Leola ＆ JAY’ED 対談インタビュー！ Leola最新楽曲「ふたり feat. JAY’ED」リリース！本当に思いを伝えたい人を思いながら聴いてほしい！

in INTERVIEW, Interview(MUSIC), MUSIC · 2020/07/19

Leola自身初となるLDHアーティストとのコラボレーション楽曲が2020年7月7日配信リリースされた。フィーチャリングにJAY’EDを迎え、愛を誓う恋人の様子を描いたウェディングソング「ふたり feat. JAY’ED 」は、聴く者を幸せな気分にする。二人の歌声が自然に心の中で溶け合っていくように･･･。

こんな今だからこそ伝えたい大切な想いを･･･とメッセージを送るLeolaとJAY’EDに話を聞くことができた。

― 今回のコレボレーションが実現したきっかけをお聞かせいただけますか？

Leola：JAY’EDさんは、学生の時から私にとっての青春でもあって楽曲も大好きでとても尊敬していました。運よく同じ事務所で活動させてもらっていたので、いつか一緒に楽曲を作ってみたいなと思っていました。
昨年は色々な方とコラボレーションさせていただき、その良さを改めて実感していたので、今年も積極的にやっていきたいと考えていたところ、昨年末にたまたまプライベートでJAY‘EDさんと食事会でご一緒させていただく機会があったんです。お酒も入っていたので、酔った勢いで「今だ！」と思って、募っていた思いをお伝えしました (笑)。「ぜひ、一緒に曲を作っていただけませんか？」と言ったら、JAY’EDさんが快く受けてくださったんです。でも、年始にもう一度ご連絡したらJAY’EDさんがあまり覚えてなくて･･･(笑)。

JAY’ED：あの時は飲みすぎちゃいましたね･･･（苦笑）

Leola：それでもやっぱり「一緒にやりたいです」と伝えたら「ぜひ！」と仰ってくださったので実現することができました。

― JAY’EDさんはLeolaさんのラブコールを受けていかがでしたか？

JAY’ED：あの時は本当に申し訳なかったです･･･。でも、僕も嬉しかったですし、最初に話をしてくれたときも「ぜひ、やろうよ！」と言っていたと思います。彼女と曲を制作したらきっと面白いものができるんじゃないか、自分だけではできないような曲ができる気がすると。そしてLeolaさんは、また違う自分を引き出してくれるアーティストじゃないかと思って、僕の方からもお願いしました。

― この時期にウェディングソングを配信しようと思ったのはなぜ？

Leola：以前からウェディングソングを作ってみたい気持ちがありました。でも、ちょっと勇気がいるジャンルで、なかなか挑戦できていなくて。そのうちに友達も結婚するようになってきて、私も結婚をリアルに感じられる年代にもなってきましたし、やっぱり自分のレパートリーの中に1曲ウェディングソングが欲しいなと思ったんです。あと、同世代の友達が結婚式に呼んでくれてもスケジュールが合わなくていけなかったりすることも多くて、その悔しい思いをすることもありました。そこで、ウェディングソングを作って送ることができたら少しでも報われるかなと。
JAY’EDさんと一緒にやらせてもらうことが決まったとき、直観でJAY’EDさんとラブソングを作りたいな、ウェディングソングを作ったら絶対にいいものができると思ったんです。昔からJAY’EDさんのラブソングが好きだったので、絶対いい変化をもたらしてくれていい曲が作れると確信して提案させていただきました。

― お二人で作詞作曲されたそうですが、どのようなディスカッションをされたのでしょうか？

JAY’ED：曲を作る前から、どんなことをやりたいかということをよく話し合っていたので、意見が相違するということはなかったですね。しいて言うならサビの部分は何回か作り直しました。

Leola：そうですね。サビの部分についてはお互いに何か引っかかっているところがあったので、納得するまでリトライしました。どちらかがOKでどちらかがNGというような意見が合わないということはなかったです。

― 結婚についての男性の気持ちと女性の気持ちを上手く合わせる作業は難しくなかったですか？

Leola：歌詞の世界観は、書き始める前によく話し合いました。「女性はこういうふうに言ってほしい人が多いんですよ」とか。ウェディングソングの中でもどこをテーマにするのかを考えたところ、“プロポーズ”にしようということになり、お互いのプロポーズに対する思いを話してから歌詞を決めていったので、大きなズレを感じることはなかったです。

― 確かに、この「ふたり」の歌詞は男性と女性の素直な気持ちがそのまま表れている感じがします。

JAY’ED：僕は最近ラブソングを書くことがあまりなかったんです。正直、書けなくなっていた部分もあって、今回コラボを誘ってもらったことで、もう一度ラブソングというものに向き合うきっかけになりました。以前、僕自身もウェディングソングを作ったことがあって、その当時は想像で作ったんですが、今の僕は結婚して家族もいる。でも、ちゃんとしたプロポーズをしていなかったんです。今回は、自分自身にとってももう一度そこに戻って向き合うチャンスをもらえました。最近はちょっと照れくさくてラブソングを書けかったので、トライしてみて本当に良かったと思っています。

― なるほど。JAY’EDさんご自身にとってもいいチャンスだったんですね。奥様も喜んでいらっしゃると思います(笑)。

JAY’ED：本当に良かったです。ありがとうございました。（Leolaに向かってペコリ）
Leola：良かったです(笑)。

― お二人は昔からよくご存じの仲だとは思いますが、今回一緒にお仕事をされて印象はいかがでしたか？

Leola：私は単純にJAY’EDさんがどういうふうに曲を作っていくんだろうということに興味があったので、そこを見ることができて嬉しかったし、改めてJAY’EDさんは凄いなと思いました。楽曲へ対応していく幅広さ、引き出しも多くて絶対に自分だけではできない曲を作ることができたと感じています。なおかつ、ちゃんと私のほうにも寄り添ってくれる･･･そういうところがJAY’EDさんの人柄だと思います。お互いを尊重しながらできたのでとてもやりやすかったです。もっと作りたいと思いました。

― もっと聴きたい！と思いました。

Leola＆JAY’ED：嬉しい！ありがとうございます！

― 期待してもいいですか？

Leola：ぜひ！どんな形でもいいので、またやりたいです。
JAY’ED：僕もカバーチャレンジで何度か参戦させてもらっているんですが、やっぱりLeolaさんは一緒に歌っていると気持ちいいアーティストなんです。だから二人で曲を作ったら色んなタイプの曲ができて面白そうですよね。
Leolaさんにはメロディーが決まってから歌詞を入れていく早さにビックリしました。もう出来たの？って。僕は一度持ち帰って作ろう･･･と思っていたのに(笑)。しっかり曲に入り込んでいるのでスピードが凄いなと。そこは意外でしたし、彼女に引っ張っていってもらった。気持ちよく彼女に乗っかって作ることができました。

― それでは苦労することなく自然に歌うことができたのですね？

Leola：曲を作り込んでいく中で二人のテンションは決まっていたと思います。
JAY’ED：そうですね。歌う前に色々イメージしている部分があったと思います。でも、実際に歌ったときどんなものが生まれるかは楽しみでした。

― タイトルの“ふたり”がひらがなで書かれているのも、ふわりとした感じがしてこの曲に雰囲気があっている気がします。

Leola：タイトルは悩みました。最後の最後に決まったんです。
JAY’ED：歌詞を見ながらどの言葉がいいかなと考えたんですが、英語のフレーズはちょっと違う気がして。二人で歌っているし、結婚は二人でするものだし、歌詞の中にもキーワードとして二人が入っているので、“ふたり”がいいかなと。でも、表記は色々悩みました。
JAY‘ED：アルファベットもあるし、漢字もあるし。
Leola：ジャケットも含めて色んなパターンを考えてみて、結局ひらがなに決めました。

― ところで、まだまだコロナ渦中でもあり厳しいご時世ですが、この2～3か月のステイホームの外出自粛中はいかがお過ごしでしたか？

Leola：最初の1か月くらいは人生の夏休みのような過ごし方をしていました。普段の休みのようにネット配信を見たり、たくさん寝たり、最近あまりしていなかった自炊をしてみたり。でも、そんな中で皆さんが色々発信している姿を見て、自分も何かしないと思うようになったんです。このままではファンの皆さんとの距離も離れていくし、自分と音楽との距離も離れてしまうと危機感を感じて、カバー曲をやり始めました。今までもステージではカバー曲を組み込むことはありましたが、SNSでどれだけ歌を届けられるのかわかりませんでしたが、とにかく発信し始めました。このステイホームの期間がなかったらできなかったかもしれないし、自分を見つめるいい時間になりました。結局は自分には歌しかないんだなと確信しました。あらためて自分にとっていいスタートになりました。

JAY‘ED：僕も前半はずっと家でゴロゴロしてました。今までは時間を決めてやっていたゲームを延々とやったり(笑)。でも、次第にどんどん廃人のようになっていくみたい感じがしてきて。
一時期は、音楽をやるにしてもスタジオに行けないし何もできないなと思っていたんですが、音楽制作チームのみんなが遠隔で制作を始めたんです。僕はスタジオで制作することが多くて、家で作業することはあまりなかったんです。さらに僕は機械音痴なほうなので（家では）無理だなと思っていたんですが、これを機に自分も対応できるようにならなくてはいけないと考え、友達に教えてもらいながら整備して家でできるように勉強していました。この期間にいいきっかけをもらうことができました。

― 自分を構築していくいい時間を過ごされたんですね。

JAY‘ED：最初は難しかったけど、途中からやっぱりやってみて良かったなと実感しました。時間を持て余している中で、小さな目標を持つことができました。まだコロナ渦が収まったわけではないので、今後どうなっていくのかまだわかりませんが、この期間に経験したことを継続して新しいことをどんどん吸収して増やしていきたいですね。

Leola：今までもやりたいこと、やってみたいことはあったんですが、本当に必要なものが絞れた。私は何でもチャレンジしたいタイプなんですが、結局、ギター弾いて歌うということが自分の中心なんだなということに気づけたので、今後も大事にしていきたいと思います。

― それでは、最後にこれからこの曲を聴かれる皆さんメッセージをお願いします。

Leola：コロナ禍で大変な時期ですが、こういうときだからこそ、本当に会いたい人、本当に思いを伝えないといけない人をあらためて思い浮かべながら、感じながら聴いてもらえたらいいなと思います。また、この期間中に結婚式をできなかったカップルに私たちからの贐（はなむけ）という形で届けられたらいいな。こんな時だからこそ、愛を歌って誰かと一緒にいることの大切さを感じていただけたら嬉しいです。

JAY‘ED：世の中が落ち着いて結婚式ができるようになったら、ぜひこの曲を使ってほしと思います。人生の中でも思い出になる場面に自分たちの曲が少しでも大事なピースになれたら嬉しいです。

【Leola（レオラ）】
女性シンガー。3月14日生まれ。A型。Leola（レオラ）は、ハワイ語でLeoは声、laは太陽。「太陽の歌声」が彼女の名前である。2019年8月7日2ndフルアルバム『Things change but not all』リリース。

【JAY‘ED （ジェイド）】
日本人の父とニュージーランド人の母の間に生まれ、10歳までニュージーランドで過ごす。
DOBERMAN INC擁するD-ST.ENT.にて大阪のクラブを中心に活動を始め、2008年メジャーデビュー。2009年にJUJU with JAY’ED「明日がくるなら」でブレイク。代表曲は「Everybody」「ずっと一緒」「最後の優しさ」ほか。数々のアーティストとのコラボも重ね、ジャパニーズR&Bシーンを牽引している。