テレビ東京・金曜8時のドラマ「駐在刑事」の記者会見が、10月17日、テレビ東京 天王洲スタジオにて行われ、主演の寺島進はじめ、共演の北村有起哉、笛木優子、佐藤寛太(劇団EXILE)、伊東四朗、市毛良枝、黒木瞳が登壇した。
2014年よりテレビ東京の「水曜ミステリー9」で4本、2017年10月にスペシャルドラマが放送された本作がついに連続ドラマとして放送される。奥多摩の駐在所へ左遷された元警視庁捜査一課の刑事・江波敦史が、豊かな大自然のなか、地元の人々に触れ合いながら事件を解決していく様を描き出す。
“駐在さん”と呼ばれ親しまれる江波役を演じるのは、本作で民放の連ドラ初主演となる寺島進。「今年は地震や台風の問題があったけれど、子供からご高齢の方まで元気が出て、癒やしのあるドラマを作ろうと思いました。日本一美しい連ドラにします!」と宣言した。
第1作目から出演し、江波を敵対する警視庁捜査一課・加倉井国広役の北村は「出演が決まったとき、役者の血が騒ぎました。寺島さんとガチンコでできるんだったらどんなジャンルでも構わない、SFでも恋愛ものでも、なんでも来いと思いました!」と、寺島との共演を喜ぶ。
スペシャルドラマに出演し、奥多摩署長として赴任する緒方綾乃役の黒木は、開口一番「とにかく遠い・・・(笑)」とロケ現場へ片道2時間かけて通っている苦労をポロリ。それでも「行ってみると本当にきれいなんです。(寺島)進ちゃんをはじめ、キャスト・スタッフ一丸となって頑張っています。私もこの作品の誇りを傷つけないように頑張ります」とやる気十分。
市毛は「どこを取っても景色が綺麗なんです。そこに住む人々の生活にも目を向けて欲しいです。ここが東京都なんて信じられないくらいです」と微笑むと、笛木も「キャンプできるところや、バーベキューできる川があったり、マイナスイオンを求めて奥多摩に行くのもいいですよ」と奥多摩の魅力をアピールした。
連ドラから新キャストとして登場する地元、水根に住む老人・大曾根喜八郎役の伊東は、「まったくわからないまま今撮っているんですけど。黒幕の設定があるらしいが・・・」と語り、「寺島駐在としては、私に胡散くさいものを感じながらやっています?」と声をかけると、寺島は「自然体でやってますよ。それは疑心暗鬼だと思います(笑)」と答え、笑った。
同じく、新キャストとして参加する、警視庁のキャリアで奥多摩署に署長補佐として赴任した軽部翔平役を演じる佐藤は「豪華キャストの方々に囲まれ、歴史あるシリーズに参加するにあたり、“役者とはこうあるべき”ということを日々学んでおります」と緊張の面持ちで挨拶。それでも、「男性キャストの方とご飯に行ったり、宿泊先の大浴場で一緒に風呂に入り裸の付き合いをして、腹を割って話せる関係です。自分みたいな若者でも言いやす雰囲気を作ってくださって、アットホームな感じの現場です」と、日々の撮影を楽しんでいる様子。
佐藤の役名が“軽部”ということから、黒木が「『かるべ』が、話していると『きゃるべ』になって(笑)。そのうちに『カルビ』になっていって・・・」と現場でのエピソードを明かすと、寺島も「最終回までに『上カルビ』になればいいと話してるんですよ」と言って笑いを誘っていた。
寺島が男性キャストらを連れて飲み会をしたことが明かされると、寺島は「座長感出そうかなと思って、生意気なことやらせてもらっただけです」と話すも「有起哉は次の日、二日酔いで目を腫らして来たんだよな」と暴露。苦笑いする北村は、水曜ミステリー9での撮影初日を振り返り「寺島さんから『そんなんじゃ芝居できねえよ、もっと来いよ』と檄を飛ばされたんです」と告白し、「そのことを思い出して、僕が佐藤くんに『もっと行けよお前!』と言ったのですが、そのあと寺島さんと2人のシーンをやったら、僕もまた同じことを言われまして・・・」と笑い飛ばす。佐藤は「そう言っていただけるのは、期待をしてもらっているんだと、愛を感じます」と感謝の気持ちを口にしていた。
【番組概要】
■タイトル:金曜8時のドラマ 「駐在刑事」
■放送日:2018年10月19日スタート(初回は2時間スペシャル) 毎週金曜夜8時放送
■出演:寺島進 北村有起哉 笛木優子 佐藤寛太 鈴之助 山口まゆ ・ 伊東四朗(特別出演) 長谷川朝晴 眞島秀和 市毛良枝 黒木瞳
■監督:皆元洋之助 小林義則(共同テレビ) 鈴木統
■脚本:田子明弘 入江信吾
■音楽:諸橋邦行
■チーフプロデューサー:濱谷晃一(テレビ東京)
■プロデューサー:阿部真士(テレビ東京)、元村次宏(東通企画)
■製作:テレビ東京/東通企画
■原作:笹本稜平 「駐在刑事」 「駐在刑事 尾根を渡る風」
(共に講談社文庫)
公式サイト:http://www.tv-tokyo.co.jp/chuzaikeiji/