鈴木亮平、山﨑育三郎のピアノ弾き語りに「惚れかけた(笑)」 WOWOW「連続ドラマW 宮沢賢治の食卓」

in Report(TV), TV · 2017/06/17

Tags: wowow, 御法川修監督, 石橋杏奈, 連続ドラマW 宮沢賢治の食卓, 鈴木亮平

WOWOWプライム「連続ドラマW 宮沢賢治の食卓」の第１話試写会が、6月15日、東京・時事通信ホールにて行われ、主演の鈴木亮平と共演の石橋杏奈、御法川修監督が舞台挨拶に登壇した。

本作は、魚乃目三太の同名コミックをもとに、国民的詩人であり童話作家の宮沢賢治が、青年時代に愛した食やクラシック音楽を通して、家族や彼を囲む周りの人々との関わりを描いていく。今まで映像では描かれなかった、若くて躍動的な瑞々しい宮沢賢治の物語。宮沢賢治役を鈴木が務め、賢治の最愛の妹・トシ役を石橋が演じる。

鈴木は、「誰もが知っている人物ですが、これまで描かれていなかった宮沢賢治が移し出されています」と自信をのぞかせ、「監督がすごく宮沢賢治のような方なんです。熱くてピュアなところがとても似ていて、現場でもよく観察させていただきました」と、役作りのために御法川監督を参考にしたことを明かした。しかし、「『よーいスタート！』の掛け声のとき、監督の気持ちが入りすぎちゃって、僕の心理まで言っちゃうんですよ。『よーい！俺はでくの坊だ、なんもできない！スタート！って（笑）」と、現場での様子を再現しながら説明し、会場の笑いを誘った。

また、本作は食を通しての賢治も描かれている。鈴木は「いま流行のグルメものの中で、たぶん一番質素な内容だと思います。第1話はコロッケですし（笑）、最終話は雪ですから…」とおどけながらも、「身の周りにある食事のおいしさをあらためて実感していただけると思います」と伝えた。

賢治との共通点は？と聞かれ、「マニアックなところが似ていると思います」と答える。「賢治は空想好きというイメージがあるかもしれませんが、石に詳しかったり･･･実際には世界に対するあふれる知識があった人なんです」と述べ、「僕も遺跡とか、魚とか好きですし、地質や地層を見るのも大好きなんです」と、笑顔をみせた。

妹・トシを演じる石橋について「トシが死にゆくシーンでの彼女の表情が忘れられないんです。杏奈ちゃんの今まで見たことのない顔を見せてくれています。僕もその演技に引っ張られました」と絶賛した鈴木。「5話まで見るとその演技が見られます。絶対にとりこになります」と続けた。
一方の石橋は、「鈴木さんは本当にお兄ちゃんみたい。プライベートのことでも色々お話しました」とニッコリ。鈴木も「僕もいろんな教えてもらいましたよ、K-POPとかね(笑)」と、劇中さながらの兄弟感を出していた。

さらに、賢治の親友で音楽教師・藤原嘉藤治役を演じる山崎育三郎についても言及し、「彼は愛おしくてしょうがない王子なんですが、けっこう男っぽいんです。たまに撮影合間にピアノの弾き語りで歌いやがるんです(笑)。ちょっとレミゼ（レ・ミゼラブル）の曲とかやったりして、惚れかけました」と、これまた絶賛し、「彼が伴奏を弾いて僕が歌うシーンでは、僕がことごとく音を外して･･･恥ずかしかったです」と照れていた。