12月30日、「第65回NHK紅白歌合戦」のリハーサル2日目が東京・NHKホールにて行われ、May J.、Perfume、ももいろクローバーZ、氷川きよし、水森かおり、いきものがかり、きゃりーぱみゅぱみゅ、TOKIO他、本番後半に出演するアーティストたちがカメラリハーサルに臨んだ。
インフルエンザのため、前日の音合わせを欠席していたSEKAI NO OWARIのDJ LOVEも復帰し、この日のリハーサルに参加し元気な姿を見せた。氷川きよしが、最新テクノロジーを駆使したパフォーマンスを披露すれば、水森かおりは巨大な豪華ドレスで観覧者を圧巻。それぞれが、本番と同様の衣装やステージ展開で気合いいっぱい。
また、リハーサルの合間をぬってSMAP、TOKIO、V6が囲み会見とフォトセッションを行い、31日の本番に向けて意気込みを語った。
今年で22回目の出場となるSMAPは、「自分たちの代表的な3曲(SHAKE、世界に一つだけの花、TOP OF THE WORLD)をステージ上でも客席もテレビの前のみなさんと一緒に歌ってもらおうと選曲しました」と、本番の放送に期待をもたせた。
草彅は、「今年は(フジテレビで行われた)27時間テレビで絆を深められて、2年ぶりにコンサートツアーも実施、そして最後に紅白と充実した一年でした」としみじみ。
今年のクリスマスはツアー中だったこともあり、初めてメンバーでクリスマスパーティを行ったという。「中居君はいなかったらしいけど?」と記者から突っ込まれると、「人数はいいんですよ。中居君もいたということにしておいて(笑)」と懇願する中居に会見会場は大爆笑。審査員としてタモリが席につくことに触れ、「他局で一緒に司会などで共演することはありますが、客席にタモリさんがいて僕らが舞台で歌うのは初めてのこと。照れくさいようでもあり、なんか緊張しますね」と複雑な心境を明かした。
初出場のV6について尋ねられると、「さっき廊下ですれ違ったけど普通でしたよ。初めてなんだ・・・」と驚いた様子。「やっぱり官兵衛(岡田准一)がいるグループだからね」と木村。続けて香取が、『あさイチ』の司会を務める井ノ原を指し、「イノッチはNHKにいてもおかしくないからね」と言って笑いを誘いつつ、彼らの参加を喜んでいた。
まだ実感がわかないと語るV6の井ノ原。「リーダー(坂本)が、冥土の土産っていうんです。死なないでほしいですよね(笑)」とコメントすると、坂本は「アーティストとして出場しますが、一個人として楽しみたいです。伍代夏子さんなど演歌のかたとの共演も楽しみ」とにっこり。初出場会見の時は欠席していた森田も「ご褒美をもらったみたいです。今のV6の等身大の姿を見てもらいたい」と目を輝かせた。
『軍師官兵衛』で一年間NHKに貢献してきた岡田は、「V6として初めて出させてもらうので、新人の気持ちで色々なコーナーに参加して盛り上げたいと思います」と意気込んだ。
来年はデビュー20周年を迎えるV6。岡田は「コンサートも開催し、来年も感謝の1年を送れたら嬉しいです」と抱負を語っていた。
同期のV6の出場について、「アドバイスなんかないですよ」と、信頼と尊敬を表したTOKIOのメンバー。紅白出場には常連組となっているが、今年のステージも期待がかかるところだ。「思い出になるステージにしたいです」と長瀬。「夏フェスで『LOVE YOU ONLY』という曲がどれだけ愛されているか実感しました。感謝の気持ちを込めて20周年の20年目の紅白のステージを終えられれば嬉しい」と続けた。
しかし、妖怪ウォッチダンスには苦戦しているようで、「僕ら本当に(振り付けが)覚えられなくなって・・・(笑)。嵐はさすがに覚えが早いですよね」と苦笑い。
来年の抱負を聞かれ、リーダーの城島は「浮いた話があればいいんですけど、まずは健康第一で! 5人が幸せですごしたいですね」と笑った。
なお、ももいろクローバーZメンバーの有安杏果は、インフルエンザ感染のため残念ながら大みそかの本番出場を取りやめることとなり、メンバー4人での出演することがわかった。
※「第65回 NHK紅白歌合戦」はNHK総合・ラジオ第1にて、12月31日19:15~23:45まで放送(5分間の中断ニュースあり)。