左から、奈々緒、松山ケンイチ、早乙女太一、入江悠監督
WOWOW初の時代劇「連続ドラマW ふたがしら」の完成披露試写会が、6月11日、都内にて行われ、主演の松山ケンイチをはじめ、共演の早乙女太一、奈々緒、入江悠監督が舞台挨拶に登壇した。
本作は、人気漫画家オノ・ナツメの同名漫画を、「劇団☆新感線」の中島かずきの脚本で映像化。江戸時代を舞台に、豪放な性格の弁蔵（松山）と、いつも冷静沈着なクールな色男・宗司（早乙女）がタッグを組み、「でっかいこと」を成し遂げるため、二人で盗賊一味から旅立ち奮闘する様を描く、新感覚の時代劇盗賊エンターテインメント。
作品にちなみ、全員浴衣姿で登場しスタートから会場を沸かせる。NHK大河ドラマ「平清盛」以来3年ぶりの連続ドラマ主演となる松山は、早乙女とは「劇団☆新感線」の舞台「蒼の乱」でも共演済み。この日も息のあったトークを展開した。
原作漫画のファンだという松山は、「いつかやれたらいいなと思っていたけど、こんなに早く実現できて幸せです」とニッコリ。「太一くんは時代劇のプロフェッショナルなので、そばにいるだけで心強い味方でした」と明かすと、早乙女も「僕は映像の経験が少ないので、松山さんにいろいろ聞いて身をゆだねました」と、強い信頼関係を築いている様子。
時代劇初挑戦の奈々緒は、入浴シーンにも挑戦。「プレッシャーもありましたが、初めてのことづくしで刺激的な毎日を送らせてもらいました」と振り返り、成宮寛貴演じる甚三郎との濃厚なシーンも熱演。「成宮君のアドリブな動きにちゃんとリアクションをとっていたのが凄い」と監督から賞賛されると、「成宮さんにリードしていただきました」と照れた笑顔をみせた。
今の野望は？と問われると、3人とも「ぜひ、続編を！」と声を揃え、早乙女は、「次回作では、“クールな色男”のキャッチコピーを外したいです」とそのイメージの脱却を狙っているようだ。
入江監督は「僕らの世代で時代劇を撮らせてもらえるのは本当に幸せ。この経験を次に繋いでいきたいですね」と語ると、最後に松山が、「“粋”が人間の品性に繋がっていて、でっかいものに突っ走っていくカッコよさを描いています。ぜひ時代劇を楽しんで！」と力をこめて作品をPRした。
<ストーリー>
豪放な性格の弁蔵（松山ケンイチ）とクールな色男・宗次（早乙女太一）は、八王子の飛脚問屋で働いていた。彼らの裏の顔は“赤目”を名乗る盗賊の一味。「脅さず殺さず汚え金を根こそぎいただく」のが赤目の仕事。赤目の頭（かしら）・辰五郎（國村隼）を敬愛する２人は、夜な夜な仲間とともに悪人の屋敷に忍び込み仕事に精を出していた。
だがある日、辰五郎は２人の手を取り、「一味のこと、まかせた」と言って息を引き取ってしまう。しかし、おこん（菜々緒）が預かった遺言状には、辰五郎の弟分・甚三郎（成宮寛貴）に跡目を継がせると記されていた。納得のいかない２人は、赤目一味とたもとを分かち、旅立つ決意をする。そう・・・「でっかいこと」を成し遂げるために！
（C）オノ・ナツメ／小学館 （C）2015 WOWOW／ホリプロ
<スタッフ・キャスト>
原作：オノ・ナツメ「ふたがしら」（小学館ビッグコミックスピリッツ増刊「ヒバナ」連載） 監督：入江悠『ジョーカー・ゲーム』『ＳＲ サイタマノラッパー』
脚本：中島かずき（劇団☆新感線）「阿修羅城の瞳」「髑髏城の七人」「蛮幽鬼」「蒼の乱」 音楽：SOIL&“PIMP”SESSIONS（Victor Entertainment）
出演：松山ケンイチ 早乙女太一 成宮寛貴 菜々緒 ・ 田口浩正 芦名星 村上淳 山本浩司 橋本じゅん 品川徹 ・ 國村隼
（C）オノ・ナツメ／小学館 （C）2015 WOWOW／ホリプロ
WOWOWの土曜オリジナルドラマ「連続ドラマW ふたがしら」
6月13日（土）夜10：00スタート（全5話）[第1話無料放送]
http://www.wowow.co.jp/dramaw/futagashira/
