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岩田剛典、自分は嘘が嫌い・・・でも、純は自分に近いものがある ドラマ『フォレスト』インタビュー!

ドラマ「フォレスト」岩田剛典様/Astage-12-Edit

新ドラマ『フォレスト』がいよいよ1月12日(日)よる10時15分より放送される!
初共演となる比嘉愛未と岩田剛典がW主演を務める本作は、平凡ながら幸せな同棲生活を送る恋人同士の楓と純、二人を取り囲む登場人物それぞれの「愛」と「嘘」が絡み合い、予想外の結末へ誘われるラブサスペンス。

「もし愛する人が貴方の知らない顔を持っていたら、変わらずその人を信じ、愛し続けられますか?」
“人間不信の森”、フォレストへと迷い込んでいくかのような物語のなかで、一ノ瀬純を繊細に演じる岩田剛典さんに話を聞いた。

― 本作出演の決め手は何だったのでしょうか?

まずはオリジナル脚本であることです。僕にとって今回のチームは“初めまして”になりますが、最初にお話をいただいたときから、本当に「ゼロから面白いものを作りたい」という熱意を感じたので、僕もこの船に乗りたいと思いました。

― 一ノ瀬純という役をどう捉えて、どのように演じようと考えられましたか?

一ノ瀬純という役は、ストーリーの中で一番謎が多い人物に描かれていると思います。毎話ごとに少しずつ暴かれていきますが、1つ言えるのは、恋人である楓に対しての想いはずっと変わらない、本当に一途なキャラクターであるということ。彼の真面目なところは全話通して変わらずに演じていこうと決めています。徐々に人が変わっていくように見えるかもしれませんが、彼自身が変わるわけではないので、そこも演じるところで心がけたところです。凄く緻密な脚本になっていて、かなり作戦を練りながら芝居をしないといけないので、監督といろいろ微調整をしながら撮影しています。

ドラマ「フォレスト」岩田剛典様/Astage-19-Edit

― 純とご自身が重なるようなところはありますか?

純は人当たりが良さそうで、物腰が柔らかい感じの性格の青年なので、特に立ち振る舞いや言葉遣いなどを作り込んでいることはないです。彼が置かれている設定では共通点は少ないですけど、キャラクター像は凄く自分と近いと思います。 “純だからこうしよう”というより、他のポイントで純を作っている感覚でしょうか。普段人と接しているのは自分の感覚に近く、その延長で演じている感じなので特別に役作りはしていないですね。

― 役のバックボーンを考えることは?

それは凄く考えます。ただそれを表現として何か目に見えるものにすることはないです。

#1場面写②

― 今回初共演になる比嘉さんの印象は? 撮影現場の雰囲気はいかがですか?

比嘉さんは今回初めてご一緒しますが、本当に明るくて現場のムードメーカーです。俳優の中には役がご本人と似ているという方もいらっしゃいますが、比嘉さんのこれまで出演された作品も拝見させていただいて、彼女は全く違うタイプの俳優さんだと思いました。現場でご一緒していてとても居心地がいいです。シリアスなシーンが展開されますが、現場は笑いも多く穏やかな時間が流れています。とても雰囲気がいいです。

― 比嘉さんとは演じる際に話し合ったりしましたか?

現場でセリフが変更されることも多かったので、よく話し合いました。監督やプロデューサー含めて話し合って、より良いシーンになるように作っていくので、何かそういう作業が結構多い現場であるからこそ、コミュニケーション取りやすい比嘉さんで凄く助かっています。

― 第一話では、同棲しているカップルのワチャワチャしたところも見れますか?

そうですね。そこも見どころになっていると思います。

― そういうときはどちらかというと、明るい比嘉さんがリードしていく感じでしょうか?

それが意外とあまりそういうシーンを演じてなかったと仰っていて。撮影が序盤だったということもあるかもしれませんが、探り探りで臨まれていた様子でした。

ドラマ「フォレスト」岩田剛典様/Astage-6-Edit-2

― オリジナル作品ということで、岩田さんご自身も先々の話はご存知ないまま演じられていたのですか?

全体のざっくりした道筋は伝えていただいていますが、現場では他の役者さんと「この先どうなるんだろうね・・・」みたいな話をしながら過ごしています。客観視できない部分の演技は難しいと同時に楽しさもあります。とても繊細な作業なので、逆にフラットに演じるのが一番怪しく見えたりするんじゃないかなと。前後のシーンの流れもあるので、その感覚をとても大事にしながらバランスを取るようにしています。

―「もし愛する人が知らない顔を持っていたら、あなたは変わらず信じ、愛し続けられますか?」というキャッチコピーがありますが、岩田さんはいかがですか?

嘘はバレずに墓まで持っていってくれればいいんですが、やはり嘘がわかるとだんだん信用できなくなってしまうと思うんです。知らない顔を持っていたら、相当考えちゃいますね。

― そんな岩田さんから見て、嘘がありながら付き合っている楓と純の関係性をどう思いますか?

嘘のレベルは別として、ちょっとした違和感がありながら共同生活をしているというシチュエーションは、世の中には結構あると思うので共感を得られることもあるのではないでしょうか。

ドラマ「フォレスト」岩田剛典様/Astage-2-Edit-2

― この作品では恋人同士の小さな嘘が積み重ねてられていき、人間の隠された一面が表になっていきます。岩田さんご自身は周りに本心を見せないほうですか? それともオープンにされるタイプ?

誰に対しても結構オープンですね。僕はファンの方たちに対してもオープンです。そういう性格なんです。その方が自分が楽なので。

― エイプリルフールなどで、ちょっと嘘をついてみたことなどありますか?

あまり嘘はつかないです・・・、嘘が嫌いなんですよ。嘘というか、(相手をおもんばかって)言わなくていいことは言わないようにするということはありますが、基本的に“嘘をつく”というマインドになったことがなくて、何でも正直に言ってしまうので(笑)。

―この人はこういう人だと視聴者が思っていたのに、思っていたのと違う!と驚かれることもあると思いますが、そこに俳優としてのやりがいを感じることはありますか?

それはおいしいですよね。ただ、今回の役柄はどちらかというと真面目にやっています。自分が軸となる存在なので、一番避けないといけないのは、宙ぶらりんになってしまうこと。演技に遊びを出すのもいいのですが、バランスが難しい。今回は下手に自分で(役に)味付けをしてしまうのは違うと思っています。

― 例えば、ご自身が今まで自覚していなかった一面や、誰かの言葉で自分にはこんな一面あったんだと気付かされた経験はありますか。

「結構抜けているところがある」とか、本当によく「天然」と言われたりします。自分では自覚がないのですが、そういうことって他人に言われないと気付かないことですよね。(三代目 J SOUL BROTHERSの)メンバーからよく言われるかな。あと、家族からも結構言われたりします(笑)。

― そんな時どういう気持ちになりますか?

不快な気分にさせなきゃいいかなと・・・。直らないんですよ、もうそういう性格っていうことで(笑)。例えば凄く集中しないといけないときは、そのこと以外のことがどうでもよくなっちゃうタイプなんです。なので、自分があまり気に留めていないことに対して興味を向けなかったりすると注意されることがあるかな。でも、失礼にならなければいいと思っているんです。(自分のことを)笑い話にしてくれれば、楽しい雰囲気になるだろうし。そういうキャラがいたほうがいいぐらいに思っちゃうんです、正直言って(笑)。「盛り上がっていただいてありがとうございます」くらいに思っているところはありますね。

― 今回の役に限らず、演じる上でいつも心がけていることはありますか?

基本的にお芝居は“嘘”なので、嘘に嘘を重ねないようにお芝居は嘘がないようにしようと思っています。その瞬間はその役を生きると言ったらいいのかな。

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― 本作は楓と純のラブストーリーが軸になっていますが、その周りの人々の物語もあります。

そうですね。色々な人が入り組んでいて、それぞれのキャラクターにバックグラウンドがあるストーリー展開になっています。ドラマで展開される事件に登場する人物全員が深く結びついていて、登場人物それぞれが抱える、他の人とは共有できない真実みたいなものを隠しながら生活してきた人たちの物語でもあります。一概に“サスペンス”、“犯人捜し”、“ラブストーリー”だとは言えないところがこの作品の面白いところです。ぜひ1話も見逃すことないように観てほしいです。

― タイトルの「フォレスト」のようにどんどん森の奥に引き込まれていくような感覚?

そうなんです。迷子にならないように気をつけてください(笑)。

― それでは、2024年を振り返りながら2025年の抱負をお聞かせいただけますか?

昨年はとても充実した1年でした。それを仕事の意味で朝ドラの出演、そして日曜劇場への出演、そしてソロツアー、そしてグループでもツアーがあって、そして下半期はこの「フォレスト」の撮影ありましたし、その他にも多くの作品の現場に立つことができました。2025年にやるべきことは色々あるので、その1つひとつを着実にやり遂げて、もっともっと成長できる年にしたいと思っています。

【岩田剛典(Takanori Iwata)】
1989年3月6日生まれ、愛知県出身。2010年、三代目 J SOUL BROTHERSでデビューし、現在はEXILEと三代目 J SOUL BROTHERSを兼任して活動中。2013年より俳優活動を始め、2016年公開の映画初主演作『植物図鑑』で『第41回 報知映画賞』 新人賞を受賞。さらに『第40回日本アカデミー賞』 新人賞俳優・話題賞、『第26回日本映画批評家大賞』新人男優賞を受賞し、「表現者」としての才能を開花させる。2024年は俳優デビューから10年を経て、『アンチヒーロー』(TBS系)や、連続テレビ小説『虎に翼』(NHK)に出演。ますます活躍の場を広げている。

<第1話あらすじ> —「愛」のためについた「嘘」が、幸せを壊し始める…
フラワーギフト会社で働く幾島楓(比嘉愛未)と、クリーニング店を営む一ノ瀬純(岩田剛典)は、同棲してまもなく1年を迎える恋人同士。
2年前、運命的な出会いを果たした楓と純の暮らしは、平凡ながら幸せで、結婚を期待する周囲の声も二人の耳に届き始める。だが、そんな話が出るたび、二人は曖昧な表情に。なぜなら、二人は互いにある「嘘」をついているから…。
楓は純に、「家族はいない」と伝えていた。ところがある日、二人のもとに、いないはずの楓の母の訃報がもたらされる。実は楓には、3年前に実家を飛び出して以来、絶縁状態の母・鈴子(松田美由紀)がいたのだ。しかも、鈴子は有名なホテルグループ・ブランフォレストの社長であり、楓はその一人娘。
家族の存在を隠していた「嘘」がバレてしまった楓は、純に鈴子との確執を打ち明ける。純は楓を責めることなく、鈴子を弔うため楓の実家へと一緒に足を運ぶのだが、そこで二人は予想外の光景を目にすることになり…!?

フォレストメインビジュアル

ドラマ「フォレスト」
ABCテレビ・テレビ朝日系にて、2025年1月12日スタート 毎週日曜よる10時15分
★放送終了後、TVer・ABEMAで見逃し配信
インタビューやメイキングなどのオリジナル動画を配信中!
TVer番組ページ:https://tver.jp/series/sr4vizlomz
ABEMA番組ページ:https://abema.tv/video/title/871-316

【ドラマ公式HP/SNS】
◆公式HP: https://www.asahi.co.jp/forest/
◆公式X: @drama_forest
◆公式Instagram: @drama_forest
◆公式LINEアカウント: @abc_drama

【キャスト&スタッフ】
出演 比嘉愛未 岩田剛典
ファーストサマーウイカ 中川大輔 川島鈴遥 石山順征 町田悠宇
水野美紀 / 森田甘路 ふせえり 堀部圭亮 / 松田美由紀
脚本:山岡潤平
原案:龍居由佳里
プロデューサー:辻知奈美 山下浩司 三田秀平(ABCテレビ)
山本喜彦 小路美智子(MMJ)
演出:高橋朋広 松嵜由衣 日暮謙
制作協力:MMJ
制作著作:ABCテレビ

©ABCテレビ

メイク:下川真矢(BERYL)
スタイリスト/【衣装協力】
marka、MARKAWARE / PARKING 03-6412-8217

撮影:ナカムラヨシノーブ

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