Netflixオリジナルシリーズ『今際の国のアリス』のワールドプレミアが12月7日、東京・渋谷のMIYASHITA PARKにて開催され、W主演の山﨑賢人と土屋太鳳をはじめ、共演の村上虹郎、町田啓太、朝比奈彩、桜田通、三吉彩花、栁俊太郎、金子ノブアキ、青柳翔、仲里依紗、吉田美月喜と佐藤信介監督が登壇した。
本作は、2010年から2016年まで「週刊少年サンデーS」「週刊少年サンデー」(小学館)にて連載された、麻生羽呂のサバイバルサスペンスコミック（全18巻）を原作に、映画『キングダム』や『BLEACH』などで知られる佐藤信介監督の手で実写ドラマ化。人生に夢や生き甲斐を見出せず曖昧に生きてきたアリス（山崎）と、どんな苦境でも生きる意味を探し続けるウサギ（土屋）が、突然放り込まれた謎の世界“今際の国”で、共に生きのびるために命を懸けた“げぇむ”に挑んでいく姿を描く。
いよいよ、12月10日よりNetflixで全世界独占配信される本作について、山﨑は「ワクワクしています。信介監督と一緒に映画のようなクオリティでドラマが作れると聞いて、すごくワクワクしましたが、撮り終わった今もワクワクが止まらないです。最高の作品ができたと思うので、早く皆さんに観ていただきたい気持ちでいっぱいです」と胸を張る。
土屋も「アクションも壮大ですし、CGもすごいです。私たちが一晩中走って逃げて飛んでいて、リアルに本気で臨んだので、本物の作品になっていると思います」と自信をのぞかせた。
チシヤを演じた村上は「ネタバレになってしまうのであまり言えませんが･･･」と前置きしながら、「日常でもこういう人いるよねという人と、ちょっと浮世離れした人が、 “今際の国”という大きな世界で共存していることがとても面白いと思う」と、本作の魅力を語った。
町田は撮影のスケールに言及し、「渋谷のスクランブル交差点のシーンはオープンセットで撮影させてもらったのですが、その規模感に圧倒されました。そのなかでお芝居をして興奮し、高揚しました」と語り、「一番（印象に）残っているのは、僕の人生で二度とないであろう、山﨑賢人くんを肩車して渋谷のど真ん中で大騒ぎしたことです（笑）」と楽しそうに振り返った。
三吉もリアルに再現されている映像に触れ、「この世界に入った感覚をリアルに、スリリングに体感していただけると思います」とコメント。ニラギ役の桜田は「自分は狡猾にみんなに嫌なことをする役をやりましたが、CGと人間模様が上手く交わっているので、ぜひそこを観ていただきたいです」と力を込めた。
アクションも見どころの本作。撮影の3カ月前からアクション練習に取り組んだという朝比奈と栁。朝比奈は「柳さんと最初は気を使いながらやっていたんですが、そのうちに『当たってもいいよ』というくらいの安心感ができてきました」と徐々に栁との信頼関係も築いていった様子。対する柳は「僕は日本刀で、朝比奈さんは素手だったんです。朝比奈さんは手足が長いからすごく伸びてくるので、その距離感をつかむのに苦労しました」と回顧した。
また、アグニ役の青柳が「アグニはえれー筋肉とえれー坊主なので、監督になんとかCGで･･･とお願いしたら、監督が『わかりました』と言ってくださって。だからあの坊主と筋肉はすべてCGです」とひょうひょうと話すと、登壇者たちから「絶対嘘だよ！」と総ツッコミを受ける。
本作では知能型、バランス型、肉体型、心理型の4種類の“げぇむ”が登場するが、どのジャンルが得意だと思うか？と尋ねられた土屋は「迷わず肉体型です。他のげぇむだと号泣すると思います」と答え、同じ質問に山﨑も「かろうじて肉体型ですかね。バランス型もいいと思うけど、仲間がいなかったら死んじゃうかな（笑）」と、同じく肉体型を選んでいた。
イベントの終盤には、配信を記念してクリスマスツリーの点灯を行い、トランプをモチーフとしたツリーが華やかに夜空に浮かびあがった。
最後に佐藤監督は「この作品についての知識を何も持たずに見ていただき、ドキドキ、ハラハラしていただいて、楽しんでいただければ」と伝え、土屋は「みんなが覚悟を決めて臨んだ作品です。世界中の方が共に生きることを感じていただけたら嬉しいです」。山﨑は「恋愛だったり、サバイバルだったり、謎解きだったり、推理だったり、ミステリーだったり、いろんな要素があって、どの世代の方でも楽しめる作品になっています。この作品を見て、生きていくヒントになればいいなと思います。おもしろい作品には国境はないと思うので、みなさんに愛される作品になれば嬉しいです」とアピールし、イベントを締めくくった。
＜STORY＞
優秀な弟と比較され続け、人生に意味を見出せず鬱々とした日々を送るアリス。唯一の心のよりどころである親友のチョータとカルベと渋谷に繰り出すと突然、街は無人と化す。不安を感じつつも、誰もいない解放感にはしゃぐ3人。しかしそこは、様々な“げぇむ”をクリアしなければ生き残ることができない“今際の国”だった…。持ち前の観察力と判断力を発揮していくアリスは、仲間を作らずたった一人で“げぇむ”に挑み続けるクライマーのウサギと出会う。命を懸けるというかつてない体験を通し彼らは、「生きること」に正面から向き合うこととなる。
Netflixオリジナルシリーズ「今際の国のアリス」
原作：麻生羽呂「今際の国のアリス」（小学館「少年サンデーコミックス」刊）
監督：佐藤信介
出演：山﨑賢人 土屋太鳳
村上虹郎 森永悠希 町田啓太 三吉彩花 桜田通 朝比奈彩 栁俊太郎 渡辺佑太朗
水崎綾女 吉田美月喜 阿部力 金子ノブアキ 青柳翔 仲里依紗
脚本：渡部辰城、倉光泰子、佐藤信介
企画・制作：（株）ROBOT
※山﨑賢人の「ざき」は「たつさき」が正式表記
※栁俊太郎の「やなぎ」は旧漢字
配信：2020年12月10日(木)、Netflixにて全世界独占配信
Netflix作品ページ：https://www.netflix.com/今際の国のアリス
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