人々の悪意にさらされ続けた女性死刑囚の無実を信じるただひとりの男の駆け抜ける先に光はあるのか。
慟哭と衝撃のベストセラーを映像化。
「連続ドラマW イノセント・デイズ」
妻夫木聡が連続ドラマW初登場にして初主演。妻夫木演じる佐々木慎一は、幼なじみの女性確定死刑囚が犯したとされる罪の真偽に疑問を感じる。彼女はなぜ死刑を受け入れたのか、そして彼女が犯した本当の罪とは何だったのか。死刑執行が迫る中、無実を信じ調査を進める慎一は、彼女の壮絶な半生を知るとともに、意外な真実にたどり着く。
原作は作家・早見和真の同名ヒューマン・サスペンス小説で、第68回日本推理作家協会賞・長編及び連作短編集部門受賞作。この度、好評を博し重版が決定。発行部数が40 万部を突破したベストセラーだ。また、監督は2017年に公開された、妻夫木主演の映画『愚行録』を手掛けた石川慶が担当している。
今回の企画の実現には連続ドラマに3年半ぶりに出演する妻夫木聡自身が大きく関わっている。早見和真は妻夫木の主演映画『ぼくたちの家族』(2014)の原作者。そして『愚行録』で妻夫木とタッグを組んだ監督の石川慶は今、世界が注目する異才。原作を読み映像
化を強く望んだ妻夫木自身の想いが2人を結び付けたのだ。
そして妻夫木の願いに応えるべく、かつてない豪華かつ個性的な役者陣が集結した。罪を犯したのかどうか、今彼女は何を思うのか、本当の想いを誰にも分からせないままなぜか皆を惹きつける女性確定死刑囚・田中幸乃役に、まごうことなく日本のトップ女優の一人で、妻夫木とは連続ドラマとしては「ランチの女王」(2002)以来の共演となる竹内結子、慎一とともに幸乃の幼なじみで正義派ながら腹に一物を持つ弁護士の丹下翔役に、多くの映画、ドラマで異彩を放つ新井浩文、幸乃と接する中で職務と人間性の間で揺れる刑務官・佐渡山瞳役にNHK 連続テレビ小説「べっぴんさん」(2016)で主演、2018 年1 月期のフジテレビ系月9 ドラマ「海月姫」でも主役を務める若き演技派・芳根京子。ほかに、余貴美子、石橋蓮司、ともさかりえ、長谷川京子ら大作映画に劣らない顔ぶれが、WOWOWでしか実現しえない「本当の人間ドラマ」を描き出す。
幼なじみが死刑判決を受けた。慎一の胸に20 年以上前の思い出が蘇る。「僕だけは味方だよ!」
彼女はなぜ死刑を受け入れたのか、そして彼女や周囲の人々が犯した本当の罪とは何だったのか。
死刑執行が迫る中、誰にも打ち明けられないある秘密を抱えながら無実を信じ走り続ける慎一は、彼女の壮絶な半生を知ることになる―――
【キャストコメント】
竹内結子 コメント(田中幸乃役)
①「連続ドラマW イノセント・デイズ」にご出演されるお気持ちについて
初めにオファーと台本をいただいた時、幸乃という女性の生き方や人間性に興味を持ちました。誰かに必要とされたいという気持ちがとても強い女性で、ある時はとことん尽くしたり、都合のいい女になってしまったり、子どものような幼い部分もあって相手に強く依存してしまう。
いろいろな人が幸乃について語るたびに彼女の印象が変わって見えて、なんだか不思議な人だな、どんな気持ちで過ごしているんだろうかと覗いてみたいような知りたくないような。読みながら、こういった役柄を私に振ってもらえたことが嬉しくて「よし、頑張ろう」と思いました。
②ご自身の役柄(田中幸乃役)について
誰かが“つまづく瞬間”を代わりに引き受けることで自分が役に立つのなら、救えるのならという愛情のあり方が純粋すぎて恐ろしくもありますね。自身の死刑が確定した後の幸乃は、まるでようやく荷物を下ろせる場所をみつけられた安堵感のような気持ちでいて。真実を明らかにすることが彼女の願いではなく、全てを語らずまるごと抱えて命を終えることが使命のように感じている。早くその日を迎えることを待ち望んでいるような、そんな気持ちが見えた時悲しくなりました。
③「連続ドラマW イノセント・デイズ」の見どころについて
田中幸乃を通して、人の印象って見る人の心持ち次第で人間性そのものが違って見えるものだなと。正しいこと、「うん、そうなるよね」と共感した行為も、違う人からすればとんでもなく非情な行いであったり糾弾されたり恨まれたりもする。人を裁くってなんだろう、ある意味で自身を汚さないまま人生を全う出来たのって幸乃なんじゃないか、そんなことを感じる作品です。そして、どんな幸乃であったとしても救いたいという一心で行動できる主人公、慎一さんの誰かを信じる心の強さに胸を打たれます。
新井浩文 コメント(丹下翔役)
①「連続ドラマW イノセント・デイズ」にご出演されるお気持ちについて
妻夫木聡が主演&企画の作品に呼んでもらって、とても光栄です。
②ご自身の役柄(丹下翔役)について
殺しませんし、死にません。弁護士の役です。
③「連続ドラマW イノセント・デイズ」の見どころについて
最多共演数を誇る妻夫木聡との掛け合い。
芳根京子 コメント(佐渡山瞳役)
①「連続ドラマW イノセント・デイズ」にご出演されるお気持ちについて
「イノセント・デイズ」の世界に参加させていただけて、とても光栄です。妻夫木さん、竹内さん、新井さんをはじめとする、第一線で活躍されている皆様とご一緒できることに感動しましたし、背筋がピンと伸びるというか、また新たに気を引き締めていかなくては、と思いました。
②ご自身の役柄(佐渡山瞳役)について
刑務官・佐渡山瞳を演じるにあたり、いただいた資料で勉強したり、元刑務官の方から直接ご指導いただき本番に臨んでいます。死刑囚・田中幸乃の一番近い存在として「本当にそれが正しいのか?」と悩みながら瞳が思う“正義”を貫きつつ、視聴者の方と一番近い目線をもつ立場として、視聴者の方と作品をつなぐ存在になりたいです。
③「連続ドラマW イノセント・デイズ」の見どころについて
豪華なキャストの皆さん、WOWOW のドラマ特有の重厚感はもちろんですが、原作の小説と同じように、先が気になって眠れなくなってしまうような心の惹きつけられる作品です。“自分の中の正義”がテーマの一つになっているので、「イノセント・デイズ」を見て視聴者の方一人ひとりに“自分の中の正義”を見つけてもらいながら楽しんでいただきたいです。
<ストーリー>
「被告人を死刑に処す」。佐々木慎一(妻夫木聡)は、幼なじみの田中幸乃(竹内結子)が、元交際相手の住むアパートに火を放ち彼の妻子を焼死させたとして死刑判決を受ける姿を法廷で見つめていた。幼少期の幸乃を知り、そしてある負い目を持つ慎一は、彼女が真犯人ではないと直感。幸乃を救いたい一心で、味方を探して幸乃の姉や中学校時代の同級生など彼女の人生を知る様々な人々に会いに行くが、先々でその壮絶な過去を聞かされることになる。そしてともに幸乃の幼なじみで弁護士の丹下翔(新井浩文)と再会するも次第に意見が合わなくなっていく。一方で近づいてくる死刑の時を淡々と待つ幸乃。刑務官の佐渡山瞳(芳根京子)は、その姿になぜか惹かれ始めていた。
出演:妻夫木聡、竹内結子、新井浩文、芳根京子 / ともさかりえ、長谷川京子 / 池内博之、山中崇、
芦名星、佐津川愛美、清原果耶、田口浩正、原日出子、石橋蓮司、余貴美子 ほか
原作:早見和真『イノセント・デイズ』(新潮文庫刊)
企画:妻夫木聡、井上衛、鈴木俊明
監督:石川慶(『愚行録』)
脚本:後藤法子(「嘘の戦争」)
音楽:窪田ミナ(「連続ドラマW 東野圭吾「変身」」)
プロデューサー:井上衛、橘佑香里、平部隆明
企画協力:新潮社
製作:WOWOW ホリプロ
特設サイト:http://www.wowow.co.jp/dramaw/innocentdays/
「連続ドラマW イノセント・デイズ」
2018年3月18日(日) WOWOWプライムにて放送スタート
毎週日曜よる10時~(全6話) 第1話無料放送