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加藤和樹、ロングインタビュー! デビュー10周年、これからも挑戦は続きます!<前編>

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今年、歌手デビュー10周年を迎えた加藤和樹が、4月20日、テイチク・インペリアルレコード移籍第一弾シングル『春恋/夢追人』をリリースした。現在公演中の、ミュージカル『1789 バスティーユの恋人たち』では初の帝国劇場主演に挑戦。また、単独ライブ、ライブツアー、映画や大作舞台の出演も決定。他にもラジオ、TVなど多方面で活躍するアーティストであり俳優の加藤和樹が、今の思いを語ってくれた。

■帝劇初主演、ミュージカル『1789 バスティーユの恋人たち』のエネルギーがすごい!

―― ミュージカル『1789 バスティーユの恋人たち』とても好評です。上演までの準備は大変でしたか?
稽古場でできることは全て出来たと思っています。今回の公演は舞台装置がとても大掛かりですから、舞台稽古に入ってからは舞台上で確認することが多かった。僕が演じるロナンもWキャストですし、子役も3人いるので組み合わせを変えて確認するなど、時間を多めにとりました。早着替えも多く、みんなギリギリまで稽古をしましたが、その緊張感がいい仕上がりにつながっていると思います。

―― 公演がスタートしてからのお気持ちはいかがですか?
初日の幕が開いて、ようやくスタートラインに立てたという気持ちです。やはり、お客さまに観ていただいてこそ作品が完成する。今作は、宝塚版とも違う作品になっていますし、書き下ろしの楽曲もあるので、お客さまの反応も含めて新鮮ですね。僕はフランス版の映像も宝塚の公演も拝見させていただいていますが、東宝版オリジナルの『1789』を小池修一郎先生の演出・指導のもとで、今、僕たちが最大限できうることをやっているという感じです。
特に突出しているのは、熱量でしょうか。楽曲の持つ力に沿ったダンスナンバー。今回は“KRUMP(クランプ) ”というジャンルのダンスを新たに取り入れていて、出演者たちが全身を使って表現するんです。僕が演じるロナンが帝劇のセンターで踊り出し、緊張もしますが勢いのある革命的な作品なので力が入ります。

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――  時代背景もとてもエネルギッシュですよね。
いつの時代も若者たちの不満や葛藤がエネルギーになっている。今回のカンパニーは、帝劇の舞台が初めての方もいるし、小池先生の演出が初めてという方も多いんです。そこが新鮮であり、ガムシャラ感がとても出ていて、僕自身もその中で必死に食らいついていくという部分が役がらとリンクしました。

―― 帝劇の舞台は2年ぶりですね。
そうですね。ちょうど2年前の今頃に『レディ・ベス』の舞台に立っていました。花總まりさんとの共演も2年ぶりになります。花總さんはマリー・アントワネット役なので、今回はほとんど絡むことはないのですが、やはり彼女は圧倒的な存在感がありますし、特にマリー・アントワネットの衣装はこの世のものとは思えないほど素晴らしく目を奪われてしまいます。豪華絢爛な衣装も今作の見どころの一つです。

―― 共演者のみなさんの雰囲気はいかがですか?
とてもいいです。帝劇で行われるカンパニーは比較的、東宝アカデミーの方や、常連の役者さんが多いのですが、今回はそうではなくて、アンサンブルを含めてアクロバティックな動きができる人、ダンスがしっかり踊れる人といったように、これまで歌を歌ってない人や芝居をしたことはない人が結構いるんです。なので、歌や芝居が分からないなりに必死に臨む姿、皆一丸となって力を合わせるところが凄くエネルギッシュ。素晴らしいアクロバティックな動きやダンスに魅了されます。そして重鎮的な先輩方がちゃんと締めてくれる。すごくバランスがいいんです。本当にいいカンパニーですよ。

―― いいスタートが切れたようですね。
安心感がありますね。初めての帝劇での主演ですから、もちろんプレッシャーや責任感はありますが、このカンパニーの真ん中にいることがとても心地いいんです。
それはWキャストの小池徹平くんの力もあるし、二人で“ロナン”という役を作り上げたという自負もあります。

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―― Wキャストの小池徹平さんと、役について話し合うことはありましたか?
たくさん話し合いました。稽古しているときも、「ここの感情って、こうだよね?」とか「ここはこうでいいよね」といったように、よく確認し合いましたね。それでも違う人間が演じるので、それぞれの個性によって違うものになりますし、そこがまた面白いですよね。公演が始まれば楽屋ですれ違うくらいですから、お互いの役がどう成長していくのか、千秋楽を観るまで僕も楽しみです。

―― Wキャストとしてライバル心はないですか?
一緒に作り上げたという仲間という感覚なので、負けたくないという気持ちはないですね。お互い違うものだし、同じ役なら比べられて当たり前だと思うんです。だから、そこで「自分には何ができるのか、自分は何で勝負するんだ?」と考えることはありますよ。でも勝ち負けではないですね。結果、お互いが評価されることが一番いいこと。「どっちのロナンもいいね!」と言われたら凄く嬉しいですね。

―― 潤色・演出に定評がある演出家の小池修一郎氏ですが、加藤さんから見た小池先生はどんな方ですか?
う~ん(しばし考えて)、スタッフやキャストの大半が感じていることだと思いますが・・・、ちょっと面倒くさい人(笑)。その意味は、それだけ先生の中にいろんな欲求があり、気になることが多い。その量が膨大すぎて、僕らにはとうてい理解できないくらいなんです。いろんなところに目があって、芝居だけではなく、舞台セットから衣装、照明、音響、全てのところに、「そこまでこだわる?」というほど。一つのことにこだわると、それが解消するまで前に進まない。中途半端にはしない。だから稽古も長くなるし、スタッフやキャストへの要望も増えるんです。けっこう無茶ぶりもあるので、それに対して全力で応えるのは本当に難しいことではありますが、役者である限り、スタッフである限り、演出家の期待には応えたいと思うし、それが出来たときの舞台はとても素晴らしいんです。

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―― 小池先生の演出から新しいことを発見することもありますか?
あります。やはり、自分にはない視点を持っていらっしゃる方ですし。動きや表情もミリ単位で要求してくるんです。「それで何が変わるんだろう」と思っても、実際に舞台に立つと客席からの見え方がまったく変わるんです。そこの感覚の鋭さってステキだな、といつも思います。それは、ずっと宝塚をやってこられて、形だったり、美しさ、洗練された容姿だったりとかのこだわりがあるんだと思います。メイクについても「ここをもうちょっと足したほうがいいんじゃないか?」と舞台稽古前に言われることがあります。その美的センスというのは他では培われないものなので、小池先生の大きな武器でしょうね。そこに僕らのエッセンスをどう加えていくかというところですね。

後編へつづく

TECI504-JKT-1「春恋/夢追人」
2016年4月20日(水)発売
初回限定盤(CD+DVD)TECI-504 1,800円+税
通常盤(CDのみ)TECI-396︎ 1,000円+税

加藤和樹「春恋/夢追人」発売記念イベント情報
◆5月6日 加藤和樹「春恋/夢追人」発売記念スペシャルイベント
山野楽器本店JamSpot 18:30~(山野楽器にてご購入の方先着150名様ご招待インストアライブ)

【舞台】
・4月11日~6月5日 東宝ミュージカル「1789 バスティーユの恋人たち」上演。
<東京> 4月11日~5月15日 東京・帝国劇場
<大阪> 5月21日~6月5日 大阪・梅田芸術劇場メインホール

【舞台-new-】
・2016年9月~10月 スペクタクル時代劇「真田十勇士」上演決定。
【舞台-new-】
・2017年1月 ミュージカル「「フランケンシュタイン」日生劇場にて上演決定。
【映画-new-】
・2016年9月22日~ 劇場版「真田十勇士」全国超拡大ロードショー。

【LIVE】
・Kazuki Kato 10th Anniversary Special Live “GIG” 2016
~Laugh & Peace~『COWNTDOWN KK』
2016年04月29日東京 恵比寿LIQUID ROOM(一日2回公演)

【LIVE TOUR】
・Kazuki Kato 10th Anniversary Special Live “GIG” 2016
~Laugh & Peace~『ALL ATTACK KK』 (※全曲80曲LIVEを敢行)
(名古屋) 2016年07月09,10日愛知 名古屋BOTTOM LINE
(大阪) 2016年07月16,17日大阪 Umeda AKASO
(東京) 2016年07月23,24日東京 恵比寿LIQUID ROOM

【LIVE TOUR】
・KK-Station2016
(※今年で4回目を迎えるカバー曲を中心とした加藤和樹“1人懐メロ音楽祭”)
(東京)10月30日(日) 新宿 FACE
(仙台)11月03日(木) 仙台 Rensa
(大阪)11月05日(土) 梅田 AKASO
(名古屋)11月06日(日) 名古屋 ダイアモンドホール
(福岡)11月12日(土) 福岡 DRUM LOGOS
(広島)11月13日(日) 広島 CLUB QUATTRO
(東京)11月19日(土) 新宿 FACE

加藤和樹公式HP ⇒ http://katokzuki.com
テイチクインペリアル公式HP http://www.teichiku.co.jp/artist/kato-kazuki/

※今回、加藤和樹は発売日直前に起こった熊本地震を受けて、「春恋」のアーティスト収益の一部を寄付。その他、加藤和樹オリジナルグッズのチャリティーBOX販売、4月29日に開催される10周年ライブ会場でのチャリティーステッカーの販売、会場での募金箱の設置を実施する。こららの収益は全額赤い羽根共同募金会(熊本県共同募金会)へ寄付を行う。
チャリティーBOX販売(Officialshop nagomi)⇒ http://kk-nagomi.net/

 

加藤和樹 サイン入り自撮りチェキ プレゼント

kazuki kato

■応募方法:
Astageアステージ公式Twitterアカウント「@astage_ent」をフォロー&リツートしてくださった方、
Facebookページにて「いいね」&ダイレクトメッセージを送ってくださった方
の中から抽選でプレゼントいたします。(なお、プレゼントの発送先は日本国内に限ります。)

応募の際には、 「加藤和樹チェキ希望」とお書きください。
Twitter https://twitter.com/astage_ent
Facebook https://www.facebook.com/AstageEnt
※掲載記事の感想もお待ちしております!

■応募締切: 5月25日(水)まで
・当選者の発表は、発送(2016年6月上旬予定)をもって代えさせていただきます。
なお、当落に関するお問い合わせはお受けできません。
・当選者の方にはDM(ダイレクトメッセージ)にて当選のご連絡をさせていただきます。
※DM(ダイレクトメッセージ)は@astage_entをフォローいただいてませんと、お送りすることができません。

たくさんのご応募お待ちしております!