WOWOW開局25周年記念「連続ドラマW コールドケース ~真実の扉~」が10月22日(毎週土曜夜10:00 全10話 ※第1話無料放送)にスタートする。放送直前の12日(水)には、東京の恵比寿ザ・ガーデンホールにて第1話完成披露4K・HDR試写会が行われ、主演の吉田羊、共演の永山絢斗、滝藤賢一、光石研、三浦友和、メガホンをとった波多野貴文監督が出席した。
2003年から2010年まで全7シーンズンにわたり米CBSで放送された大人気ドラマ「コールドケース 迷宮事件簿」を米国以外で制作するのは今回が初。物語の舞台をフィラデルフィアから神奈川県に移し、神奈川県捜査一課の女刑事・石川百合(吉田)らチームの面々が毎話異なる未解決事件の真相をたどり、解決していくまでを描く。
主人公の女刑事・石川百合役の吉田は「同じ志を持って同じゴールに向かって走れるのが楽しく、贅沢な現場でした。俳優としても役のうえでもお互いをリスペクトして前に進める関係性を築けたのが嬉しかった」と共演俳優に感謝の意を表しながら「脚本を読んだ時に言葉を失うくらい面白かったし、WOWOWのドラマ作りに対する意地を見た。世界が日本に誇る作品であると言えるし、そう演者がハードルを上げてもお釣りがくるくらいのドラマ」とクオリティの高さに胸を張った。
オリジナルの主演キャラクターであるリリー・ラッシュとの差別化については「チャーミングで可憐で儚いながらも芯が強い。それは私には表現出来ないと不安に思ったけれど、逆にアメリカでは表現できない日本人らしさもある。ドライではなく、日本人特有の人情味を持って対象に寄り添って行く日本人らしい部分は私たちが演じてこそ出せるものだと大事にした」と日本版ならではの長所とこだわりを明かした。
巡査部長・高木信次郎役の永山は「ガチガチで緊張しました。皆さんの圧倒的な力強さに、改めてメチャメチャ一所懸命やらなければと感じて『本気を出す!』と思った」と襟を正すも、“今だから言える事”を聞かれると「WOWOWでお仕事をさせてもらうのはこれで5回目だけれど、まだWOWOWに加入していません」と爆弾発言。これに吉田は「その未解決事件はすぐに解決して!」と演じた石川百合ばりにビシッと決めていた。
ケンカ早い性格の警部補・立川大輔役の滝藤は「短気なところもありますが、笑顔が凄くチャーミング。今までにない僕が皆さんのおかげで引っ張り出されました。色っぽいので女性ファンが増えればいいな」と新境地に期待。その横で吉田は「そんな動機で芝居しているんだ(笑)」と驚き顔だった。
警部補・金子徹役の光石は「監督の温和な雰囲気がそのまま撮影現場にあった。だから打ち上げが終わった次の日の朝は“皆に会えないのか”と思って寂しくなった」と呟くと、“今だから言える事”の質問に突然、吉田に向かって「好きです!」と公開告白し、笑いを誘った。頼れるボス・本木秀俊役の三浦は、撮影後にオリジナル版の舞台、フィラデルフィアを訪れたといい「想像していたよりも凄く綺麗な街だった。ドラマを撮る時はあえて雰囲気のある場所を選んだり、画調を落としたりして、日本もアメリカも作り方は変わらないんだと納得して帰って来ました」と報告していた。
最後に吉田は「撮影に入ると、職人のように一人一人仕事をする共演者とスタッフの姿に感動し、日本のドラマの魂のようなものを感じました。一人でも多くの皆さんに観ていただきたい、日本を代表するくらいの素晴らしいドラマが出来たと自負しております」と締めくくった。
「連続ドラマW コールドケース ~真実の扉~」WOWOWにて、10月22日(土)スタート
毎週土曜 夜10時よりWOWOWプライムにて放送(全10話)[第1話無料放送]
(C) WOWOW/Warner Bros. Intl TV Production
公式サイト:http://www.wowow.co.jp/dramaw/coldcase/