4月6日に待望のデビューシングル「Live For You」をリリース!
龍雅-Ryoga- インタビュー 前編
龍の如く天を舞う猛々しさと、上品で優雅な情趣美を持ち合わせ、更には他のアーティストを凌いで上に立つ「凌駕する」という意味を込めたユニット名のもと、結成された5人組ユニットの“龍雅-Ryoga”。
男性アーティスト専門ネット番組「だんぜん!!LIVE」とMay.J、クリス・ハートといった実力派アーティストが所属するNEW WORLD PRODUCTION、そしてエイベックスがタッグを組んで開催された「DANZEN AUDITION 2015」から選ばれた5人は、それぞれのフィールドで活躍してきたエンターティナーたちだ。
――4月6日リリース「Live For You」でいよいよメジャーデビューとなりますが、いまの心境を聞かせてください。
清水啓太:いまちょうどリリースイベントを各地でやらせていただいているのですが、1月にスタートしたときよりも勢いを感じています。会場との一体感が増していることを実感しているので、このままの勢いで4月6日を迎えたい気持ちです。
岸本勇太:4月6日まで1ヶ月を切っているのですが、正直なところあまり実感がないですね。デビューするということはもちろんすごいことなのですが、そこに向けてやってきたというよりはもっと先を見据えてリリースイベントやライブをやってきたところがあります。もちろん大事な日ですが、もっと先にある今後の龍雅を見ていただければと思います。
後藤慶太郎:「Live For You」は僕たちにとって記念すべき最初のシングルですので、とにかく多くの方に手に取っていただき、龍雅はこんなグループなのだと知っていただきたいですね。気に入っていただけると嬉しいですし、ライブに足を運んでいただくきっかけになればいいなと思います。
井出卓也:グループ結成当時から目標を高く設定していました。インディーズを重ねてメジャーデビューを目標にするというより、すぐに「東京ドーム!」という勢いでした。デビューしたからといってもその気持ちは変わらずに「やっとここから始まるぜ!」という気持ちが強いと思います。いまは緊張するよりも「ようやく俺たちがスタート切れるぜ!」とドームに向けてさらに勢いが増しています。
三谷怜央:止まってしまったら終わるグループだと思うので、立ち止まらずにどんどん突き進みながら進化し続けて、龍雅らしさを固めて行けたらなと思います。その一発目が4月6日になりますが、メンバー全員が本当に気持ちが入っていますし、そういった熱量を僕らだけでなく、ファンの皆さんも一緒になって作っていけたらなと思います。龍雅という大きな船の出航として、4月6日を迎えられたらなと思います。
――昨年の今頃はまだ「DANZEN audition」もスタートしていなかったのですが、ここまで正直なところ長かったですか? それとも早かったですか?
井出:長くもあり、早かったという感じもあります。
三谷:そういう意味では充実していたのかも知れないですね。ぼんやり過ごしてはいなかったし、我を忘れるくらいに詰め込んでやっていたわけでもなく、いいバランスで充実していたと思います。
――デビューシングル曲「Live For You」を初めて聴いたときの印象を聞かせてください。
清水:すごく真っ直ぐな歌詞だったので、パフォーマーとしてそれをどう表現するのか楽しみでした。同時にちゃんと表現できるかなと少し不安も感じました。
岸本:サビから入る曲で、ストレートな歌詞だなと率直に思いました。また、誰が聴いても意味が分かる内容だったので、それを自分の声でどう表現するか、と考えました。でも、絶対に出来る自信はありましたし、僕が思う“新たな旅”を表現できたと思います。
後藤:ストレートに捉えられる楽曲は、僕がやっているKRUMPとマッチしているなと思いました。KRUMPは気持ちを乗せて踊るダンスなので、フィーリングが合うという印象を受けました。
井出:最初の印象は、英語が多いな、と(笑)。他人が書いたRapを歌うのは初めてだったので、きちんと消化できるかなと思ったのが第一印象でしたね。ま、出来ちゃいましたけどね(笑)。
三谷:一発目の大切な曲なので、メンバーそれぞれの経験の有無は関係なく、MAXで出し切らなければならないのですが、まだ形が十分に出来上がっていない分、粗が見える部分や、僕たち自身もフラストレーションが溜まっている部分もあります。デビュー曲は次につながるものになればと思っていて、「これが龍雅の全てではない」と思わせるものが一発目には相応しいのではないかと考えているので、そういう意味でもこの曲はいいなと思いましたね。
――龍雅としてはEDM調の「Glory Days」を先に発表しており、「Live For You」は全く異なるロック調のサウンドでしたが、予想されていましたか?
三谷:グループ結成当初からサウンドの方向性は決まっていたので、驚きはなかったです。
井出:どちらかというと、僕たちは「Glory Days」の方が意外でした。
――「Glory Days」と「Live For You」では表現も異なると思うのですが、その違いはどう感じていますか? また、「僕」「俺」という一人称も違いますよね。
後藤:全然違いますね。歌詞はもちろん、お話の通りに曲のテイストも違うので、どう思いながら踊るのか違ってきますね。「Glory Days」はEDM調でロック感はないですし、「Live For You」「Break the Chain」みたいにゴリゴリではないですし…。
三谷:「Glory Days」は比較的幅広い世代に聴いてもらいやすい曲ですね。親や祖父、祖母の世代でも受け入れてもらえる音になっているので、「Live For You」や「Break the Chain」とは全く別物ですね。より繊細な感じで、やわらかいイメージの曲ですね。
岸本:これまでレコーディング経験のない僕にとって、「Glory Days」は初めての試みで学ぶ部分がすごく多かったです。「Live For You」と「Glory Days」はそれぞれの良さがあり、どちらがいいということもなく、「Glory Days」は怜央さんが言ったようにパフォーマンスは繊細で、歌も聴きやすいので、いろんな人に聴いていただきたい曲です。もちろん「Live For You」もいろんな人に聴いていただきたい曲ですが、より龍雅らしさを全面的に出している楽曲だと思います。歌っている上ではパフォーマーも同じだと思うのですが、全く別物と考えて表現しています。ただ、表現している人は同じなので、僕たちを通してそれぞれの楽曲の世界が伝わるようにしています。
井出:「Glory Days」の歌詞は俺たちの現在の気持ちに近いというか、龍雅が今後なっていきたい形を表していると思います。5人で“Glory Days”を迎えられるようになりたいという意味ですね。そして一人称の違いですが、今は“僕ら”ですけど、これが30代くらいになると“俺ら”に変わっていくのかな、というイメージですね。「Live For You」は歌詞に俺たちの気持ちはないけど、サウンドは5人のサウンドだと思います。それぞれの楽曲に龍雅があると思います。
――「Glory Days」で井出さんが書かれたRap詞は、“雅”と“龍”を表現されていますね。
井出:はい、そうです。最初に5つの龍を出したい気持ちがありました。ただ俺の中で龍雅のメンバーのイメージは日本の龍ではないんですよ。西洋の神話や伝説に出てくるドラゴンというイメージで、それをどうしても最初の曲に入れたいなと思って、それぞれにイメージする龍を書いてみたんです。そしてこれからいろんなことがあるだろうけど、自分たちが輝いていけるように、それがいつの日かGlory Daysになれるように、という気持ちを書きました。最初はメンバーたちも俺がどういうRapを書くのかはわからなかったと思います。書き上がったときにメンバーにはまず字体で見せたのですが、割と俺らしい詞だなと自分で思います。「Live For You」は全部いただいた歌詞で、その世界観があります。自分が書くRapはどちらかというとフューチャリング的な気持ちがあるというか、歌詞のテーマと合ってないことを書くつもりはないけど、誰が見ても“ここは俺が書いたよね”と分かるような形にしたい。それがしっかりと出せたので、よかったと思います。
――では、「Glory Days」は龍雅の名刺的な曲と捉えてよいのでしょうか?
井出:それがですね、今回のCDには収録されていないのですが、「Enter the Dragon」という曲が最近出来上がりまして。ロック色も強くて、サビのところで岸本が歌う“Five Dragons”というフレーズがある曲で、名刺にするならそちらの方かもしれないですね。ただ、「Glory Days」はライブの最後に歌って、龍雅としてのメッセージがちゃんと伝わる感じの曲だと思います。
――みなさんがそれぞれ持っている「龍」な部分、「雅」な部分をお聞きしたいです。
清水:僕は“負けたくない”という気持ちを強く持っていて、負けず嫌いなところが「龍」ですかね。人から教わったことは全部吸収し、よく解釈した上でそれが自分にとって必要であるか否かを判断して、オリジナルを加えながら自分のものにしていくところが「雅」かな。ちょっと難しい質問ですが、与えてもらったことにプラスしてオリジナルに変えている部分が僕の思う「雅」です。
岸本:行動面での「龍」は、一度決めたら曲げないタイプです。例えば朝起きてその日にしようと決めたことは絶対にします。料理も「今日はこれを作ろう」と思ったらどんなに夜遅くなっても作ります。とにかく曲げないですし、悪く言うと少し頑固さもあって、こだわりが強いです。「雅」な部分は毎日やっているフェイスパックですかね。ファンの方から変わったマスクをいただくこともあるのですが、自分ではネットで爆買いしています(笑)。
後藤:自分がやってきたダンスで「龍」の部分も「雅」の部分も持っているのかなと思います。力強さを表現するKRUMPしかやってこなかった自分がいま龍雅で違うダンスをしているのは繊細さが表れていると思いますし、KRUMPでも繊細さを求めているところもあります。僕の性格が負けず嫌いというのもあるし、いままで生きてきた人生は自分で誇れるものだし、ここまで登ってきたという意識もあるので、その気持ちは「龍」だと思います。しかし、こう見えて意外と繊細な心は「雅」なところだと思います。
井出:リリースイベントをやっているときに後藤が「すごく男らしい」と言ってくれたんです。どう見ても後藤の方が男らしいと思うのですが、その後藤が言うところに自分の「龍」があるのかなと。で、どういうところなんだろう?
後藤:見た目とか色気があるとかではなく、自分の意見を持っていて、それをしっかりと伝えることができる人です。根本がしっかりしているという意味で“男らしい”と思ったので、そう言ったのですが、そういうところが「龍」として秘めている部分なのかなと。
井出:たぶん、俺の「龍」はそこです(笑)。そして、自分が持っている“雅さ”は、「品がある」と言われて育ってきているので、きっとそういうところが滲み出てしまっているんでしょうね。悔しいですけど、以上です(笑)。
全員:(笑)
三谷:このグループ大変だな~(笑)。
後藤:自意識過剰が多い(笑)。
三谷:僕はよくメンバーに「動じない」と言われます。あまり焦ることもないですし、やはりしっかり見極めたい、というのもあります。やはり、動いているときに何が怖いかというと止まることだと思います。でも、そういうときに止まって考えるときがあったら、自分はそれを大事にしています。その場の気持ちだけで動こうとは思わないですし、後先考えずに動くことはないですね。そして、「雅」なところは、街を歩いていて「募金に協力してください」と言われたら募金をして、ゴミが落ちていたら拾って…。
井出:そういうこと? 見たことないけどね(笑)。
三谷:コロコロと転がってきたものは大体拾うようにしています。ま、O型なので小っちゃいことは気にしないんですけど、すごく気になることがあると追いかけるというか、そんなところが募金活動に出ているんですかね。気にしてしまうと、「あのときになぜ入れなかったんだろう?」と思ってしまうので、そういうことを無くしたいんですよね。そこは一番初めに思った通りに行動しちゃいます。
井出:ちょっと良かったね、募金の話。
三谷:これは気持ちやから、しょうがないねん。
――自分はいま優雅な時間を過ごしているな、と思うのはどんなときですか?
後藤:昼ビール! 先日はイベントが終わった後に井出と清水とカフェでまったり過ごしました。あとは映画を観ている時間かな。
清水:朝はいつもバタバタしているのですが、時間に余裕を持って起きて準備できたときの「あと30分、テレビ観ようかな」という時です。
全員:(笑)
清水:分かりません? 「ヨッシャー!家出るまでゆっくりしよう」って。
井出:お前、本当にウザいくらいにかわいいな!(笑)
清水:ウザいって言わないでください(笑)。でも、分かりません? 僕はそんなときに「優雅かも~」と思います。
岸本:僕は実際にいつもやっていることですが、バスタブにアロマオイルを垂らして、電気を消して…。
全員:来た来た来た!
後藤:お前、気持ち悪いよ~(笑)。
井出:いいじゃん、いいじゃん。とりあえず最後まで聞こうよ!
岸本:そして、アロマキャンドルを灯して、「あぁ今日も一日終わったなぁ」とゆっくりバスタブに浸かっている時ですね。
全員:女子力高いね~。
岸本:入浴後はバスルームの扉を開けて蒸気を逃がすと、部屋中にいい香りが広がっていいんですよ。僕はそんなふうに過ごしているので、ストレスを感じることはあまりありません。
井出:僕はワインを開けて、フルーツとかを食べながらKAT-TUNのライブDVDを観る!自分の好きなアーティストのDVDを観ながら自己投影をして、「あれ?俺いまドームにいるかな?」って。
後藤:それ、酔っぱらっているだけじゃん!(笑)
三谷:それから急に現実に戻るんでしょ?(笑)
井出:そう。「あれ? 部屋狭いな」と現実に戻る(笑)。
三谷:僕の優雅な時間は、メンバーと一緒にいるときですかね。
全員:おおっ!!
三谷:スタートしたばかりですが、いまもこうしてインタビューを受けることでメンバーと一緒に話をして、お互いに知ることもあるので、こういう機会にすごく感謝しています。それと、ライブですね。表現者である以上、ステージの上では嘘はつけないし、本当の自分でいられる場所はステージの上だと思っています。もちろん演出や自分のイメージするものはありますが、ライブをしたいという夢を叶えたくてこの世界に入ってきたので、その気持ちはずっと持ち続けていますし、ライブのときは一番「あぁ、自分はやっているな」と感じます。
――今後、龍雅をどんなグループにしていきたいですか?
三谷:それはもう、愛されるグループですね。ダンス&ボーカルグループが好きな方って、結構幅広くて、必ず僕ら以外にも好きなアーティストがいると思うんです。僕らも好きなアーティストがたくさんいるので、みなさんもそうだと思います。その中で一番親密に、その人にとって近い距離で元気付ける存在になりたいです。音楽だけではなく、僕らの面白い部分や笑いも音楽と一緒に提供できていければいいなと思うので、そういう部分でも愛されるようなグループ、皆さんにとって一番近くにいるグループでありたいです。
井出:あとは大げさな話、観ている人にとって生きていく上での支えになるようなグループになりたいです。
――現在の龍雅は2人のボーカル、3人のパフォーマーという形ですが、ボーカルとパフォーマーの役割を変えていくことも今後の視野に入れていますか?
全員:はい、そうですね。
三谷:それは龍雅が発展していく中で必ず必要になってくると思います。これからの龍雅に注目してください!
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龍雅オフィシャルブログ
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龍雅 -Ryoga-
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02 Glory Days
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04 Glory Days (Instrumental)
Disc 2
01 Live For You (Music Video)
02 Live For You (Music Video Making Movie)
[CDシングル] AVCD-83446 ¥1,296(税込)
Disc 1
01 Live For You
02 Glory Days
03 Break The Chain
04 Live For You (Instrumental)
05 Glory Days (Instrumental)
06 Break The Chain (Instrumental)
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