米倉涼子、「人生を振り返ることができる作品」と自信！ 綾野剛「コアな部分は横浜流星に託した」Netflixシリーズ「新聞記者」ワールドプレミアイベント

Netflixシリーズ「新聞記者」のワールドプレミアイベントが、1月10日、東京・イイノホールにて行われ、主演の米倉涼子をはじめ、共演の綾野剛、横浜流星と、藤井道人監督が登壇した。

近年の政治事件やスキャンダルに正面から切り込み、衝撃的な内容とスリリングな展開、スタイリッシュな映像で大ヒットした映画『新聞記者』（2019年6月）をさらにスケールアップしたドラマNetflixシリーズ「新聞記者」は、真実を追求し続ける女性新聞記者が政府による公文書改ざん事件の真相を追い、報道側、政権側、市井の人々、それぞれの正義が鬩ぎ合う中で葬られた事件の真実に迫っていく社会派エンターテインメント。

東都新聞社会部記者・松田杏奈を米倉涼子、若手官僚・村上真一役に綾野剛、新聞配達をしながら大学に通う就活生・木下亮役に横浜流星ら豪華キャストが集結。監督は映画版に引き続き、藤井道人が務め、映画版とは違ったアプローチで、さらに深く、刺激的に現代社会の問題を浮き彫りにしていく。

先に本作の完成作品を観た感想を米倉は「新聞記者というタイトルですが、ドラマ全体を通して、みんながどんな風にこられから生きて、どんな風に我慢して、耐えて、どんな風に夢を持って、どんな風に1歩を踏み出していくかを考える内容になっていると思いました。ドラマにしては上等すぎるんじゃないかという作品です」と語り、作品の出来栄えに自信をのぞかせる。

綾野は「この作品で自分が学ぶことがたくさんありました。『新聞記者』という作品を生きている僕たちですら、たくさんの気づきを教えていただいた。そして何より藤井組の最高のチーム力をこの作品に透修したといっても過言ではないと思っています」とコメント。

横浜は「僕も剛さんの言われた“学び”がありました。僕自身が（自身が演じた）亮と同じで、政治とか世の中の出来事に対して、少し他人事のように切り離して見ている部分があったんですが、この作品で（亮が入ることで）国民目線というか、若者目線によって自分事としてとらえられると感じましたし、改めていろんなことについて考えさせられるきっかけになった作品だと感じました」と語り、「あと、こんなにも素敵な先輩方と一緒にお芝居できたことを幸せに感じていました」と笑顔を見せる。

藤井監督は「映画では描くことができなかった自分の目線を亮の目線で描きたいと思っていました。キャストたち一人ひとりのエネルギーが強くて世代を超ええていい作品を作ろうとしていた。僕にとってかけがえのない作品でした」と感慨深げに話す。

そんな亮を演じて、横浜は「亮の考え方に共感できる部分があったし、（観客の）皆さんに感情移入してもらえるように、役を作り込まずに素直にそこにいることを意識していました」と役と向き合った様子。

藤井組初参加となった米倉も「どんな時も意見が出て、どんな時も答えてくれる現場で、とてもラッキーでした。自分以外のところで泣いている自分がいて不思議な感覚でした」と参加を心から喜んでいた。

また、この日が成人の日ということで、会場には10代、20代の若者を中心とした観客が集まり、観客と登壇者との一問一答など、熱いトークを展開。

「周囲の人たちと比べてしまい自分に自信がない」という女性に、米倉は「いまだにこの仕事が天職なのか確信したことはないんです。ただ、“やってやるぞ”という思い、“やり続けるぞ”という思いでいます。辛い思いにぶち当たって超えてみれば、これから大人になってから楽になると思います」と持論を展開。同じ悩みに横浜は「自分も10代の頃は俳優に向いていないんじゃないかと思ったこともあった。でも、いつ何が起こるかわからない。落ち込んでいるヒマはないと思っている。全力を尽くすようになったらそういうことを考えなくなりました」と、自身の経験を通してエールを送った。

「モチベーションを高く持つようにするためのお勧めは？」と問われた綾野は、「最高の仲間を見つけること」と答えた。「自分を磨いてくれる人。自分には敵わないと思う人と一緒に居続けることだと思います」と力を込めて伝えていた。

最後に、綾野が「この作品のコアな部分は横浜流星という役者に託しました」と語り、米倉は「この藤井組が思いを込めて作った作品、私的には想像以上に晴らしい作品になっていると思います。一人ひとりの人生を振り返ることができる、考え直すことができるドラマ。楽しんで観てください」とメッセージを送りイベントを終了した。

Netflixシリーズ「新聞記者」
監督：藤井道人
出演：米倉涼子
横浜流星／吉岡秀隆 寺島しのぶ／
吹越満 田口トモロヲ 大倉孝二 田中哲司 萩原聖人／
柄本時生 土村芳 小野花梨 橋本じゅん でんでん／
ユースケ・サンタマリア 佐野史郎
／綾野剛
脚本：山田能龍、小寺和久、藤井道人
エグゼクティブプロデューサー：坂本和隆、高橋信一
企画・プロデュース：河村光庸
プロデューサー：佐藤順子、山本礼二
制作プロダクション：スターサンズ
製作：Netflix
【Netflix作品ページ】https://www.netflix.com/新聞記者

2022年1月13日（木）よりNetflixにて全世界独占配信

Netflix について
Netflix は、190 ヵ国以上で1 億8300 万人を超える有料メンバーが利用するエンターテインメントに特化した世界最大級の動画配信サービスです。各種受賞作を含む幅広いジャンルのシリーズやドキュメンタリー、長編映画などを多くの言語で配信しています。あらゆるインターネット接続デバイスで、好きな時に、好きな場所から、好きなだけ映画やシリーズを楽しんでいただけます。また、一人ひとりの好みに合わせた作品をおすすめする独自の機能により、観たい作品が簡単に見つかります。広告や契約期間の拘束は一切ありません。

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