓮(白洲迅)は、そんな陽の一番の理解者でもあり、陽が唯一本音を打ち明けられる大親友。そんな陽と蓮は、陽の29歳の誕生日に“30歳最後の日までに先に結婚した方に30万円のご祝儀を贈る”という賭けをする。自分たちが互いに恋をすることはあり得ないと断言する2人だったが、その賭けがきっかけとなり、蓮の会社の後輩の積極的なアプローチや、陽の会社の後輩の急接近、そして陽の元カレとの再会など、その“親友”関係は徐々に変化していき…。
<Cast>
足立梨花 白洲 迅
浅香航大/松本妃代 佐久間悠
早織 中村久美/永野宗典 廣川三憲/かとうかず子
<Staff>
プロデュース:櫻井由紀 東 康之 代情明彦 伊藤太一
協力プロデューサー:熊谷喜一
原作:「我可能不會愛你」 脚本:シュー・ユーティン
© Gala Television Corporation
©Three Phoenixes Production Co., Ltd.
脚本:新井友香 古賀文恵 今奈良孝行
監督:熊坂 出 玉澤恭平 山田卓司
制作協力:ヘッドクォーター
制作プロダクション:AOI Pro.
製作著作:2019「僕はまだ君を愛さないことができる」製作委員会(エスピーオー/フジテレビジョン/AOI Pro.)
©「僕はまだ君を愛さないことができる」製作委員会
公式サイト:http://www.cinemart.co.jp/dc/j/bokumada.html
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