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源の魅力は他人のために一生懸命になれるところ! ドラマ『ガキ☆ロック~浅草六区人情物語~』主演、上遠野太洸インタビュー 

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Amazonオリジナルのジャパニーズ人情ツッパリ青春ドラマ『ガキ☆ロック~浅草六区人情物語~』(4月14日配信スタート)。柳内大樹の大ヒットマンガを原作にドラマ化された本作は、浅草を愛し、浅草に愛される粋な男・志村源と仲間たちの人情・愛情・友情を描いた物語。2014年に映画公開された『ガキ☆ロック』が、再びドラマとして浅草に帰ってきた!
この度、主演の志村源役を務める上遠野太洸さんが、本作の魅力と意気込みをたっぷりと語ってくれた。

― 2014年に映画『ガキ☆ロック』が公開されましたが、今回ドラマ化というお話を受けたときの感想を教えてください。
正直、驚きました。2014年の当時、「第二弾、第三弾とやれたらいいね」とみんなで話していたんですが、それから約3年経っていますから、もう(その話は)ないんだろうなと思っていました。ですから、ドラマ化の話を聞いたときはビックリしましたし、「またやれるんだ!」という気持ちで嬉しかったです。

― 久しぶりに懐かしいメンバーとお会いになられていかがでしたか?
久しぶりだったので、最初はちょっと緊張しました。でも、あんまりみんな変わってなくて。もちろん、歳はとりましたけど(笑)、根っこの部分が変わっていないので撮影はスムーズに進みました。それぞれの関係性など、根幹となるところはすでに出来上がっていたので、すぐに和気あいあいとした雰囲気になりました。

― 今回はドラマになりますが、演じるにあたって映画との違いはありますか?
演じる上ではドラマ、映画と分けていることはありませんが、単純に年月が過ぎているので、あらためて当時の“源”というキャラクターを観て、ここが足りなかったな・・・と思う点は、修正して埋めていこうと思っています。

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― “源”というキャラクターを見直すことができたのですね。そんな愛すべき源の魅力は?
カッコ良すぎないところかな。ダサいところはいっぱいあるんですが、他人のために一生懸命になれる。それも、自分の価値観で行動するというより、人の思いを汲んで一生懸命になるんです。それができるということはカッコいいと思います。

― そういう人間性を作り上げたのは、やはり浅草という土地だと思いますが、仙台ご出身の上遠野さんにとって、今作に携わってから浅草のイメージは変わりましたか?
以前は、ただ単純に「浅草=江戸」というイメージでしたね。作品に携わってからは、昔から変わらない空気を僕みたいな若い人間でも感じられて、それが凝り固まったものではなく、とても温かみのある柔らかいものだという印象に変わりました。
ずっとロケをしていると、「今日も撮影してるんだね」と声をかけてくれる人もいるし、「頑張ってね!」と言ってくれるおばちゃんがいたり。浅草の町そのものが物語の一部なんです。

― そんな地元感の強い浅草の町に触れていると、故郷の仙台のことを思い出したりしませんか?
実家が恋しくなる瞬間はありましたけれど、浅草の空気を思いっきり楽しみたいという気持ちもありましたので、郷愁の念に駆られて・・・ということはなかったですね。

― もうすっかり浅草の町に馴染んでしまいました?
そうですね、ずっといますから。馴染んでしまったかもしれませんね。

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― 物語には、源以外にもステキな人物がたくさん出てきますが、もし上遠野さんが源以外のキャラクターを演じるとしたら、誰がいいですか?
う~ん、誰かなぁ。みんな、それぞれのキャラクターがその人しかない!って思えるので、難しいですね。今回で言うなら、龍太も好きになれるキャラクターだと思います。
酷いことをしているんですが、そこには悲しみがあるので嫌いになりきれない。人間くさいんですよね。難しい役どころだとは思いますが、微妙な塩梅を山田裕貴くんが完璧に演じています。僕もそういう難しいところにチャレンジしてみたいなと思います。

― 久しぶりに集まった出演者たちとのエピソードはありますか?
まっつん(中村僚志)を劇中以外でもイジるようになりましたね(笑)。彼は4人(上遠野、前田、川村、中村)の中では一番年上なんですけど、ずっとあのキャラでいてくれるんです。他の人たちも映画の時よりキャラクターの存在感がはっきり出て、それぞれの関係性がより濃くなっています。

― 個性的なキャラクターたちも魅力ですが、ドラマの見どころは?
今回は前回の映画に比べて、ゆっくりとしたテンポで話が進みます。もちろん、いろんな事件が立て続けに起こっていきますが、その中でも浅草や源たちの日常が描かれているので、そのゆったりとした雰囲気、騒がしくて楽しい雰囲気をぜひ楽しんでいただきたいですね。特に前半にたくさん出ていますので、ぜひ注目してください。

― ドラマでは、今の世相を表している事件が盛り込まれています。そこから視聴者の方に伝えたいことは?
源が放つ言葉は、言われてみれば当たり前なんだけど、実際にそれを強く意識したことはないなと、考えさせられるんです。源の立場になって観ている方にとってみれば「そんなの当たり前じゃん」と思うかもしれないけど、現実にそれを意識して他人のために行動できているかというとなかなか難しいこと。改めてそこに立ち戻って考える機会になってもらえたらいいなと思います。

― 忙しい撮影が続くと思いますが、上遠野さんのリラックス方法は?
自宅に着くとすぐにリラックスモードに入ります。服を脱いだ瞬間にリラックスしていますね。そして音楽かけて、なんとなくふわふわしています。

― そんなときに聞く好きな音楽は何ですか?
いろいろ聞きます。アニソンも好きですし、バンド系も好きです。僕の世代ではないけれど、槇原敬之さんや、サザンオールスターズさんとか・・・。ジャンル問わず、そのときの気分ですね。

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― 今のマイブームは?
撮影現場での空き時間に、マコト役の前田公輝くんとオセロをやっていたんです。最初は僕が勝ったんですが、そのあと2連敗したまま進んでいないんです。次こそは勝ちたいので、家に帰って一人でオセロやってます。プチブームです(笑)。

― 意外と負けず嫌いなんですね。
やっぱり負けるのは悔しいです。人に突っかかっていくことはないですけど、心の中で悔しく思うタイプですね。

― 志村源というキャラクターとご自身が似ているところ、または似ていないと思うところはありますか?
行動に移すか移さないかの違いはありますが、源の持つ熱い思いは僕も感じるので、そこは似ていると思います。ただ、源はその思いのまま行動しますが、僕はなかなかそこまで行動に移すことはできていないかも。全然違うのは、源は女性のことになるとすぐに頭おかしくなっちゃうところですね(笑)。

― では、もし好みの女性が目の前に現れたら、上遠野さんは自分からアプローチするほうですか? それとも彼女の出方を待つ?
う~ん、どうだろうなぁ。よっぽど惚れていたらアプローチするとは思いますけど、ちょっといいな程度だったらスルーですね(笑)。

― 「第23回ジュノン・スーパーボーイコンテスト」でグランプリを受賞されて、現在芸能界で活躍されている上遠野さんですが、当初から俳優を目指していたのですか?
全然そうではなかったです。コンテストも、自分から受けようと思って応募したのではなかったし、気が付いたら最終的にグランプリをいただいていました。その瞬間も想像できていなかったので、頭が真っ白で・・・いきなり囲み取材を受けて、何を話せばいいのかわかりませんでした。

― それでも、今はしっかり俳優として頑張られています。俳優をやってみようと思ったきっかけは何ですか?
最初のころは、「どうしてこんなに怒られてまでやらなくちゃいけないんだ」と思うこともいっぱいありました。2011年10月に上演された『SAKURA』という舞台に出演したんですが、その頃の僕は感情を表に出すのが苦手で、何をやっても上手くいかなくて・・・。そのときの演出家の方に色々教わり少しずつできるようになって、本番では自由にやらせていただいたんです。そこで「芝居が楽しい」と思うようになってきました。少しずつ楽しくなっていきました。

― まだ夢途中というところでしょうか? 今考えるところの夢はありますか?
夢というより、すべて僕自身が納得できるかどうかが大事だと思うんです。少なくとも今の自分には納得はしていませんし、どこまで行ったら納得できるのかはわかりませんが、この(俳優という)仕事は生涯できると思うので、ここで完成!ということもない。もちろん、憧れる俳優さんもいますが、僕がその人と同じようにできたからといって終わりではないですし。今は決まった夢や目標みたいなものは考えていないですね。

― 憧れている俳優さんはどなたですか?
お芝居が好きなのは、香川照之さん。めちゃくちゃ自由に演じてられていますが、もの凄く色々なことを考えられていて、いろんな要素が絡みあっているのに全然それがうるさくない。いつか共演できたら嬉しいです。

― 今後やってみたい役はありますか?
感情は表に出さないけれど愛されて、気になるキャラクターなども演じてみたいです。

― 最後にドラマをご覧になる皆さまにメッセージをお願いします。
今回の『ガキ☆ロック~浅草六区人情物語~』は、さらに浅草の魅力をふんだんに詰め込んでいて、町自体や、そこに生きる人たちの繋がりがどれだけ熱くて尊いものかがわかる内容になっています。その中で何が正しいか、正義の在り方などのメッセージも込められていて、視点や考え方は決して一つではないですが、源の言う「人に迷惑かけるようなものは正しくない」ということを全力で訴えていますので、それを感じて自分を省みるきっかけになってもらえたらいいなと思います。ぜひドラマを楽しんで観てください。ありがとうございます。

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【上遠野太洸 プロフィール】
1992年生まれ、宮城県出身。
2010年「第23回ジュノン・スーパーボーイコンテスト」で応募総数15,132人の中からグランプリに輝きデビュー。その後ドラマ、映画、舞台と活躍の場を広げている。2014年、ニューヨークの女装バレ“グランディーバ”の日本公演で舞台初主演を務め、同年『仮面ライダードライブ』(2014年・テレビ朝日)、映画『劇場版 仮面ライダードライブ サプライズ・フューチャー』(2015年)ではチェイス役で出演し、人気を博す。主な出演作は『35歳の高校生』(2013年・日本テレビ)『チーム・バチスタ4 螺鈿迷宮』(2014年・関西テレビ)『伝七捕物帳』『伝七捕物帳2』(2016年/2017年・NHK BSプレミアム)など。

『ガキ☆ロック~浅草六区人情物語~』
【ストーリー】
ここは東京の下町・浅草。区議会議員の戸成虎之助は2020年の東京オリンピックに向けて「浅草を、日本一のおもてなし都市にしましょう!」と住民たちに熱く語りかけている。
一方、「浅草六区、ナメんじゃねぇ!」と半グレ集団と大乱闘をしている男たちがいる。ひときわ強さの目立つ金髪の男が、生まれも育ちも浅草六区、浅草寺で産湯をつかい、性は志村、名は源。通称喧嘩祭りの源である。一たび浅草を歩けば「源!」「源ちゃん!」と浅草の住人たちに声をかけられ、まるで寅さんのような人気ぶり。実家のストリップ劇場・イギリス座を手伝いながら、仲間の人力車屋のマコト、フリーターのジミー、おバカな坊主のまっつん、と共に今日も大好きな浅草で暮らしている。
そんな源は、たこ焼き屋でアルバイトをしている今日子に出会い、あっという間に恋に落ちる。惚れっぽい男が浮かれていると、事件は起きるのであった。いつものように先輩・のりおが営む居酒屋のりおちゃんポーン!にたむろし、看板娘の真奈美たちとバカ話で盛り上がっていると、流血した蕎麦屋の店主が倒れ込んでくる。聞けば、猿のマスクを被った暴漢にいきなり殴られたという。
新しい出会いや別れのある中で、浅草で次々に起こる不可解な事件。容赦なく始まる浅草の開発。源たちは「大切な浅草は、俺たちが守る!」と義理と人情を胸に、奔走していく・・・。これは、欲にまみれた人間たちが浅草を壊し、奪い合った、数週間のお話である。

4月14日(金)よりamazonプライム・ビデオにて見放題独占配信中!
原作:柳内大樹
企画・プロデュース:河野正人(クラスター)
キャスト:上遠野太洸 前田公輝 川村陽介 中村僚志
/六平直政 円城寺あや 勝矢 大塚千弘/久松郁実/板野友美 柾木玲弥/山田裕貴/原田龍二
オープニング曲:「赤い命が燃えている」 作詞:上中丈弥 作曲:THEイナズマ戦隊 唄:THEイナズマ戦隊
エンディング曲: 「ガキ☆ロック」 作詞:柳内大樹 作曲:竹原ピストル 唄:竹原ピストル
製作著作:株式会社クラスター
(C)CLUSTAR inc.
★公式Twitterアカウント:@rock_gaki

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