©「直ちゃんは小学三年生」製作委員会
杉野遥亮主演の新ドラマ「直ちゃんは小学三年生」が、1月8日より放送スタートする(テレビ東京ほか、毎週金曜深夜0時52分~/全6話)。
純粋で真っ直ぐな小学三年生・主人公の直ちゃんを杉野遥亮が演じ、同じく小学三年生のメインキャストに、金持ちで頭のいい少年・きんべ役を渡邊圭祐、貧乏でガサツな少年・てつちん役を前原滉、そして心優しい泣き虫な少年・山ちょ役を竹原ピストルが扮する。ドラマは4人の小学三年生がクスッとさせつつも、「今」を一生懸命生きる彼らの日常を通して描く、少しブラックながらも、どこかほっとするヒューマンコメディ。
今回、リアルな小学三年生に挑戦した杉野と渡邊が取材に応じ、役に対する思いと、自身の小学生時代の思い出を語ってくれた。
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― 本作の出演オファーを受けたときの心境はいかがでしたか?
杉野遥亮(以下、杉野):正直に言って「ヤッター!」という気持ちでした。ちょうど「僕が小さい頃になりたかった大人ってこうだったかな?」、「自分が求めてた自由ってこれだっけ?」って考えていた頃だったんです。子どもの自由さというか、“鬼ごっこ”や“かくれんぼ”を久しぶりにやってみたいなと思っていて、それをしてみることで、自分の考えていることが何か表現して発信できる気がしていたので、出演のお話をいただいて凄く嬉しかったです。
渡邊圭祐(以下、渡邊):「大人が小学生を演じるってどういうこと?」という、ぶっ飛んだ設定がめちゃくちゃ面白いなと(笑)。役者をやっていても、そういう機会はなかなかないことだろうし、これはある意味チャンスだなと思ってウキウキ気分で現場に向かいました。
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― 小学生を演じるということで何か役作りをされましたか?
杉野:特にしていません。半ズボン履いて靴下を伸ばしてキャップをかぶるという衣装だったので、その姿を鏡で見ると自然とスイッチが入りました。
渡邊:身に着けるアイテムも分かりやすかったし、言動が小学生なので特に役作りすることはなく、とにかく楽しく演じようと心がけました。ランドセルも背負ってるしね。
杉野:そうそう。「ランドセルってこんなに小さかったっけ?」って思わなかった?
渡邊:小学生の時はめちゃくちゃデカかったのにね。
杉野:最初は「ランドセルを背負うのかぁ・・・」と思ったけど、半ズボンの直ちゃんの衣装でランドセルを背負うとなんかしっくりくるんだよね。いつのまにか現場でランドセルを背負うのが当たり前になっていたよね。
渡邊:抵抗とか一切なかったね。
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― お二人が演じる「直ちゃん」と「きんべ」の魅力とは?
渡邊:小学生って、僕らが思っているより大人ではあるのですが、感情の流れが読めなくて整合性がつかないときがあるんです。「なんでここでこんなことを言うんだろう」っていうような。そういうなかで“きんべ”は4人のバランスを取れるタイプの人間。でも、もちろん子どもだから我慢できないと逆上しちゃうこともあるんですけどね。それでも4人の中では一番大人に近い感覚を持った小学三年生なんじゃないかなと思っています。
杉野:直ちゃんは、すごくオーソドックスなキャラクターで、自分が疑問に思ったことはちゃんとそれを声に出す素直な性格。直ちゃんを通していろんなことが見えてきます。素直で真っ直ぐにぶつかっていきますが、それだけではない子どもっぽさが魅力だと思います。
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― 演じたキャラクターとご自身の子どものころと似ているところはありましたか?
杉野:この4人の中では誰(に似ている)だと思う? 僕はやっぱり直ちゃんだと思うんだよね。
渡邊:遥ちゃんはそのまんまかもしれないですね(笑)。めちゃくちゃピッタリだと思いますよ。
杉野:ありがとう(笑)。プロデューサーさんも僕の印象を直ちゃんの役に反映したらしいです。
渡邊:僕はキャラターでいうと、てつっちんに近いかもしれないですね。 ちょっと生意気で、いろんなことに興味があるくせに興味なさそうに構えてる感じ?(笑)。
杉野:今から想像つかないね。今はセクシーじゃん。
渡邊:ありがとうございます。セクシー、いただきました!(笑)。
― 本作が初共演となったお二人ですが、お互いどのような印象を持っていましたか?
杉野:圭祐くんの出演作品も観ていたし、SNSなどでも情報が入ってきていたけど、実際に会って「やっぱり髪が長いなあ」って思いました(笑)。最初はクールなイメージがあったけど、話してみるととても熱い部分を持っていて、そのギャップが魅力的。内に秘めているタイプで、それがわかった瞬間にみんな彼を好きになるんだろうと感じました。
渡邊:遥ちゃんは直ちゃんそのものなんです。凄く無邪気なところがあって、どんな時でもありのままで飾らず、自分らしさをしっかり持っているんです。直ちゃんぽいからちょっと抜けてたりすることもあるけど(笑)、それが杉野遥亮らしさでもある。クランクアップの時の言葉から作品のことや皆さんのことも凄く考えていることが伝わってきて、また一緒にお仕事したいと思いました。
杉野:今の圭祐くんの言葉を聞いて嬉しくなっちゃったよ!本当に嬉しい!
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― 前原さん、竹原さんと共演された印象は? 現場の様子はいかがでしたか?
杉野:前原さんも熱いところがあって、いろんなことを考えているし、凄く優しい方です。
渡邊:優しいですよね。周りに気づかれないように気を遣ってくれて、場の空気を朗らかにしてくれていました。
杉野:竹原さんは最初怖い人だと思っていたんです。
渡邊:わかる!
杉野:そしたら「Pちゃんって呼んで!」って。ウソでしょ!?って(笑)。
渡邊:ギャップありすぎだよね(笑)。
杉野:山ちょは、竹原さんの内面に元々あるキャラクターなんじゃないかな。だから凄く熱くて魅力的に見えるんだと思う。
渡邊:台本から一番膨らんでいるキャラクターかもしれない。竹原さんだからこそ出せている魅力だよね。
杉野:うん。でもさ、(一緒芝居をしていると)めちゃくちゃ笑っちゃうんだよね。
渡邊:そうそう。
杉野:毎日、どこかで笑っちゃってカメラ止めてたから、スタッフさんも大変だったと思います。
渡邊:あんなに笑わなかったら、もっと(撮影が)早く終わっていただろうね(笑)。
杉野:竹原さんが、あの風貌で可愛い山ちょを演じているんですけど、走り方はボクサーみたいで。笑っちゃいけない、笑っちゃいけないと思えば思うほど笑っちゃう。僕と圭祐くんが一番笑ってたよね(笑)。
渡邊:ホント、僕らは失格だよね(笑)。
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― 演じていて難しかったことは?
渡邊:小学生の気持ちを理解するのには苦労しました。ちょっと前までものすごく沈んでいたのに、急にテンションが100%上がったりするので、その温度感の変化をどう表現したらいいかは悩みました。でも、やっぱり一番は笑いをこらえることだったかな(笑)。
杉野:そうだね。みんなと遊んでいるときはテンションが子どもになりやすかったし、想像しやすかったんだけど、落ち着いてみんなとちゃんと話しているときの空気感を作るのは難しかったかも。普通にしているとその空気感が大人になっちゃうんだよね。
― ところで、お二人はどんな小学生時代をお過ごしでしたか?
杉野:僕は外で遊ぶのが大好きでした。ゲームなどはあまりしなかったです。今もあまりしないです・・・。Play Station2で止まってるから。
渡邊::ホントに? でも僕も同じくらいかも(笑)。
杉野:かくれんぼや鬼ごっこを小学校高学年までやってた。
渡邊:僕はドッチボールをよくやってました。ほかの組に場所を取られないように朝早く行って線を書いたりして。
杉野:わかる!活発だったんだよね。あと、学級委員長とかリレーの選手とか、なんでも経験したい!っていうタイプの子だった。
渡邊:リレーの選手はカッコいいよね。
杉野:カッコいいし、モテるじゃん!
渡邊:(爆笑)
杉野:授業もちゃんと聞いていたよ。勉強も負けたくないから。先生にも褒められたいし(笑)。
渡邊:負けず嫌いだったんだね。それって、直ちゃんじゃん(笑)。僕は小学校1年生から6年生まで毎年、通信表に「落ち着きがない」と書かれていました。いつも誰かにちょっかいかけるし、好きな子に嫌がらせしちゃうタイプでしたね。でも、勉強はそれなりに頑張っていました。テストで点が取れないとダサいと思っていたから。
杉野:悪ガキだね! バランスの取れた悪ガキだ(笑)。
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― 子どもの頃の将来の夢は何でしたか?
杉野:一度、好きな子に「俳優になる!」って言ったことがあるんです。その時は本気で言ってたのではなくて、「夢は何?」と聞かれることがあったので、何となく言ってた気がします。あとはバスケットボールをやっていたので、漠然とバスケットボール選手になりたいと思っていたかな。
渡邊:僕はプロのバスケットボール選手になるのは無理だと思っていました。周りにはもっと上手い人もいるし、子どもながらに現実を理解していたと思います。
杉野:小学生って意外に現実を考えているんだよね。
渡邊:僕は卒業アルバムに「将来は考古学者なる」と書いていました。ちょうど『ジュラシック・パーク』を観ていたので。砂の中から昔のものが出てくるってカッコいいなと思って。今もそうだけど、昔から影響されやすいんですよ(笑)。
杉野:僕は社長になりたかったかな。お金をたくさんもらえると思ったし(笑)。あとはたくさんの人に色々なことをしてあげたかったから。
― 俳優への憧れはなかったのですか?
渡邊:20歳になるまで俳優になろうと思ったことはなかったですね。キラキラした世界だし、憧れはあったと思うけど自分がその世界に入ろうとは思わなかったです。東京に住んでいたらもっと身近に感じられていたかもしれないけど、仙台にいたから芸能界は雲の上の世界でした。
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― 小学生のときのモテエピソードをお聞かせください。バレンタインデーはいかがでしたか?
渡邊:バレンタインデーで、チョコをほとんどもらったことがない・・・。
杉野:バレンタインで20個とか30個もらうっていう話、ウソだと思わない? 僕は本命チョコ2個とかだよ。
渡邊:モテてるじゃん! 僕はないよ。
杉野:高嶺の花だったんじゃない?
渡邊:いやいや、ホントに。でも、1つだけ自慢話してもいいですか? 小学六年生の時、学年の女の子全員が、一回は僕のことを好きになったことがあったって聞いたことがあるんです。それは本当に嬉しかった。
杉野:「学年の女子全員が1回は自分のこと好きになってる」ってすごいパワーワードじゃん!
渡邊:だったら、バレンタインにチョコちょうだいって話だよ(笑)。
杉野:やっぱり高嶺の花だったんだよ。女子同士で「抜け駆けしちゃダメ」みたいな協定を結んでいたのかも。
― どういうところを好きになったのだと思いますか?
渡邊:おちゃらけていたからじゃないからかな。
杉野:明るい子がモテるよね。僕は中学校の頃はモテてたよ、後輩から。僕の中身を知ってる人からはモテなかったね(笑)。
渡邊:中学生くらいになると、クラスの男子より大人っぽい先輩とかを好きになるんじゃない? でも、遥ちゃん、今めちゃくちゃモテてるじゃん。カッコいいのにかわいいって。
― では、本作の注目ポイントは?
杉野:ここ!というよりは、とにかくドラマを観て!という思いです。
渡邊:彼らがやっていることも、そこで起きていることもそうですが、個人的に注目していたのは、直ちゃんを演じる遥ちゃんの顔の作りかたが絶妙ということ。凄くいい顔してるんです。めんこやっているときとか、みんなで話してるときとか、実は僕こっそりずっと笑ってました(笑)。
― 最後に2021年の抱負をお聞かせください。
杉野:直ちゃんを見ていると、自分に正直に生きるって凄くいいなと思います。僕もできるだけ自分に正直に生きていたいという気持ちは2021年も継続しつつ、自分がいいと思うことを自信を持って発信できる自分に少しでも近づければ嬉しいです。楽しく過ごしたいですね。
渡邊:僕も楽しく過ごしていきたいです。2020年はいろんなことがありましたが、ありがたいことに仕事も充実していて、2021年は『直ちゃんは小学三年生』で“きんべ”という素直な役柄でスタートできます。2020年と違うのは、ロン毛というアイデンティティがなくなったことで、自分らしさをどう出していくかということです(笑)。
杉野:圭祐くん、髪切ってもっとカッコ良くなってない?
渡邊:ありがとうございます!やったぁ!! 2021年は新しい顔を出しつつも、自分がどういう人間なのかを突き詰めていこうと思っています。
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【番組名】ドラマ25「直ちゃんは小学三年生」
【放送日時】2021年1月8日スタート(全6話) 毎週金曜深夜0時52分~1時23分
【放送局】テレビ東京 テレビ大阪 テレビ北海道 TVQ九州放送 テレビ愛知(1月26日~)ほか
【出演】杉野遥亮
<直ちゃんの仲間> 渡邊圭祐 前原 滉 竹原ピストル
<直ちゃんのクラスの男子】> 平埜生成 やついいちろう
<直ちゃんのクラスの女子> 堀田茜 水嶋 凜
<てつちんの兄> 岡山天音
【監督】近藤啓介
【脚本】熊本浩武
【音楽】遠藤浩二
【オープニングテーマ】OKAMOTO’S「Young Japanese」(ソニー・ミュージックレーベルズ)
【エンディングテーマ】 小山田壮平「恋はマーブルの海へ」(SPEEDSTAR RECORDS)
【プロデューサー】 太田勇(テレビ東京) 青野華生子(テレビ東京) 向井達矢(ラインバック)
【制作】 テレビ東京 ラインバック
【公式HP】https://www.tv-tokyo.co.jp/naochan/
【公式Twitter】https://twitter.com/drama25_202101
【公式Instagram】https://www.instagram.com/drama25_202101/
公式ハッシュタグ #直ちゃんは小学三年生
【番組公式グッズ販売】https://naochan.base.ec/
【コピーライト】©「直ちゃんは小学三年生」製作委員会
「直ちゃんは小学三年生」は毎週地上波放送に先駆けて、動画配信サービス『ひかりTV』『Paravi』で先行配信。
■初回配信日:2021年1月1日スタート 金曜夜11時~ ※毎放送1週間前から先行配信
【ひかりTV】 URL: https://www.hikaritv.net/
【Paravi (パラビ)】 URL: https://www.paravi.jp