ベストセラー作家・池井戸潤の同名小説を実写ドラマ化したWOWOW「連続ドラマW アキラとあきら」が、7月9日(毎週日曜午後10:00 全9話※初回無料放送)からスタートする。その放送を直前にした6月26日(月)には東京・イイノホールで第1話完成試写会が行われ、W主演の向井理、斎藤工、共演の石丸幹二、田中麗奈、賀来賢人が出席した。
大企業の御曹司・階堂彬役の向井は「社会派ドラマに出られるのはありがたい。カチッとした職業モノのドラマはやったことがなかったので楽しかった」というも「セリフ量が多くて台本を読んで愕然としました」と苦笑い。這いあがって来た男・山崎瑛役の斎藤も「セリフ量に愕然」としながらも「日本の銀行事情や濃厚に動いていた時代を切り取った作品。喉を潤すように読み漁っていくような感覚があった」と内容に自信をのぞかせた。
向井と斎藤はこれで4度目の共演となるが、斎藤は向井を「凄くスマートでインテリジェンスがあって、温かい。男の中の男。本当にそう思う」と褒めると、向井は照れつつ「同じ歳でもあるし、親近感の湧く人。いきなり不意にウチに来たりする。気心が知れているので深く分かり合えている」と全幅の信頼を伺わせた。
彬の父親・階堂一磨役の石丸は「キャラが完璧すぎてしんどい。家のロケ地がある学校の大きな敷地内だった。どんな暮らしをしているのかと混乱しましたが、キャラクターを作り上げる楽しみがありました」と報告。そんな石丸との共演を向井は「時に厳しく優しい父親像でしたが、実際の石丸さんはチャーミング。花粉症を一緒に乗り越えましたね」と振り返った。
瑛の同級生・北村亜衣役の田中は「恋愛要素もあったので、撮影中は瑛君が少しでも笑ってくれたり、気持ちがほぐれたらいいと思って演じていました。工さんとは何度も共演していて戦友だと思っているので、素直に演じることができました」と斎藤の相手役として感謝。すると斎藤は「(田中麗奈は)実は中国語がペラペラ。亜衣同様に突き詰めていく感じが本人と役柄とダブる」と意外な一面を明かし、それに乗っかる形で田中も「シェイシェイ!」と中国語を披露して笑わせた。
兄・彬にコンプレックスを抱く階堂龍馬役の賀来は「グッと怖い顔をして対立するシーンが多いけれど、撮影は和気あいあい。向井さんは役者や男の先輩として僕の話を聞いてくれたりするので、大事なシーンの前にも話しかけたりしてしまいました」と反省も、向井は「3回目の共演ということもあり、セリフ以上にプライベートの話をしていました」と仲の良さを伺わせた。
またイベント中にはドラマの内容にちなんで「運命を感じた瞬間は?」とのお題が。斎藤は「昨晩、某番組を見ていたら理氏が出ていた。とあるサッカーチームを応援しているという話があり、実は僕もそのチームを80年代から応援していて、しかも(向井が)ボールボーイをしていたと聞きました。僕もそのスタジアムには行っていたので、役者として出会う前に同じ空間にいたのではないかと」とドラマさながらの宿命を告白。一方の向井は「名前に運命を感じる。僕の下の名前は理科の理と書きますが、理系の道に進んでいたこともあるから」というも「でも今は理系の道に進んでいるわけではないので、運命でも何でもないですね…」と前言撤回し、笑いを誘った。
最後に斎藤は本作を「過去のドラマではない、今や未来に繋がっている作品」とアピールすると、向井も「銀行という閉鎖されているような世界を舞台にしながらも、リアリティのあるスピーディーな展開になっている。話を重ねるごとにエキセントリックにスピードが上がっていく瞬間を目撃してほしい」と思いを込めた。
「連続ドラマW アキラとあきら」
ベストセラー作家・池井戸潤の最新作を最速ドラマ化!!
向井理×斎藤工のW主演!自らの意志で人生を選んできたエリートと、自らの能力で人生を切り開いてきた天才2人の“宿命”を描くヒューマンドラマ。
<ストーリー>
昭和61年4月、メガバンクの産業中央銀行の新人研修が行なわれていた。
その最終行程は成績優秀だった2チームが行なう実践形式の融資戦略研修。
それぞれのチームの代表は東京大学出身同士の階堂彬(向井理)と山崎瑛(斎藤工)。
彬のチームは融資を申し込む会社側、瑛のチームはそれを吟味する銀行側になり、後代にも語り継がれる名勝負を繰り広げた。
日本有数の大企業「東海郵船」の御曹司として生まれ王道を歩んできたエリート、階堂彬。
父の会社の倒産、夜逃げなど苦難の道を歩んできた天才、山崎瑛。2人はそれぞれの力で人生を切り開き、同じ産業中央銀行に入行した。
実は2人の人生はこれまでにも交差していた。しかし、2人はまだその事実に気付いていない。
良き友人、良きライバルとして互いに刺激し合いながら、苦難を乗り越えていく2人。
そして“宿命”としか言いようのない、過酷な試練が2人に降り掛かる・・・。
原作:池井戸潤「アキラとあきら」(徳間文庫)
脚本:前川洋一(「連続ドラマW 沈まぬ太陽」「連続ドラマW 下町ロケット」)
監督:水谷俊之、鈴木浩介(「連続ドラマW 沈まぬ太陽」「連続ドラマW 下町ロケット」)
音楽:羽岡佳(「連続ドラマW 楽園」「連続ドラマW 下町ロケット」)
出演:向井理 斎藤工 小泉孝太郎 田中麗奈 賀来賢人 木下ほうか 堀部圭亮 / 松重豊 /
瀧本美織 永島敏行 上川隆也(友情出演) 尾美としのり 石丸幹二
特設サイト:http://www.wowow.co.jp/dramaw/akira/
<関連情報>WOWOWメンバーズオンデマンドで池井戸潤・原作 連続ドラマW作品配信中
「連続ドラマW 空飛ぶタイヤ」(全5話) 「連続ドラマW 下町ロケット」(全5話) 「連続ドラマW 株価暴落」(全5話)
「連続ドラマW アキラとあきら」第1話無料
WOWOWプライムにて7月9日(日)放送!! 毎週よる10時~(全9話)
特設サイト:www.wowow.co.jp/dramaw/akira/