テレ東系 ドラマ24「ディアマイベイビー~私があなたを支配するまで~」が、第1話見逃し配信再生数、配信開始4日間で100万回を突破するなど現在絶賛放送中(毎週金曜日 24時12分~24時42分)だ。テレ東×アミューズクリエイティブスタジオが共同製作した完全オリジナル漫画を原作に、連続ドラマ化した第2弾となる本作は、芸能事務所のマネージャー・吉川恵子が、新人俳優・森山拓人に異常なまでの愛を注ぎ、その執着が狂気へ変貌していく様を描く、鬼気迫る狂愛サスペンス。
恵子の狂気的な愛を全身で演じる松下由樹と、その狂愛を受ける拓人を演じる野村康太に、役との向き合い方や印象的なシーンを振り返りながら、本ドラマの魅力を語ってもらった。
― 今回の共演にあたって最初のお互いの印象と、お芝居で対峙されてから印象が変わったことや驚かされたとかあったら教えてください。
松下由樹(以下、松下):私は、今回の作品で初めて野村さんにお会いしたのですが、とにかく身長が高くてびっくりしました。拓人のプロフィールには身長184センチって書かれているのですが、絶対に2m近いと思って「ドラマ上の設定でしょ?」と聞いたら、実際に184センチだと言うのでさらに驚きました。とてもおとなしい方なので、この役を通していろんな表情が見られるだろうなと、撮影を楽しみにしていました。
最初は恵子についていく感じの雰囲気ですが、その後どんどん恵子から離れたい、その支配から逃れようとしていくので、もっともっといろんな表情が出てくると思いますし、劇中劇ドラマの撮影では、また違った野村さんの表情が見られるのが楽しみです。
― 野村さんはいかがですか?
野村康太(以下、野村):松下さんは、とても優しくて柔らかい雰囲気の方です。こんなに優しい方がどうやって狂気じみた恵子を演じるのか全然想像もつかなかったので、対峙するのが楽しみでした。実際にお芝居をしてみると、松下さんの目に凄く引き込まれるので、すんなりと精神が蝕まれていくのを感じました(笑)。これからどうなっていくのかワクワクしています。
― どんどんエスカレートしていく描写に引き込まれていくと思いますが、最初に脚本を読まれたときの感想をお聞かせください。
松下:衝撃的でした。セリフの1つ1つにパワーワードがありますし、展開も激しいのでとにかく強烈。この強烈なところをどう演じたらいいんだろうと最初に考えました。
野村:僕も本当に衝撃的でした。ドキドキハラハラするような展開が毎話ずっと続いているんです。僕は台本を読むときは割と休憩を挟みながら読むタイプなんですが、休む暇もないぐらい没入してしまって。あっという間に読ませていただきました。
― 過激なお話ではありますが、演じるうえで心がけていたことはありますか?
松下:このドラマは次の展開がとても気になる、おもしろい内容ですが、どう演じるかによって(人物像や雰囲気が)変わってしまうので、演じるうえで迷いを持ちたくなかったんです。クランクインする前にスタッフの方と作品やキャラクターについて何度も話をしてイメージを擦り合わせ、最初に受けた“強烈”というものを何周もしてフラットにそのキャラクターを演じられるよう役を落とし込んでいきました。台本が撮影前に全話できていたのも役を構築していくうえで大きかったです。
野村:拓人が恵子からどのような影響を受けるのかを、現場で感じ取ることが大事だと思っています。松下さんと真摯に向き合って、どういう感情が出てくるかを感じながら繊細に演じようと思っています。
―お二人にとってもマネージャーさんは身近な存在だと思いますが、自分のマネージャーが恵子さんだったらどうですか?
松下:愛情を持って役者を育てるということは凄く嬉しいし、ありがたいことですが、恵子のように度を超すと歪みますので、どなたもいいとは言わないと思います。
野村:僕は怒られるのが嫌なので、恵子みたいにガミガミ怒鳴ってくる人は苦手ですね(笑)。ただ、愛情を感じないと不安になってしまうので、愛を注いでくれることは嬉しいことだと思います。
― 理想的な俳優とマネージャーの関係はどんなものだと思いますか?
松下:お互いに、「この人だ」、「この人にお願いしたい」と思えるのが一番の理想だとは思います。恵子も純粋に本当にこの子をスターにしたいと思っているはずですが、その思いが歪むと違う方向に行ってしまう。たぶん、入口のマネージャーの存在としては良かったのかもしれませんが、その後全てが外れていってしまうんですね。
野村:僕はマネージャーさんに頼っちゃう事が多いので、そういうときに助けてくれる頼もしい人がいいです(笑)。
松下:それ、恵子じゃない?(笑)
野村:そうですね(笑)。頼もしいは頼もしいですけど・・・。
松下:やり方が酷いけどね(笑)。
― 拓人を支配しようとする恵子、恵子に支配される拓人という、なかなか共感しにくいキャラクターだと思いますが、そんな中でも演じていて共感できる部分や、気持ちは分かると思う部分はありましたか?
松下:共感しにくいので、キャラクターや物語の強い部分だけじゃなく、そこにある裏付けされた気持ちを作り上げていくことによって、「あり得ないよ」という物事が「あるかもな」とか、「そんなこと起きたらどうなのかな?」と想像していけたらいいなと思っているので、その演じ方にも注意しています。リアルな共感というものではなくて、『ディアマイベイビー』というドラマの中の没入感の中で、それぞれのキャラクターに共感していただけたら嬉しいですね。
野村:僕が演じる森山拓人は新人俳優ですが、僕自身もまだキャリアが長くないので、共感できる部分が多かったです。拓人がお芝居を始めて右も左もわからないときに、恵子の言うことを素直に聞いてしまうところは凄くわかりますね。ただ、あれだけ歪な愛情ではありますが、拓人の幼少の頃を考えると自分を宝物のように扱ってくれる人が現れたら、たとえ過剰な愛情だとしても、どこかで依存してしまったり、頼ることもあるかもしれないなと思いました。
― ドラマの中で印象に残ったシーンやセリフはありますか?
松下:恵子が拓人のことを“バブちゃん”と呼ぶところです。店内で『バブちゃーん!』と探し回る場面があるのですが、朝早い撮影だったので、空き時間だった野村さんは現場の近くで寝ていたんです。私が何度も『バブちゃーーん!』と叫ぶ撮影をしていても、野村さんは全く起きませんでした(笑)。私があんなに叫んでいたのに、微動だにしなくて。凄い方だなと思いました(笑)。(野村も苦笑い)
野村:僕は「お芝居に集中してほしいから、一緒に住まない?」と恵子から提案されるところは驚きました。マネージャーさんから「一緒に住まない?」と言われるなんて・・・と衝撃を受けました。
― 松下さんは役を演じるうえで、これまで携わってきた方や周りのマネージャーさんなどで、参考にされた方はいらっしゃいますか?
松下:全くないです (笑)。撮影がスタートするときに、ドラマの中での恵子に対して思い巡らせていくという作業が凄く大変でした。私たちの役者としてのリアルな世界を想像するより、あくまで『ディアマイベイビー』のドラマの中で起きてることと捉えた方が、より面白くなると考えたので、参考にしたり、この人こうだったなというようなリアルな想像はしていません。
― 現実の世界を知っている松下さんですから、“こんな人がいたらすごいな、怖いな”というように想像を膨らませながらキャラクターを作っていかれたのでしょうか?
松下:そうですね。ただ恵子を演じるときに、“こういう人いたら怖いな”というよりも恵子としての気持ちで演じているので、自分で怖いとは思っていないんです。野村さんはこんなこと言われて怖いと思うかもしれませんが、本当に「一緒に住まない?」という気持ちで言っているので。心配も含めて、自分がこの子と一緒にいたいという思いが全部入り混じっているのですが、怖がらせるためには演じていないんです。
― 人との距離感や付き合い方についてもとても考えさせられるドラマですが、松下さんと野村さんが人との関係で気を付けてらっしゃることは何かありますか?
松下:そう聞かれると、私はあらためて人との関係や距離感を無視していたかもしれないと実感しました(笑)。恵子の気持ちでお話ししていると、自分も距離感とか全然気にならなくなっていて(笑)、やはり人との間に少しは遠慮や気遣いというものを持たないといけないことを、一瞬忘れていました(笑)。私はあまりベタベタするのが好きではないので、相手のことも思いながら適度な距離を保って接したいと思っています。
野村:僕は“親しき仲にも礼儀あり”と言う言葉をずっと大切にしていて、本当に仲が良い相手でも感謝の気持ちを伝えるとか、気遣いをすることはとても大事だと思うので、小さなことでも、親友や幼なじみであっても「ありがとう」という気持ちを伝えるように心がけています。
― ところで、恵子が拓人を新人俳優として育てていく中で、拓人への執着がどんどん強くなっていくという内容にちなんで、ご自身の中で愛して止まないものがあったら教えていただけますか?
松下:私はあまり執着するということがないので・・・、今はないかもしれません。以前は、自分の中で、「これをするために、これをしないといけない」というようにゲンを担ぐような時期もありましたが、そうするとそのことに縛られて抜け出せなくなってしまうので。恵子もそうですが、やはり何かに縛られてしまうと、自分への恐怖心が勝ってしまう。好きなものが周りにあることはいいのですが、やりすぎてしまうと自分をがんじがらめにしてしまうので、徹底的にやるということはなくなりました。
野村:焼肉が凄く好きで、疲れたときに焼肉を食べに行けばすぐ元気になるぐらい大好きです。小学生のときは焼肉を食べに行くと5人前は絶対に食べていました。つい先日も、たぶん7~8人前ぐらいのお肉を食べました。そのくらい焼肉が大好きです。タン、ハラミ、ロースは絶対に食べます(笑)。
松下:凄い! それだけ食べるなら、まだ身長が伸びているんじゃない?(笑)
野村:そうかもしれませんね(笑)。
― それでは最後に、本ドラマを楽しみにされている皆さんにメッセージをお願いできますか?
松下:とても刺激的で過激なドラマになっていますが、純粋な愛情を秘めている部分もあります。1度観たらもう目が離せない、瞬き禁止のドラマです。ぜひ、最後まで展開を楽しみにご覧ください。
野村:想像を軽く超えてくる展開がたくさん散りばめられています。ただそれだけではなくて、それぞれのキャラクターに共感できる部分もあったり、この先がどうなっていくのか考察するのも面白いと思います。見る方によって捉え方が変わると思うので、いろんな楽しみ方をしていただけたら嬉しいです。
撮影:ナカムラヨシノーブ
<ストーリー>
2025年春、日本中を震撼させる衝撃の事件が発生─。
「人気俳優が担当の女性マネージャーをナイフで刺した」というセンセーショナルなニュースが報じられた。
そのニュースの裏に隠された、女性マネージャーと俳優の間で起きた衝撃的な出来事とは―?
――ベテランマネージャー・吉川恵子(松下由樹)は、デビュー前から育て上げた国民的女優に裏切られ、絶望のどん底にいた。そんな中、街で偶然すれ違った森山拓人(野村康太)に運命を感じ、彼を芸能の世界へと誘う―。
新人俳優としてデビューすることになった彼をスターにするためには手段を選ばない恵子だが、そのうちに拓人の交友関係やプライベートまで縛っていくようになる。彼へ向ける愛情は次第にエスカレートしていき、いつしかマネージャーとしての域を超えていくようになり…。
≪番組概要≫
【タイトル】ドラマ24「ディアマイベイビー~私があなたを支配するまで~」
【放送日時】毎週金曜深夜24時12分~24時42分
【放送局】
テレビ東京、テレビ大阪、テレビ愛知、テレビせとうち、テレビ北海道、TVQ九州放送
【BSテレ東】毎週火曜深夜24時00分〜24時30分
【配信】 各話放送終了後から、動画配信サービス「Lemino」(予定)「U-NEXT」にて第一話から最新話まで独占見放題配信
▶Lemino: https://lemino.docomo.ne.jp/
▶U-NEXT: https://t.unext.jp/r/tv-tokyo_pr
広告付き無料配信サービス「ネットもテレ東」(テレ東 HP、TVer、Lemino)にて見逃し配信
▶テレ東HP: https://video.tv-tokyo.co.jp/dearmybaby/
▶TVer: https://tver.jp/series/srxdmy2xey
▶Lemino: https://lemino.docomo.ne.jp/
【原作】 MANGAmuse・テレビ東京「ディアマイベイビー」(テレビ東京・AMUSE CREATIVE STUDIO・SORAJIMA 刊)
【主演】 松下由樹
【出演】 野村康太 中村ゆりか 長妻怜央 / 岩谷健司 山口紗弥加
【脚本】 岸本鮎佳
【監督】 河原瑶 松丸博孝
【音楽プロデューサー】田井モトヨシ
【音楽】 田井千里
【チーフプロデューサー】森田昇(テレビ東京)
【プロデューサー】藤田絵里花(テレビ東京)矢ノ口真実(The icon)木村綾乃(The icon)
【制作】 テレビ東京 The icon
【製作著作】「ディアマイベイビー」製作委員会
【公式HP】https://www.tv-tokyo.co.jp/dearmybaby/
【公式X】@tx_dearmybaby https://x.com/tx_dearmybaby
【公式Instagram】@tx_dearmybaby https://www.instagram.com/tx_dearmybaby
【公式TikTok】 @tx_dearmybaby https://www.tiktok.com/@tx_dearmybaby
【ハッシュタグ】 #ディアマイベイビー
©「ディアマイベイビー」製作委員会
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