神尾楓珠＆池田エライザW主演で意気投合も、“絵ごころ対決”では火花を散らす！？ドラマ「左ききのエレン」の制作発表会

in Report(TV), TV · 2019/10/17

Tags: かっぴー, 中村ゆりか, 今泉佑唯, 八木アリサ, 吉村界人, 左ききのエレン, 後藤庸介監督, 池田エライザ, 石崎ひゅーい, 神尾楓珠

ドラマ「左ききのエレン」の制作発表会が10月15日、東京・スペースFS汐留にて行われ、W主演の神尾楓珠と池田エライザをはじめ、共演の石崎ひゅーい、中村ゆりか、今泉佑唯、吉村界人、八木アリサと、後藤庸介監督が出席した。

かっぴーの同名漫画を原作に実写ドラマ化した本作は、広告代理店を舞台にしたクリエイター群像劇。自らの才能の限界に苦しみながらも、いつか“何者か”になることを夢見る朝倉光一と、圧倒的な芸術的才能に恵まれながらも、天才ゆえの苦悩と孤独を抱える山岸エレン。凡才と天才の相対する2人の敗北や挫折を通して、本当の自分を発見していく姿をリアルに描き出す。朝倉光一役を神尾、山岸エレン役を池田が演じる。

本作で地上波ドラマ初主演を務める神尾は「初主演のプレッシャーはありましたが、“何者かになりたい”というのは誰もが持っている願望だと思う。もちろん自分も持っているので、光一としてそういうものを表現できたらと思って演じました」と語る。

池田は「天才というのは計り知れないと思うので演じる自信はなかったです。でも、エレンは人間らしさを感じることが多くて、やってよかったなと思います」とコメント。すると、神尾が「それが実写化の良さだよね！だって生身で演じたからこそ見えるものじゃない？」と同調。

池田の印象について、神尾は「カメラが回ってないところでも常にエレンでいてくれた。だから、僕はすんなり普通の人間である光一を演じることができました」と池田を称える。一方の池田は「光一がいろんな場面で成長を見せてくれるので、エレンを演じていて楽しかったです」とニッコリ。お互い共演を喜んでいた。

エースクリエイター・神谷雄介を演じる石崎も連続ドラマ初出演となるが、「自分とは正反対の性格で･･･」と苦笑い。「『やってみろ』というカッコいいセリフを言う時にどうしてもなまってしまって…」と照れながら話し、「9テークもやり直したんです」と明かした。神尾も「笑いが止まらなかったです！しかも、ひゅーいさん、成功したときに『決まった！』って顔をするので、それにも笑っちゃって」と暴露し、会場の笑いを誘う。

光一の元恋人・加藤さゆり役の中村は英語のセリフに苦労したそう。中村が「英語でのセリフを確認すると、監督が『う～ん』って納得いかないような顔するんですよ。うるさいなあと思って（笑）」と愚痴ると、後藤監督は「彼女、しっかり者に見えますけど、結構天然さんなんですよ」と言い出し、神尾も「そうそう、急に『ネット回線、何使ってる？』とか突然聞いてくるんですよ」と頷く。岸あかり役の八木は「登場人物の中で自分が一番共感できたキャラクターでした。皆さんに、岸あかりが届けられたらいいなと」と目を輝かせた。

光一の後輩でコピーライター・三橋由利奈役の今泉は「自分と真逆な役ですが、明るい性格は自分と似ているなと思いました」と語り、クリエイターを憎む営業職・流川俊役を演じる吉村は「最初は彼の気持ちがわからなかった。でも演じる中で好きになりました」と思いの丈を述べた。

後藤組の撮影現場を振り返り、「自由を許してくれる現場でした。『どんな芝居したい？』『どう動きたい？』と聞いてくれる現場で楽しかったです」と話す池田だったが、（第1話に登場する）グラフィティアート(スプレーなどを使って壁などに描く)をするというシーンの撮影について言及し、「左手を酷使しすぎて、四十肩っぽくなっちゃって。今も若干上がらないんですが、それくらい集中してやり続けられちゃうので、絵の魔力を感じました」と、しっかりアートにハマった様子。

また、イベントでは光一チーム、エレンチーム、そして現役美大生チームで絵ごころ対決を行うことに。さらに特別審査員として原作者のかっぴーが登場！お題は、かっぴーから「横浜マリンタワーに、スプレーでライオンの絵を描く神谷」と出され、3チームが交代で絵を仕上げていく。美大生は利き手ではない手で描くというハンデも付けられたが、結果的にはエレンチームに軍配が上がった。