Open Close

「君を守る恋~Who Are You~」 キム・ジェウク インタビュー

「君を守る恋~Who Are You~」

キム・ジェウク インタビュー

切なさと優しい想いが溢れ出す感動のトライアングル・ラブ・ファンタジードラマ「君を守る恋~Who Are You~」。
「コーヒープリンス1号店」「メリは外泊中」などで日本でも人気の高いキム・ジェウクが除隊後初のドラマ主演作として選んだ役は、亡き後も彼女のそばで見守るゴースト。言葉を使わない難しい役柄を切ない眼差しで見事に演じた。

36【共通】

■除隊後初の作品になりましたが、出演を決めたきっかけや理由は? そして幽霊役についての感想は?

そうですね、やっぱり初めてオファーをもらったときは「やる!」ってそう思わなかったです。でも、やっぱりお化けっていう設定に一番ひかれて。最初はシナリオというか台本の中でイ・ヒョンジュンの説明があんまりされてない状態だったんですよ。なので監督や脚本家さんに会ってから決めようと思いました。その場でいろんな話を聞きながら「いけるんじゃないか」と思いました。

■セリフも少ないですし、表情などで表現することが多かったと思うのですが、役作りで心掛けたことは?

そうですね・・・セリフがないって結構大変だなって改めて思いました。それが面白そうで決めたんですが。お化けなのであんまりしょっちゅう出てくるのは良くないなっていうのを撮影前から話し合っていました。必要なシーンだけで。表現できることに限界があるので、そんな風に役をつくってくのはどうかなと。たとえば感情表現をしようにもセリフや動きはできないじゃないですか。急いでても走れる身じゃないし何もできないんですよ。だからちゃんと顔の表情とかを作って。そして自分だけで作れるものじゃないんですよ。照明とかカメラとかだけでヒョンジュンの感情を表現できたシーンもありましたし。信じるしかない、っていう感じでしたね。その場の状況を。それしかなかったですね。

■メイクに関しては何か意見を出しましたか?

メイクに関しては自分は意見は言いませんでした。ヘアメイクさん、監督さんにお任せしました。だんだん弱くなるとともに唇の色も変化していって。「あぁ、もう死ぬんだな」っていう。あ、もう死んでますけどね(笑)。

■今回演じたヒョンジュンは警察官としては勇敢ですが、女性に対しては優しいですよね。ジェウクさんから見たヒョンジュンとは?似ている部分は?

本当にカッコいいやつだなっておもいますし、自分とは似てないと思いますけど(笑)。女の人にも男の人にも好かれる人って素敵な人だと思うんですよ。そういうところが基本的な設定だったので、それを見る人が共感できるように「警察官として優秀だったんだな」というのがもう少し表現できたらよかったなと思ったんですけど、それがあまりできなくて…。そういうシーンが無くて。男としてカッコいいところをもっと表現できなかったのが残念ですね。シオンとの過去のシーンはバッチリ撮れたと思うんですけど。作り手としてはもっとカッコいい人物だったんですよ。

■これまでのドラマと比べても今回は甘いシーンが多かったと思いますが、3年ぶりに演技をしてみて、これまでの演技と心境の変化や、こだわった部分はありますか?

意識はしてなかったんですけれど、実際そういう甘いラブシーンがあるって知らなくて、台本が出たらそんな感じで「どうしよう」って最初は大変でした。台本に出てるセリフとか状況を完璧な映像として撮ろう、じゃなくってもうちょっと自然に見ている人たちも納得できるように、笑えるように作っていこうということになりました。アドリブもけっこう多かったですよ。例えば…彼女(シオン)のほうがばーっと積極的に愛情表現することが多くて、彼女のセリフは多かったですね。「モンチュア!」、つまり「バカ!」とか。それが良かったと思います。

■実際にこんなデートをしてみたい、というのはありますか?

デートですか…デートですか…散歩が一番ですね。ゆっくり歩きながら話したいですね。

■監督のことについてお伺いします。どういった話し合いをされて作品に臨んだのか、そしてジェウクさんのほうで「こういうふうにやってみたい」と提案したことは?

基本的に一緒に仕事をする役者さんの話をよく聞いてくれる監督さんで、自分の意見を確信をもってはっきり言う時は言える人で。一緒にお仕事できてよかったと思える人です。そうですね、ヒョンジュンという役は監督と脚本家さんと3人で作ったもので…。あ!「ダサかったらいいな」って思っていました。見た目が。オシャレをしていない、そういうものに興味が無いような。

■ヒョンジュンは言葉をつかえない役でしたが、体を使って誘導して、シオンを救ったりしましたよね。どんなことを意識しましたか?

そういうのってそこまで深い感情をもってやってるシーンじゃないんです。ただ雰囲気を。この人が味方なのかどうかかわからない状況のシーンが多かったので。何だろう…「お化け」でいよう、っていう。「元カレであるヒョンジュン」ではなく、何が目的なのかも分からないんだけれど、結果的にいつも助けてくれる「お化け」でいようっていう感じですかね。わからないんですよ、そういう時の表現って。あまりにも全部を出してはいけないっていうのもあったし。

■ヒョンジュンは言葉で表現できない状況でしたが、ジェウクさんは実際に言いたいことを言葉で伝えるほうですか?それとも表情などで伝えますか?

それは…状況によって変わるじゃないですか。その場に合った方法を選ぶと思います。どっちかというと口数は多くないですね。

■今回アクションシーンも上手にこなされていましたが、今まではアクションのイメージがあまりなかったですよね。自分でもうまくいったな、かっこよかったなと思うシーンはありますか?

あはは、ありがとうございます。あんまりなかったんだけどな…(笑)。あ、銃を使ったシーンは楽しかったです。やっぱり男はそういうロマンがあるんで。武器とか。練習とかはしませんでした。どんなシーンを撮るのかも知らなかったので。出演を決めてから撮影まで時間が全然なくて、何かを準備する時間もありませんでした。

■撮影現場では共演者のソ・イヒョンさんとはどんな感じで過ごしていたのですか?

そうですね、一番一緒に撮るシーンが多くて。基本的に彼女は明るくて人見知りしないんですよ。だから楽でしたね。気を遣わなくてもいいし、年も近いし、楽しく撮影していましたね。ヒョンジュンってシーンがそんなに多くないんですよ。もっとがっちりくっついてたらもっといい芝居ができたんじゃないかって思うんですけど…できなかったですね。

■シオンのようなサバサバした勇敢な女性をどう思いますか?

魅力的だと思います。この作品を見て、シオンを魅力的じゃないって思う人、いないと思います。男でも女でも。

■オク・テギョンさんとは一緒のシーンが無かったと思うのですが、現場ではどうでしたか?

明るい人ですよ、ほんとに、ポジティブで。スケジュールが詰まりすぎたり忙しいと、余裕が無いのが顔に出る人っているじゃないですか。それが全然でない子で。プロだな!と。基本的な性格っていうのもあるんでしょうけど…カッコいいなと思いました。一緒にあまり仕事できなくて残念だったんですけど。

■実際に幽霊になったら何をしたいですか?また会いたい幽霊は?

やりたいこと…。男だったら誰しもやりたいことっていうのは全部やるとおもいます(笑)。まずはそこから初めて…いろいろ面白いことを見つけると思います!亡くなった家族、おじいちゃんおばあちゃんとかに会いたいですね。

■特に印象に残っているシーンは?

シーンというより、6年前の事件の撮影が記憶に残っていますね。それが多分クランクインだったんだと思うんですが、3日間釜山で船を借りて夜中までずっと撮っていたんです。3年ぶりの現場と、何を撮っているのかも分からないような混乱した状況と、いろいろショックでしたねその3日は。

■ドラマの話とは離れるのですが、今まで流暢な日本語でお答えいただきましたが、日本で好きな音楽とか場所などはありますか?

好きな場所かぁ…必ず行くのはドンキホーテです(笑)。いろいろ売ってて楽しいんですよ。どこの店、っていうのはなくてただドンキであれば。必要なものが無くても1回は遊びに行くっていう感じですね。好きなアーティストは昔から椎名林檎さん。そして解散してしまいましたが東京事変。あとMr.Childrenもずっと聞いてます。

■今回はゴーストラブストーリーでしたが、韓国ではレコーディング中に怪奇現象が起こるとヒットすると言われていますよね。今回の撮影中は何かありましたか?

はい、そういった話は昔からありますよね。あ!撮影中に1回騙されたことが。みんながだまそうとしたんじゃなくて僕が勝手にびっくりしたんですけど、初めての撮影の時、なにもリハーサルで聞かされてない状況で演出上照明がバチバチっとしたときはびっくりしました。表情には出しませんでしたが…。

■今回のドラマ「君を守る恋~Who Are You~」の見どころを教えてください。

いろんなジャンルが混ざっているところがいいと思います。ホラーというか、びっくりするシーンもあり、ドラマのキャッチフレーズともいえる「ゴーストロマンス」(ゴーストラブストーリー)という部分も見どころです。そしてヒョンジュンを含めた三角関係、やっぱり人間3人じゃないんで、今まで見たことのない三角関係も面白いです。軽く楽しめる作品だと思いますよ。

君を守る恋_ジャケ写(s)■「君を守る恋~Who Are You~」
◎Blu-ray SET1/DVD SET1 好評発売中
※Vol.1~5 同時レンタル中
◎Blu-ray SET2/DVD SET2 2014年8月6日発売 好評発売中
※Vol.6~10 同時レンタル中

◎各SET共通 Blu-ray SET 各¥20,000+税 DVD SET 各¥18,000+税
発売元・販売元:NBCユニバーサル・エンターテイメント (C) CJ E&M CORPORATION, all rights reserved.

■「君を守る恋 ~Who Are You~」
  パーフェクトメイキングDVD~最後の撮影記録~
第1章&第2章 2014 年10 月2 日(木)発売
価格:\3,900 + 税
発売元・販売元:NBCユニバーサル・エンターテイメント
(C) CJ E&M CORPORATION, all rights reserved.

公式サイト:http://kandera.jp/sp/kimikoi/
「君を守る恋」LINE@情報配信中:@kimikoi

【STORY】
警察大学校を首席で卒業し、有能な刑事として数々の事件を解決してきたヤン・シオン(ソ・イヒョン)。ある日、シオンは麻薬密売組織の捜査に向かった恋人ヒョンジュン(キム・ジェウク)の後を追い、波止場に駆け付ける。そこで目にしたのは、船の甲板で撃たれるヒョンジュンの姿! シオンも何者かに頭を殴られ、意識不明の昏睡状態に陥ってしまう…。6年後、奇跡的に目を覚ましたシオンは、事件に関する記憶をすべて失っていた。波止場で何が起こったのか? 誰と一緒にいたのか? 何一つ思い出せず、ヒョンジュンが誰なのかも忘れてしまったシオン。さらに、彼女の目には明らかにこの世の者ではない幽霊たちの姿が見え始める。 そんな中、シオンは警察庁遺失物センターのチーム長として復職し、警察庁イチの問題児チャ・ゴヌ(テギョン)と出会う。悲しみを湛えた眼差しで現れる幽霊の姿を手掛かりに、シオンは遺失物に関わる事件を次々と解決していくが、何も知らないゴヌはそんな彼女の捜査方法が気になって仕方がない。一方、ヒョンジュンはシオンを残してこの世を去ることができず、幽霊となって彼女のそばをさまよっていた…。

【CAST】
テギョン(2PM):「ドリームハイ」 「シンデレラのお姉さん」 「僕とスターの99日」
ソ・イヒョン: 「清潭洞〈チョンダムドン〉アリス」 「オレのことスキでしょ。」 「輝ける彼女」
キム・ジェウク:「メリは外泊中」 「コーヒープリンス1号店」 「赤と黒」
キム・チャンワン:「コーヒープリンス1号店」
ノ・ヨンハク:「サメ ~愛の黙示録~」
キム・イェウォン:「優しい男」
チェ・ウシク:「屋根部屋のプリンス」

【STAFF】
演出:チョ・ヒョンタク「レディプレジデント~大物」
脚本:ムン・ジヨン「I LOVE イ・テリ」「スタイル」 パン・ギリ