Open Close

日中合作配信ドラマ「逃亡料理人ワタナベ」池内博之インタビュー! 「めちゃくちゃ面白いドラマになっています!ワタナベの逃げ方にも注目して!」

DSC_6826

無実の罪を着せられ逃亡者となった天才料理人・ワタナベ。彼を執拗に追う刑事・出口、そして謎の中国人パティシエ・一琳たちが、日本各地を周りながらおいしい食材と特産品を紹介しながら、悩める人々との出会いを描くグルメコメディ「逃亡料理人ワタナベ」。現在、ひかりTVほかにて絶賛配信中。

本作で主人公・ワタナベを演じた池内博之にインタビューを遂行! 池内自身も「これまでにないドラマで楽しかった!」と頬を緩ませる。そんな彼に本作の見どころ、お気に入りのシーンなどの話を聞いた。

DSC_6815

― とても楽しいドラマですが、本作のオファーを受けたときのお気持ちをお聞かせください。

僕がこれまで演じてきたものはシリアスな役だったり、少し重い感じの作品が多かったので、今作はコメディタッチのお話だと聞いてやってみたいなと興味がありました。グルメ番組や旅番組の要素があり、コメディあり、サスペンスあり・・・と盛りだくさん。いったいどんなものを作るんだろうという不安もありましたが、台本を読んでみたら凄く面白くて。コメディ作品なんだけど、どうしてワタナベが逃げて行くのかは、謎のまま物語は進んでいく。そういう作品の作り方が面白いなと思いました。

― 色々な情報量も多くて見どころいっぱい。番組最後に紹介されます下京さんの地元情報も見逃せません。

彼女も(本編に)出ているんです。作品の中でエキストラのように出ていますよ、自撮りしていたりして。ぜひ探してみてください(笑)。

― 今回、料理人の役ですが、料理人という役どころは初めてですか?

他のドラマのゲスト出演で1度やったことはありますが、全面的にやるのは初めてです。

― 役作りは大変でしたか?

そうですね。料理人については、まず包丁を借りて刺身の切り方、かつら剥き、千切りから盛り付け方など練習しました。あと、ヤットコ(熱した鍋などの縁を挟む道具)の使い方とか一通りできるようにしました。とにかく家で大根を切りまくっていました(笑)。

― 普段からご自身でお料理はされるのですか? 得意料理などありますか?

たまにやるくらいです。体作りをするときには基本的に鶏肉しか食べないので、自分で食事を作るときは鶏料理が多いです。ササミとか胸肉ですね。トマト缶とココナッツを入れて煮込んだり、スープにしたりします。あとは棒々鶏(バンバンジー)とか。

DSC_6839

― 料理以外の見どころは?

このドラマは食もありますし、コメディもある。タイトルに“逃亡者”とありますから、どうやって逃げていくかもチェックしてください。謎の馬も出てきますし、ゴーカートで逃げていくときもあるし、ヘリも出てきますしね(笑)。台本にト書きで“ヘリで逃げる”と書いてあったんですが、まさか本当に乗るとは思ってなくて。乗り込むところだけ撮って、あとは遠目からヘリコプターを映すのかなと思ったら、まさかのヘリが並走するというカットがあって(笑)。「しっかり映り込むので乗ってください」って言われました。僕、ちょっと高いところがダメなんですよね。けっこうビビリながら乗り込みました(笑)。

― このドラマは笑いにお金かけていますよね?

ホントですね(笑)。回を重ねて観てもらえると、「今回はこれで逃げるのね」「次はこれね!」みたいな面白さもあります。あと、逃げるときに偽名を使うんですが、これも毎回違うのでけっこう笑えます。そして、お約束のワタナベの妄想シーン。ワタナベが食と出会って勝手に妄想するんですが、そのシーンはけっこう僕のお気に入りです。

― シリアスなシーンもあれば、思いっきりはじけちゃってるシーンもあるので、ワタナベ像を作るのは大変だったのでは?

大変でしたけど、コメディの世界観に浸れるのはとても楽しかったです。

― 共演者も個性的な方々が揃いました。特に岸谷さんはいつも美味しいものを召し上がっていて。共演されていかがでしたか?

大変ステキな役者さんでした。岸谷さんはベテランの役者さんですから、現場にいらっしゃると安心します。こちらが何をしかけてもちゃんと返してくれる。特に話し合いをしなくても大丈夫なんです。

― 本作は日中合作ドラマですが、一琳役のシャン・ユーシエンさんの印象は?

日本を堪能されているようでしたよ。でも、ずっと缶詰になっての撮影だったから大変だったと思います。僕は英語でコミュニケーションを取っていましたが、日本語の長ゼリフが多かったので苦労されたんじゃないかな。スタッフも全員日本人でしたから。
中国でも多くの皆さんに観ていただいて楽しんでもらいたいと思います。

DSC_6823

― ワタナベが逃亡する土地もそれぞれ魅力的ですが、特に印象に残っている場所はありますか?

ワタナベの妄想シーンで、淡路島の菜の花畑が凄くきれいでした。朝一番で撮影したんですが、とても素敵な景色でした。妄想の内容は別として・・・(笑)。

― 第1話の伊東の海岸のシーンは冬に撮影されたとか?

あの時は、めちゃくちゃ寒くて。最初は短パンだったんですけど、もうそこまでやるなら“ふんどし”がいいんじゃない?って、僕から提案したんです。大変だったけど、面白かったです(笑)。

― ズバリ、池内さんから見たこのドラマの一番の魅力は何だと思いますか?

毎回、ワタナベが色んな人たちに巻き込まれていくなかでそれぞれドラマがあって、彼が食と出会った時の妄想もある。岸谷さんが毎回食べているのはその場所に実際にあるものなので、ドラマをご覧になったあとにお出かけになるのもいいと思います。ワタナベが作る料理も現地の方と話し合いながら作り出したものなんですよ。現地の方もエキストラとして出演してくださったり、僕らに晩御飯を用意してくださったりとか、そんな温かさが映像に出ていると思います。

― 只今絶賛配信中ですが、これからご覧になる皆さんへメッセージをお願いします。

めちゃくちゃ面白い作品になっていますので、たくさんの方に観ていただきたいと思います。これまでにない僕の新しい部分も見られると思いますので、楽しんでいたければ嬉しいです。

DSC_6791

【池内博之(いけうちひろゆき)プロフィール】
高校時代から読者モデルとしてキャリアをスタートし、1996年にTVドラマ「Tokyo23区の女/八王子市の女」(CX)で俳優デビュー。1998年にはTVドラマ「GTO」(CX)で注目を集める。主な映画出演に、『カリスマ』(00)、『チキン・ハート』(02)、『ロックンロールミシン』(02)、『キッズリターン 再会の時』(13)などがあり、『イップ・マン 序章』(08、香港)、『スイートハート・チョコレート』(13、日中合作)、『レイルロード・タイガー』(16、中国)、『マンハント』(18、中国)など、海外作品にも多数出演。2006年には『13の月』で映画監督デビューを果たす。

逃亡料理人ワタナベ

日中合作配信ドラマ「逃亡料理人ワタナベ」
<あらすじ>
妻殺しの容疑者とされてしまった天才料理人ワタナベが、愛する子供を守るため、己の矜持を守るため、西へ東へ逃げまくる! しかし逃げた先には必ず美味しい食材と人生に迷う人々が。ワタナベを追う出口刑事。彼は執拗に彼の行く先に辿り着くも、いつもワタナベを取り逃がしてしまう。なぜなら……出口刑事は食べることが大好きだからだ!
そして謎の若き中国人女性スイーツ職人の一琳は、なぜかワタナベと行き先が一緒になるのであった!

出演:池内博之
岸谷五朗 尚語賢 魏一
中村蒼 三浦貴大 新津ちせ 門田宗大・中野良子(特別出演)
いとうあさこ/ 筧利夫
(伊東市ゲスト)内田理央 高島礼子 (京丹後市ゲスト)池端レイナ 阿部亮平 螢雪次朗
(淡路市ゲスト)良知真次 広島光 渡辺大
(神石高原町ゲスト)飯窪春菜 西山潤 (北九州市ゲスト)岩城滉一 清水くるみ
主題歌「Face feat. 井上苑子」アーティスト/作詞/作曲:川嶋あい
監督:門馬直人、北畑龍一、佐藤リョウ
脚本:一雫ライオン
後援:静岡県伊東市/京都府京丹後市/兵庫県淡路市/広島県神石高原町/福岡県北九州市
協賛:beachwalkers/LIMON/日本酒にしよう/カイハラ/森岡商店/第一交通/ワイエスフード/若松競艇場/スターフライヤー/甲羅グループ
©2019「逃亡料理人ワタナベ」製作委員会
公式サイト:http://ryourinin-watanabe.com/

ヘアメイク:上地可紗/ARISA UEJI
スタイリスト:荒木大輔/DAISUKE ARAKI
衣装:上に着たシャツ ¥24,000 MONCAO/モンサオ(BEAMS ROPPONGI HILLS/ビームス 六本木ヒルズ)
パンツ ¥38,000 PT01/ピーティーゼロウーノ(BEAMS ROPPONGI HILLS/ビームス 六本木ヒルズ)
その他 すべてスタイリスト私物
問合せ先
・BEAMS ROPPONGI HILLS/ビームス 六本木ヒルズ
TEL.03-5775-1623