原作者・真梨幸子氏の撮影現場訪問をレポート!
「二度見は必至!」と本編も大絶賛!!
3/17(日)衝撃の第3話、注目シーン場面写真も!
「女子高生両親殺害事件」から18年後。
ある新人小説家の連載企画から登場人物たちが、“黒い感情”の深みにはまっていく――。
人間の心の暗部を描く真梨幸子原作の「連続ドラマW 坂の上の赤い屋根」がWOWOWで絶賛放送・配信中(毎週日曜午後10時 ※第1話無料配信中)、見る者を黒い渦の中に巻き込むような先の見えない展開で話題を呼んでいる。
主人公の轟書房編集者・橋本涼役を演じるのは桐谷健太。新人作家・小椋沙奈役に倉科カナ、「女子高生両親殺害事 件」の主犯格とされる死刑囚・大渕秀行役にA.B.C-Z の橋本良亮、大渕と獄中結婚した法廷画家・礼子役に蓮佛美沙子。大渕に破滅させられた元愛人・市川聖子役に斉藤由貴ら、実力派俳優陣が顔をそろえる。
第2話ラストでは「あの女が青田彩也子よ」という大渕死刑囚によって破滅した元愛人の証言、さらに小説を綴る沙奈の原稿には「私は、大渕に家族を奪われた」という衝撃の告白が……。「女子高生両親殺害事件」で元ホストに洗脳された当時の女子高生が事件を小説化しているのか――。次第に登場人物たちの闇と真実が浮き彫りになっていき、息を呑まずにはいれられない、まさに“衝撃のミステリー”だ。
■原作者・真梨幸子氏の撮影現場訪問をレポート!
主人公の編集者・橋本涼(桐谷健太)の自宅での重要シーンの撮影日、原作者の真梨幸子が激励訪問した。
自身の映像化を目の当たりにした撮影現場では、主人公の部屋に貼られている事件の資料など細部にまでわたる丁寧な作りこみや瞳の奥に何かを秘めた主人公を演じる桐谷健太の熱演に終始興奮の様子。また、実際に完成した本編を観て太鼓判を押す熱いコメントも寄せた。
第3話では「小説を書く沙奈の正体は“女子高生両親殺害事件の彩也子”」――衝撃の疑惑に笠原は裏どりに躍起になる。当の沙奈と橋本は、取材を断り続けていた赤い屋根の家の隣家に住む彩也子の幼なじみの取材に漕ぎつけるが、向かう道中で倒れてしまう沙奈。そんな中、礼子は死刑囚と獄中結婚したことを家族に明かし、家族と縁を切って手切れ金を手に入れていた。洗脳される礼子は大渕の指示で元愛人である聖子に会いにいき屈辱を味わうが、それでも大渕との未来を夢見て弓枝に再審請求を依頼する中、思わぬ事態が……。
最終話までの今後の注目シーンの場面写真も一部初公開!新境地を感じさせるキャスト陣の熱演にも注目だ。
3/17(日)午後 10 時からの第3話「女の正体」初放送、そして、見る者を引きずり込む今後の展開に目が離せない。
WOWOW オンデマンドでも好評配信中、YouTube WOWOW 公式チャンネルでは第 1 話が無料配信中。
◆原作者:真梨幸子コメント
・撮影現場の様子をご覧になって
撮影中、橋本の部屋という設定の現場にお邪魔しました。まず目を引いたのが、壁に貼ってある資料の数々です。週刊誌や新聞の切り抜きだったり、メモだったり。その内容があまりに緻密で、「画面にはほとんど映らないであろう小道具にまでこんなにこだわっているなんて」と驚きつつ、この作品の成功を確信しました。まさに、神は細部に宿る 。ディティールにこだわった作品は勝利する……という言葉通りの現場でした。
小道具だけではなく、役者さんたちのこだわりにも感嘆いたしました。役に合わせて減量なさった方、そして、増やした方。桐谷さんは、後者でした。桐谷さんといえば細マッチョなイメージだったのですが、現場でお会いした桐谷さんは恰幅がよく、「あ、橋本がいる!」と足がすくむ思いでした。桐谷健太というキラキラなオーラを消し去り、橋本がまとう負のオーラを見事に再現されていました。その数ヶ月後、完成披露試写会 で再びお会いすることになったのですが、そこにいたのは、細マッチョなキラキラな桐谷さん。いやー、つくづく凄い役者さんだな……と、感服いたしました。
・今後の見どころなど視聴者の皆様へのメッセージ
原作のどんでん返しを、映像でどのように表現されるのかとても楽しみでした。結果は、期待以上のものでした。思わず、1 話から再視聴してしまうほど。
なるほど、いたるところに伏線がありました。さりげないセリフ、仕草、小道具、すべてに意味がありました。
ルビンの壺のごとく、それまでそうだと思っていたものがすべて逆転する快感。視聴者のみなさまにもぜひ、味わってほしいと思います。
二度見は必至です!
◆主演:桐谷健太コメント
真梨先生と初めてお逢いしたのは、僕が演じた橋本が住む部屋の撮影の日でした。真梨先生とお逢いして、お話した時の印象は、坂の上の赤い屋根という作品を書かれたとは思えないほど、穏やかで明るい方だなぁと思ったことです。だからこそ作品の登場人物の心の闇がトグロを巻いていることに共感や興味を抱きました。誰にだって光と闇があり、人の数だけ真実がある。改めてそう感じた1日でした。
ストーリーが進むほどに登場人物たちの黒い渦が強くうねり、ぶつかり合い、拡がり、観ている人の心にまで浸透するような作品になっています。人の数、それ以上に真実があるので、物語と共に登場人物の印象や共感性も変わっていくはず
【登場人物】
■橋本涼(はしもと・りょう)/桐谷健太
轟書房の副編集長。18 年前の「女子高生両親殺害事件」をモチーフとした企画を新人作家の沙奈と共に取材を進める。事件の主犯格とされる大渕の自叙伝の編集担当をしていた過去も……。
■小椋沙奈(おぐら・さな)/倉科カナ
新人小説家。数年前に新人賞を受賞したが、その後は鳴かず飛ばず。大渕死刑囚の自叙伝に惹きつけられ、企画を橋本に持ち込む。取材を進めるうちに事件そのものに没入していくが……。
■大渕秀行(おおぶち・ひでゆき)/橋本良亮
死刑確定囚。18 年前に、当時付き合っていた高校生の青田彩也子を洗脳し、彼女の両親を殺害した罪で死刑が確定した。あることをきっかけに再審請求に乗り出す。彼の思惑は……?
■鈴木(大渕)礼子(すずき(おおぶち)・れいこ)/蓮佛美沙子
法廷画家であり大渕の妻。法廷画家として大渕秀行の裁判を傍聴したことがきっかけで、大渕と獄中結婚。 エリート一家の中で疎外感を感じており、大渕の存在が全てになっていく。
■市川聖子(いちかわ・せいこ)/斉藤由貴
大渕の元愛人。以前は轟書房の編集長代理として億単位の予算を動かしていたが、 大渕のパトロンとして会社の経費を使い込み、 解雇された。終始不遜な態度で周囲を翻弄する。
■鈴木孝子(すずき・たかこ)/床嶋佳子
礼子の母親。亭主関白の夫、俊彦に頭が上がらない。礼子を露骨に見下す俊彦や洋平と違って、礼子にも変わらない愛情を注ぐ・・・・・・。
■青田彩也子(あおた・さやこ)/工藤美桜
18 年前の「女子高生両親殺害事件」の大渕の共犯者。当時、付き合っていた大渕と共に両親を殺害。裁判では大渕に唆されたと証言。無期懲役で刑が確定したが……。
■鈴木洋平(すずき・ようへい)/七五三掛龍也
礼子の弟。大手銀行の行員であり、父親と同じくエリート街道を突き進む。容姿も頭脳も完璧で自信家。定職に就かずイラストレーターを夢見る姉の礼子を蔑む。何もかも順調な人生のはずが……。
■小泉(こいずみ)/西村元貴
轟書房の編集者。橋本の同期だが、副編集長の橋本に比べて、まだヒラ編集者。出世レースで橋本の後塵を拝しており、逆転のチャンスを虎視眈々と狙っている。
■小椋美江(おぐら・みえ)/宮崎美子
沙奈の母親。娘の沙奈を溺愛しており、自分の手元から放したくないという愛情が沙奈の運命を狂わしていく……。歪な親子関係の背景には沙奈が背負うある過去が関係している。
■笠原智子(かさはら・ともこ)/渡辺真起子
轟書房のカリスマ編集者で、同社初の女性執行役員。ニュース番組のコメンテーターも務めるなど歯に衣着せぬ発言で人気を集めている。解雇された市川聖子の後輩として接点があった。
■幼少の大渕秀行/宮岡大愛
小学生時代の大渕秀行。親の離婚後、親戚に預けられ孤独な日々を送る。「小学生時代に同級生の女子に嫌がらせを繰り返し、初めての殺人を犯した」とのちに自叙伝で告白する。
■大野(おおの)/渡辺光
死刑囚となった大渕が収監されている拘置所の刑務官。不敵な笑みを浮かべて大渕を揶揄するが、ときには大渕に何かを知らせる動きも……。
■笹井(ささい)/神保悟志
地方のイベント会社社長。高校1年生の大渕秀行をアルバイトとして雇っていた。当時、素行不良だった大渕を事務所から追い出したが、大渕のことはどこか憎めずにいる。
■田所弓枝(たどころ・ゆみえ)/水崎綾女
弁護士。礼子の高校の時からの友達であり、礼子と大渕の獄中結婚の際もサポートするなど礼子の唯一の理解者である。大渕の担当弁護士として二人を支援する。
■青田早智子(あおた・さちこ)/霧島れいか
彩也子の母親。開業医であり夫と共に青田クリニックを営んでいた。上流階級であることを自負しており、娘の彩也子を溺愛し、彩也子にも同じような生き方を強いる。
■鈴木俊彦(すずき・としひこ)/中村育二
礼子の父親。天下り先の商社で役員を務めており、家庭でも亭主関白。エリート志向が強く、自分と似た洋平を可愛がる一方で、不器用な礼子を蔑む。
「連続ドラマW 坂の上の赤い屋根」
<ストーリー>
閑静な住宅街にある赤い屋根の家――。18 年前、この家で開業医の両親を殺害し遺体を切り刻んだのは、実の娘の青田彩也子と、その恋人・大渕秀行(橋本良亮)だった。世間を震撼させたこの事件は、大渕が裁判中に「早すぎた自叙伝」を出版し、過去に女子児童に手を掛けたことを告白。裁判では彼に洗脳された彩也子が凶行に及んだとされ、主犯の秀行は死刑、彩也子には無期懲役が確定した。
それから数年後。「早すぎた自叙伝」を担当した轟書房の編集者・橋本涼(桐谷健太)のもとに、新人作家・小椋沙奈(倉科カナ)から事件をモチーフにした小説の企画が持ち込まれる。橋本と沙奈の2人は小説の連載を実現すべく、大渕死刑囚と獄中結婚した大渕礼子
(蓮佛美沙子)や、大渕のかつての愛人で元敏腕編集者・市川聖子(斉藤由貴)ら関係者たちの取材を始めていくうちに、黒い感情に引きずり込まれ……。その先には誰も知らない衝撃の真実が待ち受ける。
<キャスト・スタッフ>
出演:桐谷健太 倉科カナ 橋本良亮 蓮佛美沙子 斉藤由貴 ほか
原作:真梨幸子『坂の上の赤い屋根』(徳間文庫)
監督:村上正典(「フジコ」第 32 回ATP 賞テレビグランプリ 特別賞・非放送系コンテンツ部門)
脚本:吉川菜美(「連続ドラマ W 湊かなえ ポイズンドーター・ホーリーマザー」)
音楽:やまだ豊、南方裕里衣
プロデューサー:村松亜樹(WOWOW) 、橋本芙美(共同テレビ) 、関本純一(共同テレビ)
制作協力:共同テレビ
製作著作:WOWOW
番組 HP:https://www.wowow.co.jp/drama/original/akaiyane/
「連続ドラマW 坂の上の赤い屋根」
毎週日曜午後10時より放送中