今から60年前、越路吹雪初の大劇場でのリサイタルが日比谷公会堂で開かれた。
今年、彼女の没後35周年を迎えるに当たり、所属事務所、彼女のプロデューサーが
再びつどい、伝説のステージを再現する。
フランスのポピュラーソング「Chanson シャンソン」が日本で愛好され、ブームに
なった昭和20年代から30年代の数々の名演により「日本シャンソンの黄金時代」が
生まれた。
中でも、宝塚歌劇団を卒業して、東宝からデビューした越路吹雪の活躍はめざましい
ものだった。
越路吹雪がリサイタルを開いた想い出の劇場、日比谷公会堂は、残念ながら2016年春に
取り壊しとなる。
越路吹雪の思い出のナンバーを、越路ゆかりの歌手が想い出の劇場で歌うという一日限りのトリビュートコンサート。
よく知られた名曲ばかりでなく、越路吹雪初期のめずらしいレパートリーもちりばめて、24名のスペシャル
ビッグバンドとともに二度と観られない豪華絢爛な顔合わせでお送りする。
また、今回、数十年ぶりに、めずらしい岩谷時子訳詞の知られざる名曲の譜面が発見
された。
デビュー当時の越路吹雪がシャンソンだけでなく、ラテン、ポピュラー、ジャズもよく
歌っていたことがわかる貴重な資料です。今回のステージではその中から
「チーク・トゥ・チーク」(TOP HAT主題歌)他を取り上げる。
◆2015年10月23日(金)◆
17:30開場 18:00 開演 日比谷公会堂
S席 9500円 A席 6000円 B席 5000円
【出演者(敬称略)】
ペギー葉山、雪村いづみ、水谷八重子、久野綾希子、クミコ、こだま愛、
涼風真世、稔幸、えまおゆう、姿月あさと、彩輝なお、春野寿美礼、貴城けい、
大鳥れい、扇けい
演奏 宮間利之とニューハードスペシャルビッグバンド (24名)
主催 越路吹雪音楽祭実行委員会・内藤音楽事務所